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同僚「寿退社だって」姿を消した高嶺の花に大失恋⇒数日後…実家の飲食店にエプロン姿の彼女が!?実は♡

僕は以前、IT企業で営業として働いていました。社内には、「高嶺の花」として人気のAがおり、彼女はいつも丁寧でやわらかい笑顔を向けてくれる存在でした。ある日、そんなAが退職するという噂が出て……?

高嶺の花だった彼女が退職

当時、営業として毎日のように外回りをして忙しい日々を送っていた僕には、出社時の密かな楽しみがありました。

 

それは、会社のロビーで受付をしているAに挨拶をすること。彼女はいわゆる「高嶺の花」で、いつも丁寧でやさしい笑顔を向けてくれました。その笑顔を見るだけで、1日の仕事が頑張れるような気がしていたのです。

 

しかしある日、そんなAが退職するという噂が社内に流れました。社内の人たちは、「あんな素敵な人が退職しちゃうのか~。きっと寿退社だよね」と噂していて……。男性社員の中には、噂を聞いて悔しそうな人もいました。僕も、Aの退職を聞いてとてもショックを受けました。

 

結局、僕は一度も自分の思いを伝えることができないまま、Aは花束を抱え、晴れやかな笑顔で会社を去っていきました。彼女は手の届かない存在になってしまったのだと、僕は深く落ち込みました。

 

実家で…信じられない光景を目撃

そのころ、僕は仕事が終わると毎晩のように実家の和食店へ足を運び、手伝いをしていました。数年前に父が亡くなって以来、母がひとりで切り盛りしていましたが、持病の腰痛が悪化。体力的にも限界を迎えていたのです。アルバイトの従業員も立て続けに辞めてしまい、人手不足を補うために僕も店に立っていました。

 

そんなある日、店に顔を出した僕は自分の目を疑いました。厨房の奥に、退職したはずのAがエプロン姿で立っていたのです! 驚く僕に、母は「今日からフルタイムで働いてくれることになった従業員の方よ!」と紹介してくれました。

 

実はA、受付の仕事をしながら将来は飲食の道へ進みたいと考えており、結婚ではなく本格的な修行のために会社を辞めたのだそうです。以前、僕が受付で挨拶を交わした際の雑談から、実家が和食店だと耳にしており、勉強のために客として訪れた際、うちの店の味がすっかり気に入ってくれたとのこと。「このお店の味を学びたい」と、ちょうど出していた求人を見て応募してくれたのでした。

 

お店の危機を救ったのは

彼女が店で働き始めると、僕は社内でAの働きぶりを話すようになりました。すると、それを聞いて驚いた会社の同僚たちが、連日のように店へ飲みに来るようになったのです。飲食店というフランクな場になったことでAとの距離を縮めようとしたのか、酔った勢いで強引に彼女の連絡先を聞き出そうとするなど、業務に支障が出ることもありました。

 

そんな中、無理を重ねていた母の腰痛がさらに悪化。しばらく店に出られなくなってしまいました。母は、「体力的にも、ひとりで店を切り盛りするのは大変で…。畳もうと思う」と弱音をこぼしていて……。それを聞いたAは、「私ができる限りのことはするので、なんとか店を続けてほしい」と懸命に訴えていました。そんな彼女の真剣な姿を見て、元々心のどこかにあった「実家の店を残したい」という僕の気持ちも固まりました。

 

僕は会社を辞め、実家の店を継ぐ決意をしたのです。

 

2人で店を守っていく

退職手続きを進めながら手伝いを続けていたある日、店に通い詰めていた元同僚が彼女にしつこく絡んでいました。僕は次期店主として迷わず2人の間に入り、「他のお客様のご迷惑になります。彼女をこれ以上困らせるならお帰りください」と毅然と伝えました。僕の言葉に、彼女は少し顔を赤らめ、うれしそうにほほ笑んでくれました。

 

それから3年が経ちました。僕は本格的に修行を積み、母から正式に店を引き継ぎました。母も腰の調子が良くなり、今では厨房のご意見番として元気に指示を飛ばしています。
そして、僕の隣にはあの日からずっと一緒に店を支えてくれた彼女の姿が。会社で退職の噂を聞いて落ち込んでいた僕ですが、僕たちは数年越しに本当の意味で「寿」を迎えることになりました。
現在、彼女のお腹の中には新しい命が宿っています。かつて遠くから眺めていただけの高嶺の花は、今、僕の妻として、そして和食店の若女将として、誰よりも眩しい笑顔を見せてくれています。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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