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夫「遺産のおこぼれをやるから介護しろ」施設は金の無駄と拒否!→財産消滅のカウントダウンが始まる

私はパートタイムで働きながら、一人暮らしをしている義母の介護をする日々を送っていました。もともと、義母のサポートが必要になったとき、積極的に面倒を見ると言い出したのは夫のほうです。

しかし、いざ介護生活が始まってみると、夫は仕事の疲れを理由にして一切手伝おうとしません。最初は、夫も外で働いて疲れているのだから仕方がないと自分に言い聞かせ、私なりに介護の勉強もして真摯に向き合ってきました。

それでも、休日のたび理由をつけて義母に会いに行かない夫に対し、イライラしていたのも事実です。

ある休日、「一緒に義母に会いに行こう」と誘うと、夫は「素人が手を出しても邪魔になる」と面倒くさそうに一蹴しました。

 

さらに、「俺が遺産を継げばお前も恩恵を受けられる。メリットがあるんだから介護はお前がやれ」と笑って言い放ったのです。あまりに傲慢で、耳を疑う言葉でした。

施設入居反対!

さらに事態は悪化の一途をたどります。

 

きっかけは、義母が信頼していたヘルパーさんの訪問時間が減ることになり、先々の不安を感じた義母自身が、施設への入所を検討し始めたこと。

 

私がそのことを夫に相談すると、夫は猛反対! 施設に高いお金を使えば、将来自分の手元に入ってくるはずの遺産が減ってしまうというのです。

 

あろうことか、私がパートを辞めてひとりで義母の介護をすべて引き受けろとまで言い放ちました。こちらの経済的な事情や体力的な負担など、夫の頭には一切ないようでした。

義母の気持ち

私相手では話し合いにならないと感じた夫は、直接義母に連絡を入れ、施設入所を諦めさせようと説得したようです。説得が上手くいったと思い込んだのか、夫は「母さんが施設への入所を考え直してくれたから、これで遺産は守られた!」と得意げに笑っていました。

 

しかし、それは夫の都合の良い思い込みに過ぎませんでした。義母は、自分の利益しか考えない実の息子の態度に完全に呆れ果てていたのです。

 

これ以上、私に重い負担をかけ続けるわけにはいかないと、義母は自ら急いで施設を探し、入所の段取りを密かに進めていました。私は義母の切実な思いと覚悟に寄り添い、夫には内緒で入所の手続きや引っ越しの準備を全面的に手伝うことにしたのです。

女たちの反撃

義母が施設へ入所した日の午後のこと。私のスマートフォンが激しく鳴りました。義母が本当に施設を諦めたか、念押しで確認するために、珍しく義母の家を訪れた夫からの着信です。

 

もぬけの殻になった家を見た夫は、状況が飲み込めずパニックに陥っていたよう。私が義母の施設入所を告げると、夫は「遺産が減ったじゃないか」と激怒し、電話越しに怒鳴り散らしました。

 

以前の私なら、夫の機嫌を取ろうと必死になっていたかもしれません。しかし、このときの私はすでに心を決めていました。

 

義母を施設へ見送ったその足で、私は自宅のリビングテーブルに署名済みの離婚届を置き、自分の荷物をすべてまとめて実家へと戻っていたのです。

 

離婚宣言!

帰ったら覚悟しておけと凄む夫に対し、私ははっきりと告げました。「その家にはもう帰りません。離婚してください」

 

予想外の言葉に夫は一瞬言葉を失い、その後、遺産は私のためでもあるのだと必死に取り繕おうとしました。しかし、もし私が将来倒れて寝たきりになるようなことがあっても、この人は決して心から寄り添ってはくれず、介護費用すら惜しんで私を見捨てるような冷酷な姿が容易に想像できたのです。

 

「もう、これ以上は一緒にいられません。さようなら」そう言い残し、私は一方的に電話を切りました。

 

自分の欲望ばかりを優先し、家族に寄り添おうとしなかった夫に対し、私と義母は決定的な絶縁という現実を突きつけたのです。

すべて失くした夫

その後、話し合いに応じようとしない夫に対し、私は専門家に相談して法的な手続きを進めました。時間はかかりましたが、結果として私たちの離婚は無事に成立。

 

夫は義母に会おうと施設に何度も連絡を入れたようですが、本人の意思によって面会を固く拒否されています。義母が選んだのは手厚いサポートと充実した環境が整った施設であり、夫が執着していた遺産はほとんど残らない見込みです。

 

夫とは離婚しましたが、私は時々義母に会いに施設へ足を運んでいます。元気そうな顔を見られると嬉しい気持ちになるのです。

 

◇ ◇ ◇

 

遺産という目先の欲に目がくらむと、本当に大切にするべき人の気持ちや、家族との信頼関係を見失ってしまうことがあります。一番近くで支えていた妻の苦労や、母親の切実な思いを踏みにじり、ひたすら自分の利益だけを追求した夫に待っていたのは、厳しい現実でした。

 

大切にするべきだった家族に見放され、執着していたお金も手に入らず、ただ孤独だけが残った今の状況は、まさに自業自得の結末と言わざるを得ません。人を思いやる心を忘れた者に、温かい居場所は決して残されないのかもしれませんね。

 

 

【取材時期:2026年4月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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