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母「大部屋だものね!」母の部屋は個室なのに、いったい誰が部屋にいるの #母の認知症介護日記 313

「母の認知症介護日記」第313話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんは、お店のメニューに書いてある文字を読むことはできても、何が書いてあるのかまでは理解できなくなっているようで、メニューを決めるときは、ワフウフさん姉妹がプライドを傷つけないような誘導で決めてもらうようにしています。しかし、いざ料理が到着しても、食べ方がわからなくなっていることも……。そうかと思えば、スイーツに関しては理解が早く、自分の好みで選ぶことができるため、ワフウフさんは気が抜けません。そんな中、父から毎月の生活費を請求するメールが姉・なーにゃんに届きました。そこには「この生活費請求が定期的に届いている間は、私は健在だと思ってOK」と書かれていて、父のお金への執着っぷりに、ワフウフさん姉妹は恐怖を感じていました。

あーちゃんが暮らす施設には、エレベーターが1台しかありません。車椅子の入居者さんも多く、乗り降りに時間がかかると必然的に待ち時間が長くなってしまいます。職員さんは階段を使いますが、入居者さんたちは危ないからという理由で利用は禁止。まだ入居したばかりのころ、うっかり使ってしまったあーちゃんはきつく怒られたことがあり、そのことを気にして階段には近づかなくなりました。しかし、先日なーにゃんが施設に行くと、ケアマネさんから「あーちゃんさん、階段を使ってしまったんですよ!」と報告され、びっくり。なーにゃんはあーちゃんに怒りますが「普段は使ってないわよ!」と悪びれる様子はありません。このまま、ひとりで外出しようとしないか、ワフウフさん姉妹は心配しています。

 

ひとりで寝ている…よね?

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

施設の近くにある商店街をお散歩中、いつものように果物に釘付けになったあーちゃん。この日のターゲットは旬の柿です。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

部屋には冷蔵庫もナイフもないからダメだと言っても……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

食い下がってきます。

 

※齧(かじ)る

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

商店街に入る前、釘を刺していたのに……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

強く注意すると、あーちゃんは私の怒りをくみ取ったようで……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

媚びた態度へと急変。しかし、ここで聞き捨てならない言葉が……!

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんは個室で生活しているので、部屋に他の人がいる状況はないはずです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

しかし、本人は「大部屋」だと言い張ります。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

何人部屋かと聞くと、曖昧な回答です。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

食事のときのテーブルと勘違いしている……? と思い、質問を変えてみます。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

ひとりで寝ているかと聞くと、「そうだった?」とのこと。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

この回答は予想していませんでした。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

食事のときのテーブル席と勘違いしているなら、4人のはず……。6人部屋だと思っているなら、あと2人は一体……?

 

 

施設の近くにある商店街を散歩中、またもや果物をしつこく欲しがったあーちゃん。今回のターゲットは柿です。いつものように、部屋には冷蔵庫もナイフもないからダメだと言っても「腐らないうちに食べちゃうから大丈夫よ!」とか「洗って丸ごとかじるから大丈夫!」と食い下がります。商店街に入る前に「来週は糖尿病の検査だから、甘いものも果物も絶対に買わないから」と釘を刺しておいたのに、そんなことはすっかり忘れてしまったようです……。

 

しかし、私が「そうやって来るたびにしつこく果物や甘いものを欲しがるなら、もうこの商店街は散歩できないよ!」と言うと、さすがに怒りを感じ取ったのか、急にあーちゃんは取り繕うように「わかってるわよ、買わないわよ!」と言ったのですが、それと同時に「お部屋に他の人もいるのに、一人で果物を食べられないわよ!」とも言っていたのです。

 

あーちゃんは個室なので「部屋に他の人」がいるはずはないのですが、あーちゃんは自分の部屋を「大部屋よ!」と言っています。何人部屋かと聞くと「4人だったかしら? 6人だったかしら?」と、曖昧な回答なので、食事のときと間違えているのかもしれません。でも、食事のテーブル席は4人なので、どこから6人という人数が出てきたのかは謎のまま。いったい誰と住んでいるというのでしょうか……!?

 

--------------

 

施設で暮らすようになって半年がたち、生活も落ち着いてきたと思っていましたが、ここにきて衝撃の発言ですね……。普段、ある程度会話のキャッチボールができていると思っていても、こういった場面に直面すると、症状が進行していることを感じてしまいますね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 

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この記事の著者
著者プロファイル

マンガ家・イラストレーターワフウフ

昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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