あーちゃんが施設で暮らし始めてから、半年がたちました。しかし、あーちゃんはいまだに自分の施設の場所がわからず、最寄りのバス停の名前も覚えられていません。もともと方向音痴とはいえ、それでは説明がつかないくらいに場所がわからなくなっているのです……。あーちゃんは、以前受けたMRIやSPECT検査の結果、前頭葉と側頭葉にかけて強い萎縮があることがわかっていて、典型的なアルツハイマー型認知症だと言われています。脳のどの部分がダメージを受けているかによって、出てくる症状は異なるようですが、どのくらいのスピードで萎縮がどこまで広がるのか、いつどんな変化を起こすのかはわからないため、ワフウフさん姉妹は常に恐怖を感じています。
ただお茶をしたかっただけなのに…

先日、あーちゃんと出かけたときのこと。たくさん歩いたので、お茶でも飲んでひと休みしようということになりました。あーちゃんは、お店のスイーツに釘付けですが……。

持病の糖尿病の数値は悪くはないですが、ここのところ外食が続いていたことを考えると、好き放題に食べさせるわけにはいかないので、そう説明して「今日はやめておこう」と伝えました。

あーちゃんは「そうね!」と、すんなり納得……したように見えたのですが。

あーちゃんに何を注文するのか聞いてみると……。

「なんだか甘いものが食べたいわねえ!」と……。

さっきの話、聞いていました……?

結局、このやりとりを5回ほど繰り返したところで、私は我慢の限界。会話を強制終了して、飲み物を注文しました。

ようやく席について飲み物を飲んでいたら……。なんと、隣に座った人がパフェを食べていました。

もちろん、あーちゃんはパフェに釘付け。無意識に身を乗り出すほどです。

注意をすると姿勢を正してはくれましたが、興奮気味に「おいしそうねえ!」を連発。

そして「私、どうしてあれにしなかったのかしら?」と言っていたのです。

その理由はさっき何度も同じやりとりを繰り返して伝えたはず……。
先日、あーちゃんと出かけたときのこと。たくさん歩いたのでお茶を飲もうという話になり、お店に入りました。ほとんどがドリンクメニューでしたが、いくつかスイーツのメニューもあり、あーちゃんは目を輝かせながら「なんだか甘いものが食べたいわねえ」と言います。しかし、ここのところ外食が続いていることもあり「今日はやめておこう」と伝えると、あーちゃんもすんなり納得していたのですが、何を注文するのか聞くと「なんだか甘いものが食べたいわねえ」とのこと。……はい!?
その後も、注文を聞くたびに「なんだか甘いものが食べたいわねえ」と言うあーちゃん。結局、このやりとりを5回繰り返したところで、私は我慢の限界。「あーちゃんも私と同じ飲み物でいいね!」と会話を強制終了し、ドリンクのみ注文しました。そして、無事にスイーツを回避してドリンクを飲んでいたところ……。隣に座ったおばさまが、パフェを堪能中……! あーちゃんもそれに気づいてしまい、身を乗り出すほど凝視しています。
さすがに見過ごすことができず注意すると、姿勢を正してくれたのですが、「あれ、おいしそうねえ!!」を連呼して大興奮。さらに「あれ食べた~い♡」「私、どうしてあれにしなかったのかしら?」と言っていました。いやいや、どうして注文しなかったかは、5回ほど説明しましたが……?? ただお茶をしたかっただけなのに、あーちゃんの言葉に一気に疲れてしまいました……。
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休憩するお店はある程度選ぶことができますが、隣に座る人やその人が注文するものまで選ぶのは不可能ですよね……。休憩するためにお店に立ち寄ったのに、かえって気疲れしてしまったのは残念でした。お散歩コースによって、休憩スポットもいくつか決めておくと安心かもしれませんね。
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ワフウフ
