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「施設に預けるか養子に出そう」自分に似ていない娘を切り捨てる夫→「だったら」離婚を突きつけた結果

夫婦の絆が試されるような問題に直面した経験はありますか? さまざまなトラブルがあると思いますが、なかでも「本当に自分の子か?」と夫から疑われること――これは妻にとってあまりにも残酷ではないでしょうか。

今回は、わが子を自分の子かどうか『疑う夫』にまつわる体験談を2本ご紹介します。信じていた夫から突然、わが子を否定されたとき……妻はどのような決断を下したのでしょうか?

 

夫「この子、本当に俺の子か?」疑いを晴らすためDNA鑑定→夫の心ない言葉に妻が下した決断

ケース1

 

私はフリーランスとして働く30代のシングルマザーです。これは少し前、元夫と4歳の娘の3人で暮らしていたころのお話です。私も夫も典型的な日本人の顔立ちですが、娘はくりくりとした大きな瞳をしていて、どこか外国の子どものような雰囲気があります。

 

街を歩いていると、通りすがりの人から「かわいいね」と声をかけられることも多く、親としてうれしく思っていました。しかし、そのことがきっかけで、夫との関係が修復不可能になるとは、当時は思いもしませんでした……。

 

私は娘の顔立ちがどうであっても、娘のことを心から愛していました。元気に育ってくれていること、それだけで十分だと思っていたのです。ところが、夫は娘の顔立ちが自分たちにあまり似ていないことを、異常なほど気にしている様子でした。

 

そして、娘に対する夫の態度は少しずつ変わっていきました。娘が話しかけても、そっけない返事をし、あからさまに距離を置くようになっていったのです。

 

 

妻と娘を疑う夫

ある日、家族3人で出かけていたときのことです。偶然、知り合いのママ友に会いました。そのママ友は娘を見るなり、「今日もかわいいわね~! でも、パパにはあまり似てないのね」と、悪気なく言ったのです。

 

その瞬間、夫の表情が一気に変わりました。そして帰り道、夫は不機嫌そうにこう言ったのです。

 

「さっきの言い方、聞いたか。まるで娘が俺の子じゃないみたいじゃないか……この子は、本当に俺の子なのか?」

 

その言葉を聞いたとき、胸がざわつきました。夫が私と娘を疑いの目で見ているのは明らかでした。

 

娘は間違いなく夫の子どもです。私は浮気など1度もしていません。

 

時間が経てば夫の疑いも自然に消えるだろうと思っていたのですが、夫の態度は悪くなる一方でした。娘が話しかけても無視することが増えていき、一緒に遊ぶこともなくなっていったのです。その様子を見るたびに、胸が痛みました。

 

 

疑惑を晴らすためのDNA鑑定

このままでは家庭が崩壊してしまうと危機感を抱いた私は、ある提案を夫にしました。

 

「DNA鑑定、受けてみない?」

 

嫌がられるかと思ったのですが、夫は快諾。夫と娘は親子関係を確認する検査を受けることになったのです。

 

数週間後、結果が届きました。当然、娘と夫の親子関係はほぼ間違いないと証明されました。これでやっと、夫から疑いの目を向けられることはなくなる……そう安堵した矢先、夫はとんでもないことを言い出したのです。

 

「やっぱり納得できない。本当の親子だと証明されたって、こんなに似ていないんじゃ、周りからは『浮気された男』だと思われるだろ」

 

自分のプライドと世間体しか頭にない夫は、さらにこう続けました。

 

「この子をどこかに預けることはできないのか? 施設とか……それか養子に出そう……これ以上、変な噂になる前に」

 

私は耳を疑いました。あまりにも身勝手な言葉だったからです。娘はまだ小さく、何も悪いことはしていません。それなのに、夫は実の子を切り捨てようとしたのです。

 

 

娘を守るための決断

私は、もうこの人とは一緒にいられないと確信しました。娘の存在を否定するような人と、この先も家族でいることはできません。

 

「だったら……もう無理ね。別れましょう。娘は私が一生守ります」

 

私はその場で離婚を決意し、夫にその意思を伝えました。夫は世間体を気にして最初こそ離婚を渋りましたが、私の気持ちは変わりませんでした。何より大切なのは、娘が無条件に愛され、安心して成長できる環境です。

 

