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「おなかが痛くて動けない」妊娠7週に襲った異変。救急搬送された私が告げられた病名【医師解説あり】

妊娠初期は体調の変化が多い時期ですが、ある日突然、立っていられないほどの腹痛に襲われました。おなかの赤ちゃんが心配で救急車を呼ぶことに。結果的にその判断が、自分の体も赤ちゃんも守ることにつながりました。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師國見幸太郎先生
産婦人科 | 山城公園レディースクリニック 院長

徳島市で診療する産婦人科医。日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医。更年期医療やホルモン補充療法、フェムテック領域を中心に、女性のライフステージに寄り添った診療をおこなう。予防医療の啓発や地域医療への貢献にも注力し、講演・執筆を通じて正確で実践的な医療情報の発信に取り組んでいる。
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妊娠7週、突然の強い腹痛

妊娠7週のころ、急に立っていられないほどの腹痛が起こりました。冷や汗が出るほどの痛みで、「赤ちゃんに何かあったのでは」と不安に。迷いましたが、すぐに救急車を呼び、病院へ搬送してもらいました。

 

診察の結果、医師から告げられたのは卵巣嚢腫茎捻転(らんそうのうしゅけいねんてん)の可能性でした。これは卵巣にできた嚢腫(のうしゅ/袋状の腫れもの)がねじれ、血流が悪くなる状態で、放置すると卵巣が壊死(血流が途絶えて組織が傷むこと)することもあると説明されました。

 

急きょ開腹手術へ

緊急性が高いとのことで、急きょ開腹手術(おなかを切っておこなう手術)となりました。妊娠初期ということもあり、赤ちゃんへの影響が心配でたまりませんでした。しかし、早めに搬送されたこともあり、卵巣自体は壊死する前に処置ができ、卵巣嚢腫だけを摘出することができました。

 

 

赤ちゃんも無事と聞いて、ようやく安堵

手術後、「赤ちゃんも無事です」と伝えられたとき、全身の力が抜けました。不安と恐怖でいっぱいだった時間が、ようやく終わった瞬間でした。あのとき救急車を呼ぶことをためらっていたら、結果は違っていたかもしれません。

 

まとめ

妊娠中はささいな体調変化にも不安を感じやすいものですが、あのとき「おかしい」と思った直感を信じてすぐに受診したことが、自分と赤ちゃんを守る大きな分かれ道になったと感じています。

 

予期せぬ痛みや異変に襲われたとき、迷わず助けを求める勇気を持つことが、大切な命を守ることにつながるのだと身をもって学びました。

 

医師による解説:妊娠初期は卵巣が腫れやすい状態

立っていられないほどの激痛や冷や汗は、体が発する緊急事態のサインです。妊娠初期には一時的に卵巣が腫れることがありますが、多くは自然に小さくなります。今回のケースのように、腫れが原因で卵巣がねじれる「茎捻転(けいねんてん)」に至るのは非常に稀ですが、放置すると卵巣の壊死(えし)につながるため注意が必要です。

 

冷や汗が出るほどの強い痛みがある場合、救急車を呼ぶのは正しい判断です。少しでも心配なことがあれば、まずは産婦人科に電話などで相談してください。診察の結果「異常なし」であっても、産婦人科医がマイナスに思うことは決してありません。我慢をせず医療機関を頼ることが、ご自身の体と赤ちゃんの命を守ることにつながります。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:國見幸太郎先生(山城公園レディースクリニック 院長)

著者:小中野たまこ/30代女性・会社員

イラスト:はせがわじゅん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)

 

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