「手伝ってほしいなら俺より稼いでから言え」家事も育児もノータッチの横暴夫→なるほど…頭にきた私は

夫は、家事を一切しません。出世して部長になってからは、私に対して上から目線で文句ばかり。私は今、在宅でパートをしています。正社員として働いていたころは、夫よりもお給料が多かったのですが、立場が逆転してからは、徐々に横暴な態度を取られるようになり……。
夫は、6歳の娘の育児に対しても非協力的。それだけならまだしも、最近は娘に対しても冷たい態度を取るようになりました。娘が似顔絵を描いてくれたのに、「うるさいなぁ」と吐き捨て、見向きもしません。
近ごろの私は、離婚のことで頭がいっぱいです。しかし、今すぐに別れるわけにはいきません。実家は遠いし、娘を転園させるのはかわいそう。娘が小学生になったら正社員に戻ってほしいと、パート先の社員さんに言われているので、それまでは何とか耐えようと思っています。
隠し事を隠しておけないお粗末な夫
夫は、娘の誕生日のお祝いもしないし、幼稚園のイベントにも来ません。娘が「パパ絶対来てね!」と言っていた運動会のことも、忘れて接待ゴルフだと言って、出かけてしまいました。「2週続けてゴルフなんて……」私が文句を言うと、「うるさいなぁ! 誰のおかげで、メシが食えていると思っているんだ」と怒鳴られました。
部長に昇進してからというもの、出張が急激に増えた夫。絶対に不倫している……私はそう確信しています。夫が不倫していると思う根拠は他にもたくさん。夫は片付けが苦手で、書斎は床が見えないほどに散らかっています。
会社の書類や郵便物、レシートや領収書、ハイブランドの紙袋などでいっぱいなのです。ブランド品なんて、私は結婚指輪をもらって以来、贈ってもらったことがありません。一体何を買い、誰にあげているのでしょう。
不倫しているのはバレバレなのに、本人はバレていないと思っているのか、バレてもいいと思っているのか……。
隠し事を隠しておけないなんて、本当にお粗末な人です。それなのに、「俺に何かやってほしいなら、俺より稼いでから言え!」「誕生日を忘れるなとか、育児を手伝えとか、うるさいんだよ!」と偉そうなことを言ってきます。
私はもう我慢の限界でした。娘が小学生になるのを待っていては心がもたないと思い、すぐにでも離婚できるよう、正社員になるための準備と離婚するための情報収集を始めたのです。
不倫の証拠を掴むため夫の書斎を調べると
まずは不倫の証拠を掴むため、私は夫の書斎を調べることに。床に散らばっていたレシートや領収書を1枚1枚チェックしました。女性へのプレゼントであろうレシートや、デートの食事代であろうレストランの領収書など、疑わしいものばかり……。しかし私は、不倫以上に衝撃的な事実に気付いてしまったのです。
レストランの領収書の宛名が、夫の会社名で発行されている。但し書きには『取引先接待費として』と書かれていました。それだけなら本当に接待かもしれませんが、すぐそばに、同じ日付の映画のチケットの半券が2枚、無造作に落ちているのを見つけたのです。取引先と会食した後に、ラブストーリーの映画をペアシートで観るでしょうか。
『もしかして……夫は不倫のデート代を会社の経費で落としているのでは……?』そう思わざるを得ない、出張で泊まっているはずのホテルの領収書と、同日のレジャー施設のチケットなど、私的なレシートと同日の会社名義の領収書が他にもたくさん出てきたのです。
私は夫の書斎で見つけた経費を私的流用している証拠を、夫の会社に報告。書斎に散らばっていた同日のレシートや領収書を、セットでコピーしてまとめて送付したのです。
それから2週間後、会社が調査を進めたのでしょう。夫はものすごい勢いでドアを開け、怒鳴りながら家に帰ってきました。「お前のせいだ!」と叫ぶ夫。会社から取り調べを受けているとのことでした。
夫は「大黒柱の俺が無職になれば、お前だって大変なことになる」と私を脅してきましたが、もう離婚を決心している私はまったく動じませんでした。夫の支配から解放されるのですから、むしろプラスでしかありません。
