私を見下す義母と義妹
私が手土産を差し出すと、義妹は開口一番「ニート嫁がこんな高そうなお菓子? お兄ちゃんのお金で買ったんでしょ」と嫌みを言ってきました。私は在宅で仕事をしていますが、義母と義妹は「在宅ワーク=無職」と思い込み、私が仕事をしていないと決めつけていたのです。
以前、義母から「明日、スーパーに行くから10時に迎えに来て」と急に呼び出されたこともありました。何とか予定を調整して向かうと、そこには義母の友人たちまでいたのです。義母は「うちの嫁、いつも家にいて暇だから、皆さんも用事があるときは頼んでいいからね」と笑っていて、私は返す言葉を失いました。
義妹の結婚を祝うはずが…
そういったことが続き、私は義家族とはできるだけ距離を置いていました。そんなある日、義妹の結婚が決まり、お祝いを伝えるため夫と義実家へ行くことに。久しぶりに会った義妹は「相手は有名大卒のエリートなの!」と上機嫌でした。
しかし、私を見るなり「彼は大企業勤めで、式には上司や同僚も来る予定なんです。身内にニートがいると思われたら恥ずかしいから、お義姉さんは参列しなくて大丈夫ですよ」と言ってきたのです。義母も「ニートだと思われるような人を親戚として紹介するわけにはいかないもの。あなたは無理に来なくていいのよ」と同調しました。
夫は「そんなふうに言うなんておかしいだろ! 彼女はきちんと働いているし大切な家族だよ。彼女が行かないなら俺も出席しないからな!」と怒りをあらわにしました。すると義妹は慌てだし、「お兄ちゃんは一流企業勤めなんだから参列してよ。箔が付かないでしょ! 彼の会社は、あのA物産なのよ」と言い出したのです。
私は驚いて義妹の顔を見ました。A物産という社名に心当たりがあったからです。けれど、その場で何か言えば話がややこしくなると思い、口をつぐみました。そして、夫には「私のことは気にしないで。あなたは出席してきて」と伝え、私は義妹の希望通り、式を欠席することにしたのです。
結婚式当日、義母から電話が!
義妹の結婚式当日、私は自宅で過ごしていました。すると、いつの間にか義母から何度も電話がかかってきていたのです。何度目かの着信で出ると、慌てた声の義母から「ちょっとあなた、今どこ!?」と聞かれました。さらに、義妹の裏返った声も聞こえてきました。
「A物産の会長さんが来ていて、『うちの孫はどこだ?』って聞かれたんだけど……!」
実は、A物産は私が勤めている会社で、会長は私の祖父なのです。義妹の婚約者の勤務先がA物産だと聞いたとき、もしかすると祖父も招待されているかもしれないと思っていました。義母たちは私の仕事にも家族にも興味を示してこなかったため、私とA物産のつながりをまったく知らなかったようです。
祖父は夫とも顔見知りなので、私がいないことを不思議に思ったのでしょう。やがて電話口に祖父が出て、「どうしてお前がいないんだ?」と尋ねてきたので、私は「来ないでほしいと言われたの」と伝えました。会場にいた夫からも説明を受けたようで、祖父はしばらく黙ったあと、低い声で「そうか」と言いました。
祖父のひと言で義妹たちが絶句
その後、義母と義妹から「お願いだから来てよ!」と懇願され、祖父にも直接話したほうがよいと思い、私は式場へ向かうことに。到着すると、会場には重たい空気が流れていました。
私の姿を見た祖父は、義母たちに向き直り、「孫を無職だと決めつけて、結婚式に来ないでくれと言ったそうですね。あの子は優秀なプログラマーとして、わが社で重要な仕事をしています。まずは孫に謝ってください」と告げました。
義母と義妹は顔をこわばらせ、何も言い返せない様子でした。義妹の婚約者は、青ざめた顔で私に頭を下げると、「事情を知らなかったとはいえ、本当に申し訳ありません。彼女とは一度、きちんと話し合います」と言葉を絞り出しました。その後、式は混乱したままお開きとなり、後日、義妹は婚約を解消されたと聞きました。
それ以来、義妹と義母からの嫌みはなくなりました。必要以上に義家族の言葉に振り回されることもなくなり、今は夫と穏やかな毎日を過ごしています。もうしばらくしたら、私たちには新しい家族が増える予定です。家族3人での生活を、心から楽しみにしています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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