慌ただしい朝の離乳食準備
娘が1歳になったころのことです。まだ離乳食の時期で、朝の時間は毎日のように慌ただしく過ぎていきました。娘の機嫌や時間を気にしながら、私は台所で急いで朝食の準備をしていました。
その朝、夫はリビングでテレビをつけ、一夫多妻制をテーマにした動画を見ていました。正直、穏やかな気持ちではいられませんでしたが、まずは娘の食事を優先しようと思い、私は何も言わずに離乳食作りを続けていました。
シンクに置いたほうれん草
準備を急いでいた私は、使いかけのほうれん草を一時的にシンクの隅に置きました。後で洗い直して使うつもりでしたし、もし気になるようなら処分しようとも考えていました。
朝のキッチンはとにかく慌ただしく、目の前の作業をこなすだけで精いっぱい。私はそのことを、深く気に留める余裕もありませんでした。
夫の写真と言葉
夫はそのほうれん草を見つけると、スマホで写真を撮り、「思い出として記録しておく」と言いました。
その言葉を聞いた瞬間、心の奥にたまっていた疲れやいら立ちが一気にあふれ、私たちは大きな口喧嘩になってしまいました。必死に育児をしているつもりだった私ですが、夫の目には違う姿に映っていたのかもしれません。
まとめ
今回の出来事を通して、余裕がないときほど、相手との感じ方の違いが大きな摩擦を生むのだと痛感しました。シンクの野菜一つにしても、私には「後でやる作業」でも、夫には「放置されたもの」に見えたのかもしれません。自分の状況を言葉にして伝え、感情が爆発する前に歩み寄る意識を持つことが、私にとって大きな学びとなりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:木村詩織/30代女性・会社員
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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