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アクティブな義父と入院中の実父。正反対の2人の父が孫に見せた表情に胸が熱くなった理由

小学生になる4人の子どもたちには、2人のおじいちゃんがいます。玄関のチャイムが鳴るなり、勢いよく飛びついてくる子どもたちを全身で受け止める元気でアクティブな義父。一方実父は、ソファでニコッと迎えてくれる静かな存在。スタイルはまったく違うのに、どちらも孫への愛情の深さは同じ。そのことに気付いたとき、じんわり胸が熱くなりました。

 

パワフルな義父の愛情

夫の父、つまり義父は、とにかくよく動き、よく笑い、よくしゃべります。「子どもが生まれたら、いつでも預けていいから」。結婚するときにそう言ってくれた言葉通り、孫が生まれてからも全力で関わってくれています。

 

公園に付き合い、プールにも付き合い、肩車でそのまま歩いてしまう。もうすぐ80歳というのに、そのバイタリティには本当に頭が下がります。そのため、子どもたちは「じいじ」が大好きで、玄関のチャイムが鳴った瞬間に「じいじだ!」と駆け出し、飛びつくほどです。

 

すでに大学生の義姉の子どもたちも幼いころからよく預かっていたほど、もともと面倒見の良い人。その愛情が孫たちにもしっかり届いて、ありがたいなぁと感じる毎日です。

 

実父の不器用な孫への愛

一方、実父はお酒が入れば陽気になりますが、普段は口数が少なく、私が子どものころは一緒に遊んだ記憶よりも、厳しくしつけられた記憶のほうが強いくらいです。

 

義父より10歳以上年上で、持病もあって足腰も弱く、私の長女が生まれた2015年ごろから歩くのも大変な状態。それでも子どもたちが赤ちゃんのころは、ソファに座ったまま膝の上に抱っこして、ニコッと笑いかけてくれました。

 

子どもたちには「じーちゃん」と呼ばれており、一緒に外で遊ぶことはできませんが、子どもたちが好きそうな料理を作って振る舞ってくれたり、おもちゃを準備してくれたりしました。

 

何より印象的だったのが、写真を撮るときの表情です。帰省のたびに集合写真を撮るのですが、孫と並んだときだけ自然な笑顔になるのです。父の笑顔の写真などそれまで見たことがなかったこともあり、娘としてとてもうれしい気持ちになりました。

 

 

孫たちの真っすぐな愛

母が亡くなって10年以上、父はずっと1人暮らしを続けてきました。デイサービスを利用しながら自分のペースで暮らしていた父ですが、2025年8月から療養のため入院することになりました。

 

面会に制限がある病院も多い中、父がいる病棟は家族全員でお見舞いに行けました。もともと細身だった父が、さらに小さくなっていて、胸がぎゅっとなりました。

 

そんな中、子どもたちは「じーちゃん、いつ退院するの?」と無邪気に尋ねました。父は、「いつごろかねぇ」と笑顔で返事。それでも子どもたちは、誰に言われるでもなく自然と父をいたわるように、そっと近くに寄り、手に触れていました。

 

にぎやかな孫たちに囲まれた父は、とてもうれしそうな表情をしていました。

 

まとめ

義父と実父。2人のおじいちゃんはタイプが正反対です。でも孫への愛情の深さはきっと同じ。子どもたちは自然とそれぞれの愛情を感じ取り、自分たちなりの距離感で2人を慕っています。

 

そんなやさしさにあふれる家族の間柄に触れるたび、私は、2人のおじいちゃんに愛される子どもの環境に、感謝の気持ちを抱くのです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:岩下カナコ/40代女性。2015年生まれの娘、2017年生まれの息子、2019年生まれの双子の息子たち4児の母。育児に癒やされたり疲れたり、時には自己嫌悪したり。そんな日々を送っている。

イラスト:おみき

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)

 

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