夫の不正に気付いたあとすぐに、独身時代の貯金から費用を捻出し、調査会社に夫の素行調査を依頼した私。すると、夫は同時に複数の女性と関係を持っていたと判明しました。毎週末のゴルフも急激に増えた出張も、すべて嘘。不倫相手の女性たちとの旅行を出張、食事を接待として会社の経費で落としていたのです。
これらの証拠とともに離婚届を突きつけ、私は夫に離婚を宣言。夫は「待て待て」と抵抗してきましたが、すぐに夫が納得しないことは想定済み。すでに弁護士にも相談していたため、その旨を伝えてまとめておいた荷物を持って私は娘と実家へ戻りました。
家族も会社も裏切った夫の末路
私は今、パートで働いていますが、娘の小学校入学を待たなくても、養育費をもらえれば私の稼ぎだけでも何とかやっていけます。それに、夫の不貞行為は確定しています。慰謝料も受け取れる見通しが立ったので、すぐに生活に困ることはありません。
その後、弁護士を通して話し合い、離婚が成立。夫へは養育費と慰謝料を、不倫相手の女性たちへも慰謝料を請求できることになりました。
夫は慰謝料を支払うために借金まで抱えることに。複数いた不倫相手の女性たちからもきっぱり縁を切られてしまい、ひとりさみしく苦しい生活を送っているようです。会社の経費を不正利用していた疑いについては、離婚の際にはまだはっきりしていなかったため、会社での処遇がどうなったのかは知りません。どんな結果になっていたとしても、しっかり罰を受けて、反省してほしいと思います。
私と娘はしばらくの間、実家に身を寄せていましたが、今は実家を出て2人暮らしをしています。娘は小学生になって新しいお友だちとスクールライフを楽しんでいます。まとまった額の慰謝料を受け取れたことで、有料の学童保育に娘を預けることができたため、私はパート先で正社員になり、今はフルタイムで働いています。
◇ ◇ ◇
経済的な優位性を笠に着た横暴な態度の裏で、多くの人を傷つけ、家庭でも会社でも自分本位だった夫。すべてが明るみになり、家族も仕事も失ってしまいましたが、当然の結果なのではないでしょうか。大黒柱だとしても、高い地位にあっても、関わる人への敬意を欠けば、いずれ立場も関係も崩れてしまうのですね。どんなときでも誠実でありたいものです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
続いては、先ほどの不倫夫とは打って変わり、外では「完璧なイクメン」を演じながら、家庭では妻にすべてを押しつける傲慢な夫のエピソードです。「俺のほうが稼いでいるんだから、お前がやるのは当然」と無神経な言葉を放つ夫。
限界を迎えた妻が突きつけた、あるひと言から始まる夫への反撃。その後、夫に待ち受けていた厳しい現実とは!?
夫「年収350万のお前が家事やるのは当然」私「じゃあ退職するね」→傲慢夫が泣きついてきたワケ…

共働きなのに、家事も育児もすべて私任せのワンオペな毎日。そんな私に夫が放ったのは「年収350万のお前がやるのは当然」という無神経な言葉。ブチンと何かが切れた私は、そっと告げます。「……じゃあ、仕事辞めるね」。これが、傲慢な夫への静かな逆襲の始まりになるとも知らずに、夫は鼻で笑っていたのですが……。
「今週も急だけど出張に行ってくるわ! 金曜の夜から日曜の夜までだから!」
共働きの夫からのメッセージは、いつも唐突です。私はフルタイムで働きながら、家事と育児のすべてを1人で担う、いわゆる「ワンオペ育児」の毎日。その日も、仕事と保育園のお迎えで疲れ果て、ようやく一息ついたところだったのに……。
心をすり減らしていく妻
「え!? また? 今週末は、子どもの面倒を見てくれるって話だったよね!? 私、久しぶりに友だちとごはんに行く約束してるのに……」
思わず、強い口調で返信してしまいました。この約束のために、どれだけ仕事を調整し、楽しみにしていたことか。しかし、夫からの返信はあまりにも無神経なものでした。
「あれ? そうだっけ? まぁでも仕事だから仕方ないよなぁ~、友だちとのごはんはまた今度ってことで!」
これで約束の延期は3回目。さすがに友人にも申し訳なく思います。そう訴える私に、夫は信じられない言葉を返してきました。
「え、そんなことで怒るぐらいの友だちは友だちじゃないって! いっそ縁切っちゃえば?」
