赤ちゃんの首のすわりがしっかりしてきたり、授乳リズムが整ってきたりしたら「そろそろ赤ちゃんをパパに預けて外出してみたい」と考えるママも多いと思います。そこで今回は、私が赤ちゃんをパパに預けるときに工夫していたことを紹介します。
すぐに授乳や食事ができるようにしておく!
授乳の時期は、いつでもサッと授乳できるようにミルクを計量してミルクケースに入れておくようにしました(計量の必要がないキューブタイプのミルクを使うこともあります)。パパは、赤ちゃんが1回にどのくらいミルクを飲むのかが頭に入り切っていないようだったので、「1回200ml」と書いた付箋を哺乳瓶に貼っておくと、迷わず調乳できたようです。もちろんお湯と湯冷ましも用意しておきました。
離乳食の時期は、すぐに使える瓶タイプやお弁当タイプのベビーフードを用意。わざわざ器を出して入れ替えなくてもいいようにしておきました。使用するスプーンやエプロン、食後に手を拭くおしぼり用タオルも一緒に置き、「あれ、どこにあるんだろう? 」というようなことがないように準備。食事に必要なものをすべてそろえていたので、パパも対応しやすかったようです。
赤ちゃんのタイムスケジュール表を作成!
半日から1日単位で外出するときは、赤ちゃんのタイムスケジュール表を作成し、目立つところに貼りました。記入した内容は、「大体この時間に授乳する」「この時間に寝る」「昼寝は2時間半くらい」などの生活リズムに関すること。
その他には、「バウンサーに座らせるとうんちをすることが多い」「寝るときに背中をかいてあげるといい」「わんわんのぬいぐるみが大好き」というようなプチ情報も記入しました。時系列で確認できるので、わかりやすかったようです。
また、パパは口で伝えても忘れてしまうことが多いので、書いておくと何度も確認することができ、パパも私も安心でした。このタイムスケジュール表は、私の母に赤ちゃんを預けたときにも活躍しました。
帰ったらパパに感謝! そして褒める!
パパに預けて外出すると、帰ってから「えー、家の中ぐちゃぐちゃ」「おむつ、そのままじゃん」なんてこともありました。ただ、そのことには目をつぶり、「パパのおかげで楽しい時間が過ごせたよ!」と、できるだけ感謝の言葉を伝えるように意識しています。
そして、とにかくパパを褒めます。パパも「頑張ってよかった」と思えるし、「また面倒をみておくから、友だちと会って来たら? 」なんてことも言ってくれました。
パパに赤ちゃんを預けるときは、下準備や申し送りをしっかりしておくと、ママは安心して出かけることができ、パパも安心して赤ちゃんと過ごすことができました。また、帰ってからポジティブな声かけを意識すると、次回以降の外出も快く送り出してくれました。
イラスト:sawawa
著者:久保田さや
長女(小6)・長男(小1)・次男(2歳)の母。歯科衛生士。育児と仕事を両立しながら衛生士としてキャリアを積む。第3子出産後は、専門知識や子育て経験を中心に記事執筆を行う。