若いころから続いていた強い生理痛
痛みがあまりにも強いため、何度か病院を受診したこともありました。しかし、そのたびに「その年ごろにはよくあること」「少し便秘気味かもしれませんね」と言われ、大きな異常は見つかりませんでした。
医療機関でそう言われると、自分でも深く考えないようになり、つらくても我慢することが当たり前になっていきました。毎月の痛みに耐える日々が、いつしか日常になっていたのです。
いつもとは違う激しい腹痛
ところがある日、仕事中にこれまで経験したことのない激しい腹痛に襲われました。いつもの生理痛とは明らかに違う痛みで、立っていることすらつらく、ただ事ではないと感じました。
不安な気持ちのまま受診すると、子宮に赤ちゃんの頭ほどの大きさの腫瘍が見つかりました。突然のことで頭が追いつかないまま、そのまま緊急手術となりました。
命に関わる可能性があったと知って
手術の説明の際、医師から「もう少し遅ければ破裂して命に関わっていた可能性があります」と告げられ、がくぜんとしました。
ずっと「よくあること」だと思って我慢してきた痛みの背景に、これほど大きな異常が隠れていたことに大きな衝撃を受けました。あのとき受診していなければと思うと、今でも恐ろしさを感じます。
まとめ
長年当たり前のように感じていた生理痛でも、いつもと違う強い痛みや症状の変化は、体からのサインだったのかもしれません。我慢を続けず、少しでも異変を感じたときに相談することの大切さを痛感しました。自分の体の声を後回しにしないことが、健康を守る第一歩だと思います。
医師による解説:強い生理痛の陰に隠れる病気の可能性について
生理痛を自覚する女性は少なくないかもしれませんが、日常生活に支障を来すほど強い痛みや、吐き気を伴う場合は注意が必要です。
生理痛が強い場合に考えられること
一般的な生理痛と思われる症状の中には、子宮筋腫(子宮の筋肉にできる良性の腫瘍)や子宮内膜症、卵巣嚢腫(卵巣に液体などがたまる病気)など、婦人科系の病気が隠れていることがあります。若い年代でも起こることがあり、痛みが長期間続く場合には一度詳しく調べることが大切です。
いつもと違う痛みへの注意
これまで経験してきた生理痛とは明らかに異なる強い腹痛や、急激に症状が悪化した場合は、早めの受診が必要です。特に、立っていられないほどの痛みや急な吐き気、冷や汗を伴う場合には、緊急性の高い状態が隠れている可能性もあります。
受診が必要な場合
強い痛みが続く場合や、鎮痛薬が効きにくい、月経時以外にも腹痛があるといった症状がみられる場合は、婦人科で相談してください。検査によって腫瘍やその他の病気が見つかることもあり、早期に対応することで重症化を防げる場合があります。
また、一度受診して「異常なし」と言われた場合でも、その後に症状が強くなったり、以前より痛みがつらくなったりした場合には、再度受診を検討しましょう。つらい生理痛を我慢し続ける必要はありません。必要に応じて別の医療機関で相談したり、生理痛そのものを和らげる治療について相談したりすることも選択肢の一つです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)
著者:小原あや/30代女性・主婦
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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