「産後のご褒美に」と、1年悩んで購入した高級化粧水を、夫に理不尽に叩き割られてしまったコヨリさん。割れた破片を片付けながら、コヨリさんは「夫が変わってしまった」と感じた最初の出来事を思い返していました。
それは、妊娠後期のある真夏日のこと。重いおなかを抱えながら一生懸命歩くコヨリさんに対し、夫は「我慢の限界」といら立ちをぶつけ、なんと身重の妻から日傘を奪い、炎天下に一人置き去りにしたまま先に帰ってしまったのです。
帰宅が遅くなっても、心配すらしない夫















後期つわりと猛暑で気分が悪くなり、途中で嘔吐しながら30分かけて帰宅したコヨリさん。しかし家に着くと、夫は涼しい部屋でテレビを見ながら、のんきにアイスを食べていました。
しかも夫は、青ざめた妻を気遣うどころか、「遅かったじゃん! 熱中症になるかもだから急ぎなよ〜」と、自分の置き去り行為を棚に上げたような発言までする始末。さらに、コヨリさんがなぜ日傘を持って先に帰ったのか問いかけると、「食べ物が傷むから」という、信じられない言い訳が返ってきたのです。
「アイスが無事なのは僕のおかげ!」と得意げに話す夫。そのあまりに身勝手な姿に、コヨリさんは言葉を失ってしまったのでした。
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妊娠後期は、ただおなかが重いだけではありません。急なめまいや貧血による転倒のリスクがあるだけでなく、体温調節のしづらさから熱中症になりやすく、さらにはおなかの張りから切迫早産につながる可能性もあるなど、母子ともに命に関わるリスクを抱えやすい非常にデリケートな時期です。
そのため、とくに夏季はこまめに水分を補給したり、通気性がよく体温調節しやすい服装を心がけたりして過ごすことが大切です。少しでも体調の異変を感じたら無理をせず休むなど、自分のペースと安全を最優先に過ごしましょう。
そんな中、後期つわりで苦しみながら炎天下を歩いて帰宅した妻に対し、「アイスを守るために日傘が必要だった」と言い放つ夫の態度には驚かされます。そこには、相手の苦しみや危険を想像できないだけでなく、自分に都合よく話をすり替えて正当化する、モラハラ特有の心理が見え隠れしています。
こうしたタイプの相手に「どれだけ危険だったか」を説明しても、独自の理屈で反論されてしまうことも少なくありません。だからこそ、相手を理解させることよりも、「この人は私の痛みに寄り添えないのかもしれない」と冷静に受け止め、自分とおなかの子どもの安全を最優先に行動することが大切なのかもしれません。
監修:関根直子(助産師)
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