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「あれ…?」告白は保留にしたはずが…彼の勘違いで付き合っているコトに?勘違い交際の結末は

私が夫と付き合い始めたとき、実を言うと異性として彼のことが好きなわけではありませんでした。そんな私が、いつしか彼に対し特別な感情を抱くようになったプロセスについてお話しします。

離職して心配してくれた先輩

残業が多いことで有名な業界を、就職先として志望した私。入社後は、慣れない専門用語や概念に四苦八苦の毎日でしたが、なんとか乗り切り無事現場へと配属されることとなりました。

 

それからもわからないことだらけで、先輩の指導のもと一日一日をなんとかやり過ごす心もとない日々。帰宅は毎日終電、休日出勤も当たり前という状況で……私は体調を崩してしまったのです。

 

最終的には離職することとなり、職場の方々への申し訳なさで自分を責める日が続きました。

 

そんななか、1人の男性の先輩が連絡をくれました。

 

それは私の体調を気遣う内容で、多大な迷惑をかけたはずの相手からやさしさを向けられたことで、弱っていた心が少しずつ前を向けるようになったのでした。

 

彼は私のことが好きみたい…

もともと、彼は私に好意を向けてくれているらしい、と風のうわさで聞いていました。とはいえ、直接「好きだ」と言われたことはありませんでした。そのため、彼から食事や遊びの誘いがあれば「先輩との外出」として気にせず一緒に出かけていたのです。

 

その後、何度か一緒に出かけた際に、彼から告白をされました。

 

彼のやさしさはとてもうれしく温かい気持ちにはなっていたものの、恋愛感情を抱いていたかと言われると正直NOでした。一緒に働いていたとき、彼が社内で自分の意見を堂々と言うところを見て「すごいな」と尊敬する部分はありましたが、異性として惹かれていたわけではなかったのです。

 

そのため、告白はありがたく受け取り、返事は一旦保留……にしたつもりだったのですが、私の伝え方が悪かったためか、彼に「告白をOKされた」と勘違いされてしまいました。

 

私は彼に惹かれているわけではないけれど…

彼の勘違いから、いつしか恋人のデートのような雰囲気になってしまったお出かけ。私としては正直、複雑な気持ちでした。しかし、あるとき、ふとこんな考えが浮かんだのです。

 

「せっかくデートするなら楽しめばいいだけ。イヤならはっきりと断ればいいのに」と。

 

このとき、私はなぜか「デートを楽しくする」ほうを選んでいました。理由はわかりません。一緒にいる時間が長くなるにつれ、彼に対して安心感のようなものが生まれていたのかもしれません。

 

そして、デートを楽しめなかった大きな理由は、私がいつまでも彼を「会社の先輩」として見ていて、営業スマイルを振り撒き、本音を隠していたからだと気づいたのです。

 

そこからは「わがままだと思われてもいいから、言いたいことを言ってみよう」と思うようになり、彼に対しありのままの自分で接することができるようになりました。わがまますぎるかも、と思うようなことも恐る恐る言ってみると案外受け入れてもらえたのです。

 

いつしか私にとって、なんでも本音を言える数少ない存在となっていた彼。一緒にいるとラクで、ついには結婚することになりました。

 

夫との暮らしの中で、「好き」という気持ちがどういうものなのか、正直いまだによくわかりません。しかし、1つだけ言えるのは、夫には私より長生きしてほしいということ。夫にベタ惚れしているわけではないけれど、私にとって彼はかけがえのない存在です。

 

 

 

著者:百田さく/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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