妊娠を隠して働く夜勤
夫とは同じ職場で働いており、当時は私の上司でした。私が妊娠して産休に入る前のことです。まだ職場には妊娠を報告しておらず、事情を知っているのは夫だけでした。周囲に知られないように過ごす日々の中で、夫は私以上に気をもんでいたのだと思います。
その日は冬の夜勤でした。外は冷え込み、帰宅は深夜になる予定。そんな状況もあり、夫は何度も「早く帰れ」と言ってきました。
廊下であふれた涙
体を気づかってくれていることはわかっていましたが、私はまだ仕事が残っていましたし、1人で帰るのも心細く感じていました。本音では、一緒に帰りたかったのです。妊娠中で気持ちが不安定だったこともあり、感情が抑えきれず、職場の廊下で大泣きしてしまいました。
同僚の1人が「何事?」という表情でこちらを見ていましたが、事情を説明することもためらわれ、ただ心配をかけてしまいました。
休んで初めて気付いたこと
私の涙を見た夫は、さらに不機嫌に。帰宅後にも注意され、もやもやした気持ちは残りました。自宅で体を休めると、少しずつ気持ちが落ち着き、ようやく冷静に話すことができました。夫なりに私の体を守ろうとしていたのだと、そのとき初めて理解できました。
まとめ
妊娠中は、自分が思う以上に心も体も揺らぎやすいものだと思います。あのとき無理をせず、時短勤務や休暇をもっと早く使っていればよかったと思っています。頑張りすぎることよりも、まずは自分と赤ちゃんを守る選択肢を、もっと早くから自分に許してあげてもよかったと感じた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:三井はな子/30代女性・アルバイト
イラスト:ふるみ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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