カチンときた私は、「あなたが約束を守ってくれればいいだけでしょ!」と返したのですが、夫は鼻で笑うかのようなメッセージを続けます。
「そう言われても、俺って会社じゃ期待の営業エースだし! その分、お前よりも稼いでるんだからさぁ~。ここはお前が我慢するしかないって」
「我慢」という言葉に、全身の力が抜けていくような感覚に陥りました。私もフルタイムで働いているのに。子どもの送り迎え、食事の準備、洗濯、掃除……すべて私が1人でやっているのに。もう限界だと伝えても、「でも、子どもがいる母親はみんなそんなもんでしょ?」と夫にはまったく響きません。
「子どもがいる父親なら、協力的だと思うけど?」と返すと、「そ、それは大した稼ぎもなくて暇な父親だけだろ! 俺は一般的な会社員よりも稼いでるんだ!」と夫。
そもそも出産前に、家事育児は折半すると話していたのに……。そのことを持ち出すと、夫は決定的なひと言を放ったのです。
「俺の年収750万、お前350万。どっちが優先されるかって言ったら、俺じゃね?」
全身の血が逆流するような怒りを感じました。自由に働ける環境で稼いだ金額を盾に、家事も育児もすべて私に押し付けておいて、なんて言い草なのでしょう。
「とにかく俺は今週末は出張だから! 家のことと子どものことはお前に頼んだからな」
そう一方的に言い残して、それ以降返信をしてこなかった夫。私はただ、スマホを握りしめることしかできませんでした。
「愛妻家のイクメン」の仮面をかぶる夫
夫が出張に行った週末のこと。私の大学時代の後輩から突然メッセージが届きました。卒業以来の連絡に驚いていると、さらに衝撃の事実を知らされます。なんと彼女は今月、私の夫と同じ会社に転職してきたというのです。
「デスクトップが先輩とお子さんの写真で! そこで気づいたんです!」
会社のPCのデスクトップが家族写真? あの夫が……? にわかには信じられませんでした。
「家族愛に溢れてて素敵ですよね! 旦那さん、社内じゃかなりの愛妻家として有名らしいですよ♡」「『仕事が忙しすぎるせいで、嫁に負担をかけてて申し訳ない』って。今回の出張も『愛する嫁と子どもと離れるのがつらすぎる』って、ものすごく会社で嘆いてました」
感情に任せて、真実を後輩に告げた私。彼女はとても驚いていましたが、ワンオペで疲れ切っている私の体を心配し、すぐに家まで手伝いに来てくれました。そして、彼女の口から語られる会社での夫の姿は、私の予想をはるかに超えていました。
「旦那さん、『俺は積極的に家事育児をやってるんだ』って……残業しても、帰ってきてから洗濯回して作り置きおかず作ってるって、休日はお子さんのお世話を全部やってるって……」
全部、嘘です……。夫は家のことは一切やらず、子どもが熱を出しても私に任せっきり。それどころか「俺のほうが稼いでるんだから」と、すべてを私に押しつけているというのに。
会社で完璧な「イクメン」を演じていた夫。そのあまりの虚像に、驚きよりも、どうしようもない怒りがこみ上げてきました。
夫が出張から帰ってくる日。私は夫にメールを送り、週末、後輩が家に来てくれたことを伝えました。
「彼女からすっごくおもしろい話を聞いちゃった。あなたったら、会社でかなりイクメンアピールしてるらしいわね」
私がそう切り出すと、彼は一瞬間をおいた後、逆ギレ気味に返信してきたのです。
「だから何だっていうんだよ! その分、俺は仕事を頑張って、家族のために稼いでくる! それでいいだろうが!!」
「私だって家族のために働いてるんですけど?」と返すと、「しょぼい稼ぎのくせになに言ってるんだよ? 俺と違って、大したことない会社勤めだし……」と返してきたかと思えば、次々とメッセージを送ってきた夫。
「年収350万のお前に全部任せるのは当然だろ!」
「俺は本当はもっと仕事に集中すれば昇進できるんだぜ?」
「お前は『働かせてもらってる』って立場を忘れるなよ」
もう、我慢の限界でした。その後も、夫は、私がわがままを言って仕事を続けているとまで送ってきたのです。
「じゃあ……仕事辞めるね」
私はそっとひと言返しました。すると夫は……。
「え!? 」
