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「生理がないってラクだと思ったら」55歳で閉経した私が健診結果に戸惑った理由【医師監修】

「閉経後は生理がなくラクになるけれど、閉経前よりも太ったり体調不良になったりしやすい」。母親や年上の友人たちから、そんな話を40代から聞いていた私。しかし、その当時は「生理がなくなれば少しでも日常の体調不良の原因から解放されてラクになると思う。早く閉経したい」と考えていました。しかし、55歳のときに実際に閉経を体験し、よかった面・戸惑った面どちらもあると痛感しました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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閉経したらラクになると思っていたけれど…

閉経が近づいていると感じ始めたのは、53歳のころ。不規則に少量の出血がだらだら続くため、婦人科に相談すると、「閉経が近いのかもしれないが、心配なら子宮体がん検査をしましょう」とのこと。しかし、がん検査が怖い私は、検査を先延ばしに。

 

けれど1年後の54歳のときも状態は変わらず、心配で再び受診。今度は子宮体がん検査を受けましたが、結果は異常なしでした。婦人科医によると、「がんの心配はないので、おそらく年齢的にも閉経が近いのでは」とのことでした。医師の言葉どおり、その後1週間ほど少量の出血が続いた後、生理は1年間来ませんでした。最後の生理から1年間生理が来なければ、閉経したと判断するそうです。

 

私の場合、54歳の秋を最後に生理が止まり、その後1年間生理がなかったため、55歳の秋に振り返って「54歳の秋ごろに閉経した」と考えられます。

 

いよいよ私も人生の第2章に入るのだといううれしさがある半面、「老化」という言葉も頭をよぎり、少し複雑な気持ちでした。とはいえ、母や年上の友人たちから聞いていた、閉経すると太りやすく体調不良になりやすいという状態を当初は感じなかったので、「生理がないってラクでいいな」、と生理のない生活をのびのびと満喫していました。

 

閉経してよかったと思うこと

実際に閉経を迎えてよかったと思うことは、行動するときに生理のことを考えなくてもよくなったことです。

 

例えば、温泉旅行や健康診断なども気軽に予約できるようになりました。閉経前は生理予定日を避けて予約していたため、選べる日にちが限られていました。

 

特に友人との旅行では、お互いの生理予定日がかみ合わずなかなか予約できないことも。できるだけ考えて旅行日程を組んでも、運悪く旅行当日に生理になり、温泉旅行なのに温泉に入れないこともありました。生理から解放された今、なんてラクなのだろうとありがたみを実感しています。

 

また、生理がなくなって身軽になったためか、何事にも積極的に取り組めるようになりました。仕事の集中力も増し、以前より仕事を楽しめているような気がします。ヨガや楽器などの習い事にもチャレンジするなど、毎日を楽しんでいます。

 

おそらく、生理に伴う体調不良やナプキン交換などの煩わしさから解放されたことが大きいのだと思います。そんな経験から、閉経は良いことばかりだと感じていました。そのときはまだ、閉経後の体の変化に戸惑うことになるとは気付いていませんでした。

 

 

閉経後に感じた体の変化とは?

閉経の半年後に受けた健康診断の結果には驚きました。2年前の健康診断より、体重は2kg増え、総コレステロール値は200から260に、体脂肪率は24%から31%に上がっていたのです。以前と比べ食生活に変化はありません。

 

原因を知るために健診センターの医師に相談し、最近閉経したことを伝えると、加齢と閉経による女性ホルモンの急激な分泌減少が原因だろうということでした。

 

女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、脂質代謝などに関わっているそうです。閉経に伴ってエストロゲンが減少すると、脂質代謝などが変化し、体重やコレステロール値などに影響が出やすくなることがあるそうです。そのため、閉経後は食事量や内容を見直し、無理のない範囲で運動を取り入れることが大切だと聞きました。

 

医師は腹八分目を意識した食事や適度な運動に加え、必要に応じて婦人科でホルモン補充療法について相談してみてはどうかと助言してくれました。その後3カ月間、運動や食生活の改善に取り組み、再検査を受けたところ、気になっていた数値は標準よりやや高い程度に落ち着いてきました。

 

そのため、現時点では婦人科には相談していませんが、今後、数値の悪化や気になる症状があれば相談するつもりです。

 

まとめ

頭痛や腰痛、イライラ、眠気など、月に1度やって来る生理の期間は、勉強や仕事に集中できず苦痛に感じていました。だから生理がなくなればどんなにラクだろうといつも考えていたのです。閉経後は、好きなときに予定を立てられ、生理に伴う煩わしさから解放される心地よさがありました。

 

一方で、閉経に伴う体の変化によって、体重やコレステロール値などにも影響が出ることがあるのだと実感しました。このような体の変化を知った今は、医師から受けた運動や食生活に関する助言を取り入れながら、日々の生活を前向きに過ごしていきたいです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:駒形依子先生(こまがた医院院長)

著者:猫田 ゆうき/50代主婦。仕事が休みのときには副業ライターとして活動。完全オフのときにはかわいいネコ動画鑑賞で癒やされ、読書や音楽鑑賞を楽しんでいる。

イラスト:塩り

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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