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「あなたは誰?」認知症が進む祖母の言葉に涙…忘れられても寄り添い続けた家族の絆【体験談】

祖母の物忘れが目立つようになったのは、ある日を境に突然でした。最初は「年齢のせいかもしれない」と家族で話していましたが、同じことを何度も繰り返したり、物事を忘れることが増え、次第に心配が大きくなっていきました。その後、祖母は病院で認知症と診断されました。そこから、祖母との向き合い方は少しずつ変わっていきました。

ただの物忘れだと思っていたけれど

最初のころは、祖母の変化をすぐには受け止められませんでした。以前なら覚えていたことを忘れてしまう。何度も同じ質問をする。そんな祖母の姿を見るたびに、家族は戸惑い、不安を感じていました。

 

「また同じことを聞かれた」と思ってしまうこともありました。何度も説明しているうちに、疲れを感じる日もありました。

 

けれど、認知症の進行とともに、祖母自身も混乱しているのだと感じるようになりました。私たちは、できるだけ祖母が不安にならないよう、やさしく声をかけ、穏やかに接することを心がけるようになりました。

 

「あなたは誰?」その言葉に胸が痛んだ

認知症が進むにつれ、祖母は過去の出来事を忘れることが増えていきました。時には、家族の顔を思い出せないこともありました。

 

ある日、祖母が私の名前を思い出せず、悲しそうな表情で「あなたは誰?」と聞いてきたことがあります。その言葉を聞いた瞬間、胸が締めつけられるようでした。頭では病気の影響だとわかっていても、祖母に自分のことを忘れられてしまったようで、とてもつらく感じました。

 

それでも、祖母を責める気持ちはありませんでした。祖母もきっと、思い出せないことに戸惑い、不安を感じていたのだと思います。

 

 

ふと戻る記憶が教えてくれたこと

そんな日々の中でも、祖母がふと昔の話をしてくれることがありました。短い時間ではありましたが、祖母の中に大切な記憶が残っているように感じられ、その瞬間はとてもうれしかったです。何度も同じ質問をされることに疲れていた私も、次第に「祖母は一生懸命思い出そうとしているのかもしれない」と考えるようになりました。

 

思い通りにいかないことは多く、不安やつらさもありました。それでも、焦らず、祖母のペースに寄り添うことが大切なのだと少しずつ気付いていきました。

 

祖母が最期を迎えたとき、私の中には「ありがとう」という気持ちがあふれていました。認知症の介護は、簡単なことばかりではありませんでした。けれど、祖母と過ごした時間は、私にとってかけがえのないものでした。

 

まとめ

介護を通じて学んだのは、「焦らず、心を込めて接すること」の大切さです。家族で支え合いながら祖母と向き合った日々は、私にとって大きな意味を持つ経験になりました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:野川舞子/30代女性・会社員

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

※一部、AI生成画像を使用しています。

 

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シニアカレンダー編集部

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