突然の私の言葉に驚いている様子。けれどもすぐに、「あぁ、そうしろよ。その方が俺も仕事に集中できるし、お前にとってもいいことだろ?」と。自分の思い通りになったと、勝ち誇っているのでしょう。
「うん、そうだね。あなたにとっても都合がいいでしょ?」「私が仕事を辞めることで、家計は多少、減るけど……その分、あなたがすぐ挽回してくれるよね! だって私よりも稼ぎがある優秀な旦那さまだもんね。安心して。私は勢いでこんなこと言わないから。ちゃんと考えて、覚悟を持って決めたから」
すると夫は「…………じゃあまさか、本気で辞めるつもりなのか?」と聞いてきました。私は晴れやかな気持ちで返します。
「うん、本気だよ。その代わり、私は家のことも子どものことも全部やる。だからあなたは、仕事に集中してね。それじゃ早速、退職届出してくるね」
もともと、今の職場の福利厚生に不満を持っていた私は、ひそかに転職の準備を進めていたのです。次の仕事まで少し時間が空くので、ちょうど夫との歪んだ関係をリセットするための好機でもあったのです。子どもたちとの時間も十分に取れるし、新しい職場についてもしっかり準備できる――私にとってはいいこと尽くめの、最善の一手なのでした。
夫を待ち受けていた厳しい現実
退職して数日後。私は帰宅した夫の前にいくつかの書類を並べました。
「水道代なんかの光熱費、今まで私の口座から引き落とされていたから、あなたの口座に変えないといけないよね? ここに口座振替の変更届、全部そろえておいたから。ちゃんとサインして、今週中に出しておいてね」
「なっ……ぜ、全部か!?」と驚く夫に、「当たり前でしょ? これからはあなた1人で家計を支えるんだから」とため息交じりに返した私。
今まで、食費も生活費も保険も、ほとんど私の負担でした。私のほうが年収は低いのに、夫は家のローン以外は出してくれなかったのです。
「い、いや、俺だって家族旅行費用出してたし! ローンだって月15万もあるんだぞ!? いきなり全部俺って言われても、無理だって!」と喚く夫。
「いやいや、無収入の専業主婦に任せるほうが無理だって……」「私が文句を言わず、仕事に集中すれば、すぐに出世して稼ぎも増えるんでしょ? もちろん節約は頑張るし、家のことも子どものことも私がやるから安心してお仕事に励んでね」
半笑いで返した私に、夫は身を乗り出して、「ま……待ってくれ!」と言ってきました。
「あの、実は今月、すでにもう結構カード切ってて……。後輩におごったり、新しいゴルフクラブ買ったりして、ボーナス払いにしてた分もあって……。せめて今月だけはお前が生活費を……」と言った夫に、「ごめんね、それは無理かな」と食い気味に答えた私。
「厳しいなら、今月末のあなたの実家への帰省もやめておく? 親子3人分の新幹線代って地味に高いし……」と言うと、今度は夫が食い気味に「えええ!? さすがにそれはまずいって! うちの両親は毎年、孫に会えるのを楽しみにしてるんだぞ!?」と止めてきました。
「じゃあ、あなたの小遣い削ればいいじゃない。今まではローン以外は好き勝手に使っていたんだから……ほかの出費を抑えれば、十分帰省できるくらいの金額はできるでしょ?」
「そんな……後輩におごったりできなくなるじゃないか……。今までのメンツが……」と意気消沈してしまった夫。良い父親、良い夫、良い先輩を演じ続けてきた夫にとって、その仮面を脱ぐことはとても難しいようでした。
「大丈夫、あなたならきっとすぐに昇進して稼げるようになるよ! 私はあなたの足を引っ張らないように、黙って家にいるから! だから、頑張って仕事をしてね!」
明るく言った私を見て、夫は深くため息をついたのでした。
1カ月後――。
後輩からは、職場での夫がどよんとしていると連絡を受けています。毎回参加していた飲み会も欠席しているらしく、社内の人たちからは「どうしたんだろう……?」と言われているのだとか。
家での夫は、それ以上にひどい有様でした。慣れない家計のやりくりに頭を抱え、お金に不安になった夫は週末に料理をし始め、キッチンを焦がしそうになる始末。先日、ついに実家にお金の無心をしたようですが、電話口で「今まで奥さんに全部押し付けて、お前は何をしてたんだい!」と、お義母さんからこっぴどく叱られているのが聞こえてきました。
