待望の妊娠!しかし、やさしかった夫が豹変




友人のAさんは、40歳で初めての出産を経験しました。長年の不妊治療の末、ようやく授かった子どもでしたが、妊娠中はつわりがひどかったそうです。念願の子どもを授かったことを大喜びしていたAさんの夫は、当初は体調を気づかってくれましたが、あるときから、ぞんざいな扱いをするようになります。
Aさんが吐き気を催しトイレに走れば「うわっ汚ねえな!」と言い、帰宅するまでに夕食の支度ができていなければ、「1日家にいたくせに何してたの? 使えねえな」などと暴言を吐くようになりました。
思わずAさんは実母に愚痴を言いますが、夫は元々やさしく気立てのいい人だっただけに、まったく信じてもらえません。ホルモンバランスの変化もあり、ふさぎ込んでしまったAさんは、夫の暴言にひたすら耐えるしかなかったそうです。
繰り返される夫の暴言!密かに離婚の準備進める
赤ちゃんの成長とともに膨らんでいくおなかは愛おしいものでしたが、妊娠初期のつわりが少しずつ落ち着いたのもつかの間、Aさんは妊娠後期のつわりにも見舞われます。産院で問題はないと言われたものの、吐き気や胸やけ、動悸や頭痛などの症状に悩まされました。
そんな状況でも夫の暴言は減ることなく、「トロトロ歩くなよデブ!」「その腹、寝転んでるとトドみたいだな(笑)」など、やさしかった夫の面影はもうどこにも見当たりませんでした。
精神的にも追い込まれていたAさん。どれだけ体調が悪くても家事を強要され、毎日泣きながら過ごし、心身の限界を超えながらも、つわりと夫からの暴言に耐えたAさんは、無事出産。そして、わが子には「嫌な思いはさせない!」と離婚を決意します。弁護士への相談や証拠集めなど、密かに少しずつ準備を進めていったのです。
上司が一喝!明かされた事実に夫は顔面蒼白…
そんなある日、夫の会社の上司が出産祝いを持って訪ねてくれました。上司が「彼はちゃんと育児してますか?」と聞くと、Aさんは思わず「ははは……」と乾いた返事。その様子を察した上司は、夫に「まさか丸投げしてないよな?」と鋭く問いました。
しかし夫は悪びれず、
「先輩が言ってたんですけど、家事育児は女の仕事ですよね? こいつ、つわりがひどいとか理由付けて、家事も疎かにしてたんですよ。妊婦様って感じで、あり得ないですよね」
と返したのです。その先輩とは、仕事が完璧で、スマートな憧れの先輩として以前から夫が慕っていた人でした。
と、ここから状況が一変します。突如、上司が叱責。
「ふざけるな! 命がけで出産した奥さんに向かって、そんなひどいことをよく言えたな。妊婦様だと?お前は何様なんだ!」
続けて「その先輩がどうなったか知ってるか? 愛想尽かされて最近離婚したぞ」と明かしました。それを聞いた夫は顔面蒼白。どうやら夫は、妻の懐妊を先輩に報告したところ、先輩から「絶対に奥さんを甘やかすな!」と教え込まれたそう。夫の態度が豹変したのは、このくだらない言いつけを律儀に守ったせいだったのです。
上司の帰宅後、夫は必死に謝罪。Aさんは、暴言は本当に嫌だったこと、寄り添ってもらえず苦しかったこと、そして離婚を考えていることも正直に告白しました。
しかし、夫が土下座せんばかりに「二度と嫌な思いはさせない」と約束したので、今回は夫の謝罪を受け入れることにしたそうです。
まとめ
夫はその日から、以前のようなやさしさを取り戻し、気づかいをしてくれ、子どもにしっかりと関わるようになったと言います。平和な日常が戻り、再構築への一歩を踏み出したAさん夫婦。
しかし、Aさんの心に深く刻まれた傷が完全に消えたわけではありません。夫の改心を喜びつつも、他人の言うことを鵜呑みにし態度を豹変させた夫だけに、「また繰り返すのでは」という心配もあるそうです。Aさんは「今はまだ様子見中かな。記入済の離婚届はこっそり棚にしまってあるんだ」と笑いながら話していました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:松下侑可/30代女性。娘と息子の育児に日々追われている。そろそろ本気で産後ダイエットを始めたいと思いつつ、食後の甘いものが辞められない。
マンガ:あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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