赤ちゃんが生後間もない“ねんねの時期”は、どのように接したらいいのか、おもちゃは何がいいのかなど悩みがちでした。試しに絵本を読んでみるけれど反応はいまいち……。それでもめげすに読み続けていたら、思わぬ成長があったのです!
読み聞かせがつらい! まずは親が楽しめる工夫を
赤ちゃん向けの絵本は、イラストのみのものやオノマトペ(物・人・動物などが発する音や声、動きなどを音で象徴的に表した語)中心のものが多く、読んでいる私のほうが退屈してしまうという悩みがありました。
そこで、絵本にこだわることをやめて、時には自分の好きな雑誌や小説を読み上げるなど、まずは自分が楽しめる工夫をしてみました。そのおかげか、読み聞かせにも慣れ、絵本の時間が苦にならなくなりました。
数冊購入後、図書館利用へ
赤ちゃんが生後3カ月のころから、絵本を4,5冊ほど買って、それらをローテーションで読み聞かせていました。その後、赤ちゃんが絵本に慣れたころからは図書館で借りるようにしました。
たくさんの絵本を買えたらいいのですが、狭いマンション住まいでの収納やコストを考えると、厳しいものがあります。図書館で借りればコストはかからず、なによりいろいろな絵本をお試しでき、赤ちゃんも絵本の内容に飽きることなく楽しめたように思います。
絵本が大好きになり、成長に変化も!
1歳を過ぎた現在では、1日に10冊以上読むほど絵本が大好きになりました。絵本で見た動作をまねしたり、読み聞かせから覚えた言葉を発したり。時々「どこでそれを覚えたの?」というものもありました。
最初は絵本の読み聞かせの効果に半信半疑でしたが、わが子の成長を見て、あのときの自分の声が届いていたんだ! と、すごくうれしくなりました。
絵本は言葉から生活習慣まで、多くのことを学ばせてくれます。親子ともに成長に応じ、いろいろな本と触れ合うことも楽しみの1つだと感じました。
著者:しまのさくら
一女の母で夫と3人暮らし。出産を機に勤めていた会社を退職。現在は育児のかたわら、データ入力の仕事や妊娠・出産・育児に関する記事を執筆している。