夫が音を上げたのは、それから数日後のことでした。
「本当にごめん……! 俺、今までなんにも考えずに、自分の稼ぎが多いってだけで威張り散らして……この1カ月で、自分が何もできないことを痛感した。調子に乗ってただけじゃなく、ただ仕事に逃げてただけのくせに……。頼む、どうか復職してくれないか?」
私はわざとらしく首をかしげ、「急にどうしたの? 私が復職したら、また前みたいに文句も出てきちゃうでしょ? それに、あなたの昇進が遠のいちゃうんでしょ?」と尋ねました。
「……あの、本当にすみませんでした。俺だけの稼ぎじゃ家計がカツカツで……いや、違うな。俺、ずっと勘違いしてた。稼いでる俺が一番偉いって。でも、全然違った。お前が作ってくれてた『生活』っていう土台がなきゃ、そもそも何もなかったんだ。自分がいかに甲斐性なしかわかったよ……」
そして、夫は床に額を擦りつける勢いで、私に頼み込んできました。
「……頼む! これからはもうお前のことを馬鹿にしないから! 家事も育児も協力する! ……もう俺は稼いでるなんて、絶対に威張ったりしない!」
夫のその言葉を聞いて、私は態度を和らげることにしました。本当に反省しているのが伝わってきたのです。
「……わかった。そこまで言うなら、復職は考えてあげる。でも、条件があるからね」
私が挙げた条件は、「稼ぎに関係なく、家事と育児をしっかり分担すること」でした。私は定時上がりしやすい会社に復職を考えていたので、平日に。その分、夫が土日に家と子どもたちのことをする、という条件です。
条件を聞いて目を見開いた夫に、「協力するってそういうことでしょう? できないなら、前の生活に戻るだけ。だったら私は復職しない」と告げると、「わ、わかった! やるよ、やるやる! もちろんやる!」と夫。
「その言葉、忘れないでね。あなたが変わってくれることを信じてみる。でも、今度なにかあったら次はないわよ」と釘を刺すと、夫は「ありがとう……俺、真面目に頑張ります……」と涙声で言ってきたのでした。
その後――。
その週末、夫は子どもたちを連れてショッピングモールへ行きました。久々の1人の時間を満喫していると、スマホに夫からの着信が。なんだか嫌な予感をおぼえながら出てみると……やはり助けを求める電話でした。
今まで家事も育児もやってこなかった夫は、子どものおむつ替えの仕方も、泣いているときのあやし方もわからなかったのです。さらに、日用品や食料品の買い物も1人暮らし時代以来で、大あわて。ようやく、私の大変さを思い知ったようでした。
今では、夫は休日の家事・育児を率先してこなすようになりました。後輩から聞いたところによると、もう会社でも露骨なイクメンアピールもしていないようです。そして私も無事に再就職。柔軟な働き方のできる職場のおかげで、時間にも心にも余裕ができ、前よりも育児を楽しめるようになりました。
いろいろありましたが……夫婦として支え合うことを諦めず、対等なパートナーとして頑張っていこうと思います。
もちろん、長年の夫の癖がそう簡単に抜けるわけではありません。今でも時々、疲れていると昔のような言葉が彼の口から出そうになることがあります。でもその度に、あの1カ月間の出費と、たった1人で子どもと向き合った週末のことを思い出すようで、はっとした顔で口をつぐむのです。
時間はかかるかもしれませんが、私たちはこうして少しずつ、本当のパートナーになっていくのだと思っています。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
経済力を盾に妻を見下し、家事や育児を丸投げした傲慢な夫たち。思いやりを欠いた身勝手な振る舞いは、結果として自分の首を絞め、家族からの信頼を失うことに……。
一方で、理不尽な扱いにただ耐えるだけでなく、証拠を集めたり、条件を突きつけたりして、自分の尊厳を守った妻たち。もしも夫婦間で違和感や不満を抱いたときには、ひとりで抱え込んだり泣き寝入りしたりせず、きちんと相手と向き合い、自分の生活を守るために行動を起こしたいですね。