裕福な男性と婚約したA子
私とA子とB子は幼なじみで、学生時代は放課後にファミレスへ行っては、くだらない話で笑い合う仲でした。社会人になってからも交流は続き、A子の誕生日に合わせて、私とB子で、A子が以前「おいしい」と言っていたピザ屋を予約。A子も喜んでくれると思っていました。
しかし……お店の場所を伝えると、A子から返ってきたのは「店が微妙、私はパス」という言葉でした。
以前3人で行った際は、おいしいと喜んでいたのに。どうして急に?と思って理由を聞くと、A子は得意げに言いました。
「私、婚約したんだ。相手は実家が会社経営をしていて。だから、もう前と同じ感覚では付き合えない」と。
さらに「友情は大事にするタイプだから、友だちではいてあげる」と、どこか上から目線の言葉まで続きました。私もB子も、思わず言葉を失いました。
「結婚式に招待してあげる」
それ以降、A子からは“セレブっぽい生活”の話が増えました。お店や持ち物の話だけならまだしも、私たちを庶民扱いする言い方が混じるように。それが何度も続くと、さすがに気持ちが削られていきました。
そんな中、A子から私たちの元へ「結婚式に招待してあげる」という連絡が。さらに「ご祝儀はそれなりにお願いね」と念押しまで。
このころには、私もB子も、A子とのやりとりにかなり疲れていました。裕福な男性と婚約して変わってしまったA子に、どう接すればいいのかわからなくなっていたのです。それでも私たちは、「昔からの仲だし」「結婚式で区切りにしよう」と、気は重かったものの、結婚式に出席することを決めたのです。
数カ月後、私とB子はA子の結婚式へ。相手が裕福な家庭ということもあってか、会場は華やかで、挙式から披露宴までそれはそれは豪華な式でした。A子も終始楽しそうにしていました。
ご祝儀事件が勃発!?
式の翌日、私とB子のもとに、A子から怒りのメッセージが届きました。
「ご祝儀、少なくない?」。
豪華な式と聞いていたので、私たちは1人5万円を包んでいました。それでもA子は「彼の友だちはもっと包んでる。最低でも10万だよ?」と言い出し、「もう5万円ずつお願いね。振込でいいから」とまで。
仲のいい友人関係といえど、ご祝儀に10万円は現実的ではないと思いました。私は「申し訳ないけれど追加はできないよ。お祝いの気持ちで包んだものだし、それ以上の請求はおかしいと思う」と返しました。B子も同じ気持ちだったようで、「これ以上は無理」とひと言添えていました。
それでもA子は引きませんでした。「こっちはお金かけて式をしてるんだよ?」「恥をかくのは私なんだけど」と、こちらが悪いかのように言ってきたのです。その言い方が、私たちをお金としか見ていないように思えて、本当に残念に思ってしまいました。
調子に乗ったA子の末路
その後、私もB子もA子との連絡を絶ちました。すると、しばらくして私たちの元に、ある人物から電話がかかってきたのです。
それは、A子の夫でした。
「A子から聞きました。5万円も包んでくださったのに、追加で請求するなんておかしいと思います。失礼なことをしてしまって申し訳ありません」と。
話を聞くと、私たちがA子の連絡に応じなくなったことで、A子が夫に「友だちが追加の5万円を払ってくれない」と愚痴ったそうです。夫はそこで初めて状況を知り、「ご祝儀は気持ちなのに、請求するのは違う」とA子を止めたうえで、わざわざ私たちに謝罪の電話をしてくれたとのことでした。A子の横に、きちんと話が通じる人がいて、正直ホッとした瞬間でした。
電話口からは、彼のうしろでA子が子どものようにわんわん泣く声が。「ごめんなさい」「もう言わないからああ」などと嘆く声が聞こえてきました。
ただ、その言葉で関係が元通りにはなれないと感じました。幼なじみだからといって何でも許せるわけではありません。今回の件をきっかけに、私はA子とは距離を置くことにしました。今は「これでよかった」と思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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