妊娠7週、突然の強い腹痛
妊娠7週のころ、急に立っていられないほどの腹痛が起こりました。冷や汗が出るほどの痛みで、「赤ちゃんに何かあったのでは」と不安に。迷いましたが、すぐに救急車を呼び、病院へ搬送してもらいました。
診察の結果、医師から告げられたのは卵巣嚢腫茎捻転(らんそうのうしゅけいねんてん)の可能性でした。これは卵巣にできた嚢腫(のうしゅ/袋状の腫れもの)がねじれ、血流が悪くなる状態で、放置すると卵巣が壊死(血流が途絶えて組織が傷むこと)することもあると説明されました。
急きょ開腹手術へ
緊急性が高いとのことで、急きょ開腹手術(おなかを切っておこなう手術)となりました。妊娠初期ということもあり、赤ちゃんへの影響が心配でたまりませんでした。しかし、早めに搬送されたこともあり、卵巣自体は壊死する前に処置ができ、卵巣嚢腫だけを摘出することができました。
赤ちゃんも無事と聞いて、ようやく安堵
手術後、「赤ちゃんも無事です」と伝えられたとき、全身の力が抜けました。不安と恐怖でいっぱいだった時間が、ようやく終わった瞬間でした。あのとき救急車を呼ぶことをためらっていたら、結果は違っていたかもしれません。
まとめ
妊娠中はささいな体調変化にも不安を感じやすいものですが、あのとき「おかしい」と思った直感を信じてすぐに受診したことが、自分と赤ちゃんを守る大きな分かれ道になったと感じています。
予期せぬ痛みや異変に襲われたとき、迷わず助けを求める勇気を持つことが、大切な命を守ることにつながるのだと身をもって学びました。
医師による解説:妊娠初期は卵巣が腫れやすい状態
立っていられないほどの激痛や冷や汗は、体が発する緊急事態のサインです。妊娠初期には一時的に卵巣が腫れることがありますが、多くは自然に小さくなります。今回のケースのように、腫れが原因で卵巣がねじれる「茎捻転(けいねんてん)」に至るのは非常に稀ですが、放置すると卵巣の壊死(えし)につながるため注意が必要です。
冷や汗が出るほどの強い痛みがある場合、救急車を呼ぶのは正しい判断です。少しでも心配なことがあれば、まずは産婦人科に電話などで相談してください。診察の結果「異常なし」であっても、産婦人科医がマイナスに思うことは決してありません。我慢をせず医療機関を頼ることが、ご自身の体と赤ちゃんの命を守ることにつながります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:國見幸太郎先生(山城公園レディースクリニック 院長)
著者:小中野たまこ/30代女性・会社員
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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