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夫「嫁のメシ、毎日はキツい」客前で手料理を貶され⇒私「二度と作らない♡」彼が青ざめて帰宅したワケ

新婚のころは私の手料理を喜んで食べていた夫ですが、ここ数年でみるみるおなかが出始め、ついに健康診断でも引っかかってしまいました。夫の健康を気遣った私は、毎日の食事を少しずつ野菜中心のヘルシーなメニューにシフト。はじめは黙って食べていた夫も、次第に「味が薄い」「もっとガッツリ食べたい」と不満をこぼす回数が増えていきました。

というのも、夫は頭の中だけは「スリムだった昔の俺」のままなのです。クローゼットにはボタンが留まらない細身の服を捨てられずにいるのに、自分からはまったく運動しようとしません。いざ体重計に乗って機嫌が悪くなると、「俺が太ったのは、今までお前がカロリーの高いメシを出してたせいだ」と、言いがかりをつけてくるようになったのです。

 

自慢の手料理が…

週末、夫が会社の同僚たちを自宅に招きました。もともと宴会好きの私は、お客さんをもてなすこと自体は大歓迎。「お前の弁当、会社で評判良くてさ」という夫の言葉にも後押しされ、張り切って準備をしました。夫の健康を気づかいながらも、見栄えが良くてお酒にも合う野菜中心のメニューをテーブルいっぱいに並べました。

 

乾杯の声が響き、和やかなムードで始まった飲み会。同僚の方々からは「うわ、お店みたい!」「いつもこんなおいしいごはん食べてるなんてうらやましい!」とうれしい言葉が飛び交い、私もホッと胸をなでおろしていました。しかし、せっかくの良い雰囲気を、夫本人がぶち壊したのです。

 

「いやいや……嫁のメシ、毎日はキツい(笑) 俺がこうやって味を完成させないとダメなんだよ」同僚たちの前でドヤ顔で笑いながら、夫は食卓の醤油ボトルを手に取りました。そして、だしを利かせた自慢の煮物や、さっぱり仕上げたマリネに、ためらいなく醤油を回しかけたのです。さらに「これじゃまだ物足りないな」と、マヨネーズまで絞り出しました。

 

「……えっ?」私の口から漏れた声など気にも留めず、繊細な味付けだった料理は、ただの塩分とマヨネーズの塊に変わっていきました。健康を考えて工夫した私の苦労を、同僚の前でわざわざ笑いものにする夫。怒りと悲しみで、持っていた取り皿を握る手に思わずギュッと力が入りました。

 

 

シラけた本当の理由

最初は「こんなおいしい料理、毎日食べられるなんて最高ですね」と盛り上がっていた同僚たちも、夫の身勝手な行動に少しずつ表情をこわばらせていきました。「いや、本当にそのままでも十分おいしいですよ……?」見かねた若手の後輩がフォローを入れるものの、お酒が回って気が大きくなっているのか、夫は聞く耳を持ちません。

 

「お前ら、遠慮してるんだろ? コイツには気をつかわず好きに食べていいからな!」 そう言って目の前で手料理を台無しにする夫に、私は必死に笑顔を取り繕うしかありませんでした。妻を小バカにしてひとりで上機嫌な上司の姿に、同僚たちはどう反応していいかわからず困惑顔。さっきまでにぎやかだった会話も徐々に途切れがちになり、「そろそろ終電の時間が……」たまらず1人が時計を見て立ち上がると、連鎖するように「私も明日朝早いんで」と、皆そそくさと帰り支度を始めました。予定よりずっと早い、逃げるような解散です。

 

ドアが閉まり、静まり返ったリビング。その瞬間、夫の顔からヘラヘラした愛想笑いがスッと消え去りました。「シラケちゃったじゃねぇか……」夫は持っていた箸をバンッと乱暴に机に叩きつけ、突然豹変したように怒鳴り出したのです。

 

「あーあ! お前のメシがマズいせいで、みんな気をつかって帰っただろ!?」

 

 

安心してね??

「そっか。じゃあ、もう二度と作らないから安心して。今まで口に合わないごはんを出してごめんね」感情を交えず、スパッと言い放った私。翌朝から、夫の食事は用意しないことに決めました。

 

ここで外食やコンビニ弁当に頼ったら負けだとでも思ったのか、プライドが高くて頑固な夫は、意地になって自分でキッチンに立ち始めました。しかし、料理の経験などほとんどない夫がフライパンを握ったところで、出来上がるのは真っ黒に焦げた卵焼きと、やたらと塩を振りすぎた炒め物という惨状です。

 

後から聞いた話ですが、どうやらあの日の身勝手な振る舞いは、参加した同僚たちを通じてじわじわと社内に広まっていったようです。誰も直接口には出しませんが、彼が焦げた弁当を広げるたびに、周囲の冷ややかな視線を感じていたとのこと。それ以降、夫はランチにも飲み会にも徐々に誘われなくなり、社内ですっかり肩身の狭い思いをしているようでした。

 

 

青ざめて帰宅した夜

しばらくは意地を張って自作の焦げたお弁当を持参していた夫でしたが、すぐに音を上げて、コンビニ弁当や外食に依存する毎日を送るようになりました。そんな塩分過多の生活が長く続くはずもありません。数カ月後の健康診断で、夫は見事に「要再検査」の判定をたたき出しました。診断結果は高血圧。医師から「このままでは本当に倒れるぞ」と激しく叱責されたそうです。

 

その日の夜。青ざめた顔で帰宅した夫は、すっかり覇気を失っていました。「頼む、俺が悪かった。もう一度、メシを作ってくれないか……」かすかに震える手で私の袖をつかもうとする夫。しかし、私の心は1ミリも動きません。「自分の体でしょ? 良い大人なんだから自分でなんとかしなよ」私が冷たく突き放すと、夫は小さく縮こまり「頼むよ……」と弱々しく訴えました。

 

「……どうしても作ってほしいなら、条件がある」 私は淡々と告げました。「一つ、今後出された食事には二度と文句を言わないこと。二つ、家計の管理は私が主導し、あなたのお小遣いは当面の間、半額とすること。三つ、これまでの私の料理に対する文句を謝罪すること」命の危機を感じている夫に拒否権などなく、泣きそうな顔で何度もうなずきました。

 

今では、私の手料理を「おいしい、おいしい」と涙目でかみしめ、食後の食器洗いまで自らこなす従順な夫へと生まれ変わっています。

 

◇ ◇ ◇

 

家族の健康を考えた毎日の食事作りには、目に見えない愛情と思いやりが詰まっています。その苦労を「やってもらって当たり前」という態度でいれば、大切な人の心が離れてしまうのも無理はありません。日々の思いやりを「当たり前」と勘違いせず、お互いに感謝を伝え合える関係を築いていきたいですね。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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