夫の言葉を信じ、母の日ギフトをネット注文
3人目を出産後、体調が優れず起き上がることもままならなかった私。スマホの画面を見るだけで激しい吐き気に襲われる状態でした。そんな中、『母の日』が数日後に迫っていることに気づき、夫に「代わりにカーネーションを買ってきてくれない?」と頼みましたが、返ってきたのは無情な言葉でした。
「仕事で店が開いてる時間に帰れないよ。ネットで注文すればいいじゃん!」
どれほど体が辛いか訴えても、夫は「スマホでポチるだけだろ」と取り合ってくれません。私は泣く泣くスマホを手に取り、数分見ては目を閉じ、込み上げる吐き気を飲み込む……という作業を何度も繰り返しました。
ようやく見つけた、義母が好きなピンクのカーネーションの鉢植え。しかし、配達日はどうしても母の日当日に間に合わず、翌日になってしまったのです。
「ごめん、注文したけど母の日に間に合わなくて、1日遅れちゃうみたい……」
私がそう報告すると、夫は相変わらず人ごとのように言いました。
「贈らないよりはマシでしょ。産後で大変なんだし、先に一言伝えておけば、さすがにわかってくれるって!」
その言葉を信じ、私は義母へ「配送の関係で1日遅れます、すみません」とLINEを送りました。しかし、既読はつくものの返信はなし。一抹の不安を覚えつつも、私は産後の限界を超えた疲労で、そのまま泥のように眠りについてしまいました。
義父母から怒りの連絡が…!?
その後も義母からの返信はなかったのですが、お花の配達日に義母から着信がありました。お礼の連絡かと思いきや、スマホから聞こえてきたのは、義母の冷徹な声でした。
「当日に届かないなんて信じられない。ショックでした」
「ネットで頼めるんだから、もっと早く探せばよかったんじゃないの?」
さらに、電話を代わった義父からも追い打ちをかけられます。
「母さんは当日をずっと楽しみにしていたんだぞ」
「産後だろうと、お祝いを後回しにするのはあまりに失礼だ」
吐き気に耐えながら必死に手配した背景を知らないとしても、あまりにも冷たい言葉に悲しくなってしまった私。体調が優れないことを説明したものの、「お祝いは当日が当たり前」という義父母の価値観の前では、「ただの言い訳」と捉えられてしまったのです。
結局、フラフラの体で、何十分ものお説教を電話越しに聞き続けることになりました。
夫の猛省と、それからの変化
電話を切ったあと、私は夫と話し合いました。「大丈夫だと言ったあなたの言葉を信じた結果、ボロボロの体で何十分も説教をされた。ネット注文だって、吐き気と戦いながら必死にやったのに……」と、涙ながらに訴えました。
夫は初めて事の重大さに気づいたようで、自分の無責任な発言を猛省。「そんなにつらい思いをさせてごめん。俺も仕事が忙しいことを言い訳に、君に押し付けすぎていた」と謝ってくれました。
それからは、お祝い事があるときは夫も主体的に協力してくれるようになりました。今では、誕生日や母の日などの行事はすべて夫婦共有のカレンダーに書き込み、「1カ月前には予約を完了させる」ことをルールにしています。
どんなに仲が良くても、大切にしている価値観は家庭ごとに違います。相手が何を重視しているかを把握し、早めに対策を練ること。そして何より、夫婦で協力して乗り越えることが、平穏な義実家付き合いの秘訣だと痛感した出来事でした。
著者: 伊藤雪 /40代女性。2010年生まれの息子、2013年生まれの息子、2017年生まれの息子、夫の5人暮らし。現在はスポーツ用品店でパート勤務。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
※AI生成画像を使用しています