趣味を再開した穏やかな時間
私が50代になったばかりのころ、子どもは13歳の中学生でした。子育ても少し落ち着き、ようやく自分のために使える時間ができてきました。
そこで私は、昔から好きだった手芸を再開しました。空いた時間にコツコツと作品を作るのが楽しく、気分転換にもなっていました。忙しい毎日の中でも、その時間は自分らしくいられる大切なひとときだったと思います。
知人のひと言に胸が重くなった日
ある日、知人と久しぶりに会い、何げなく趣味の話になりました。私は特別なつもりもなく、手芸を続けていることを話したのです。
すると相手は少し驚いたような顔をして、「まだそんなことやってるの?」と笑いながら言いました。冗談のつもりだったのかもしれませんが、その瞬間、胸の奥がズシンと重くなりました。
年齢を重ねると、好きなことを続けるのはおかしいと思われるのだろうか。そんな思いがよぎり、その場では何も言えませんでした。
子どもの言葉に救われた
帰宅してからも、そのひと言が頭から離れませんでした。自分では前向きに楽しんでいたつもりだっただけに、否定されたように感じてしまい、悲しい気持ちになりました。
けれど後日、完成した作品を子どもに見せたとき、「すごいね。続けてるのがかっこいい」と言ってもらえたのです。その言葉に、私はふっと気持ちが軽くなりました。自分の楽しみは、他人の評価で決めるものではないのだと気付かされたからです。あの衝撃的なひと言は、結果として私に大切な視点を与えてくれた出来事になりました。
年齢や周囲の価値観に、必要以上に縛られなくてもいい。私はこの体験を通して、そう思えるようになりました。
まとめ
何げないひと言でも、人の心を大きく揺さぶることがあります。だからこそ、自分が誰かに言葉を向けるときも気を付けたいと感じています。そして、自分が心から楽しいと思えることは、他人の基準ではなく、自分自身が決めていいのだと、今は素直に思えます。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤美代子/50代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!
シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!