

急に私の手料理に点数をつけるように
私が料理を作ると、彼はいつもニコニコしながら「おいしい」と褒めてくれました。そんな彼の笑顔を見ると私もうれしくなり、時には、会えない日に食べられるように作り置きを用意することもありました。
ところが、あるときを境に、彼は私が作った料理に点数をつけるようになったのです。きっかけは、彼が遠方の実家に帰省したことでした。
手料理を食べるたびに指摘する彼
ある日、彼から「ちょっと味が薄くない?」と言われました。少し違和感はあったものの、「実家でお母さんの料理を食べて、家庭の味を思い出したのかな」と思い、私はあまり深く受け止めませんでした。
それからは、彼の好みに合わせて少し濃いめに作るように。しかし、それでも彼は「まだ味が薄いよ」「もっとガツンとした味じゃないと、疲れも取れないだろ」などと言うようになったのです。
内心モヤモヤしつつも、せっかく作るなら喜んでほしいという気持ちがあり、できるだけ彼の好みに近づけようと、その後の私は工夫しました。
母の味と比べられ…思わず本音が
しかし、私の気づかいや努力にはあまり気づいていない様子の彼。ある日、私が作った料理を食べながら、彼は母親の味と比べるようにして「今日は71点だね! 母さんの味はもっとしょっぱさがあったよ!」と言ったのです。
その言葉に、さすがに私は我慢できなくなりました。
「そんなにお母さんの味がいいなら、冷凍便で送ってもらってよ!」「これ以上濃くしたら、素材の味より塩気ばかりになっちゃうよ。体にもよくないでしょ!」
思わず強い口調になってしまいましたが、私としては、彼の健康のことも考えて味つけを調整していたのです。
私の反応を見て、彼はようやく自分の言動を振り返ったようで、「本当にごめん。俺の好みだけじゃなくて、健康のことまで考えてくれていたんだね」と謝ってくれました。
その後、彼は実家の味つけがかなり濃いめだったことにも気づいたようで、家族と食生活について話すきっかけになったそうです。私も、自分の気持ちを溜め込まずに伝える大切さを学びました。
それ以来、彼とは味の好みについても遠慮なく話せるようになり、以前より気持ちよく食事を楽しめるようになりました。
著者:望月裕華/30代女性・2児のママ。独身時代にキャバ嬢、街コン、婚活などを経験。その経験を基に、現在は恋愛や過去の体験談を執筆している。
作画:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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