離婚後、娘と2人で新しい生活を始めました。現在は穏やかな日常を取り戻し、娘は毎日元気に過ごしています。その笑顔を見るたびに、あのとき決断してよかったと思います。

 

親子が似ているかどうかは、重要なことではありません。大事なのは、目の前の子どもを尊重し、大切に思う気持ちです。これからも私は、娘の個性を愛し、その笑顔を全力で守っていこうと思っています。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

 

DNA鑑定で実子と証明されたにもかかわらず、世間体やプライドを理由にわが子を切り捨てようとした夫。娘を守るために即座に離婚を選択した妻の「強さ」に感銘を受けました。

 

さて、続いてご紹介するのは、夫から「托卵か?」と突然不倫を疑われてしまった妻のお話です。しかし、夫が執拗に妻を疑うその裏には、あまりにも最低な「ある理由」が隠されていて……。予想外の展開とは?

 

 

「托卵か?俺の親友に似てる」私の不倫を疑う夫→「そりゃ似てるよ。だって…」事実と離婚を告げた結果

ケース2

 

夫の親友は、夫と会社の同期であり、夫が仕事のストレスで休職した際も親身に支えてくれた恩人でした。

 

あるとき、その親友がファイナンシャルプランナーの資格を取ったことをきっかけに、夫の提案で週に一度、わが家で資産形成の勉強会を開くことになりました。最初は親友に教えてもらい、夫婦2人で資格取得のために頑張ろうと話していたのですが……。

 

初回こそ、夫はやる気満々でしたが、飽きっぽい性格なこともあり「難しい話はわからない」と早々に離脱してしまいました。夫の離脱後は、仕方がなく私と親友の2人で勉強を進める形になりました。

 

親友は人当たりが良く、教えるのがとてもじょうず。勉強会を重ねるごとに私は知識が増えることが楽しくなっていきました。

 

 

見え隠れする違和感

それから半年ほどがたち、私の妊娠が判明しました。さっそく夫に報告したものの、反応はどこか上の空です。「うれしくないの……?」とショックを受けていると、ちょうど勉強会の約束をしていた親友がわが家にやってきました。

 

その日の勉強会の最中、私の体調不良に気づいた親友は、「顔色悪いみたいだけど大丈夫? 勉強会はいつでもできるし、無理しなくていいよ」と心配してくれました。安定期に入る前でしたが、何かと相談にも乗ってくれる信頼できる人だったため、私は妊娠の事実を伝えました。

 

すると突然、少し離れたソファに座っていた夫が急に「既婚者が独身の男と2人きりになるのは体裁が悪い」と怒り出したのです。勉強会を提案したのは夫自身なのに、不自然なほどの不満のぶつけ方に、私は違和感を覚えました。

 

思い返せばそのころから、夫の帰りが遅くなったり、休日もひとりで出かけたりすることが増えていたのです。

 

それから月日は流れ、無事に娘を出産した私。産後間もない体で、初めての育児に追われる私はすっかり疲弊していました。しかし、夫は仕事の忙しさを理由に育児に非協力的。それどころか、私や娘を避けているようさえ見えました。

 

少しでいいから手伝ってほしい……。そんな切実な願いから私は、ある夜、思い切って理由を問いただすことに。すると、夫は信じられない言葉を口にしたのです。

 

 

隠された真実

「お前が産んだ赤ちゃん、俺の親友そっくりなんだよ。托卵なんだろ?」

 

夫は、勉強会で私と親友が2人きりになる時間が多かったことを理由に、不倫を疑っていたのです。そもそも勉強会をしようと言い出したのも、離脱したのも、私と親友が勉強している間ひとりで出かけていたのも、全部夫です。それなのに……。

 

わが子を前に最低だと怒りで震えましたが、私は冷静に「疑うならDNA鑑定をしても構わない」と告げました。さらに私は、勢い余って「そりゃ似てるよ。だって……」と言いかけてしまいました。

 

「だってなんだよ? 認めるんだな? 俺の親友と不倫してたのか! 本当に気持ち悪い! 吐き気がする! この淫乱女! 男なら誰でもいいのか! くそビッチが!」

 

私が口走ってしまったばかりに、夫からは次から次へと暴言が飛んできました。あまりにひどいので、私は真実を話すことに……。

 

「この子が親友に似て見えても不思議じゃないの。あなたの親友と私は異母きょうだいだったの。だからこの子とは親戚になるわね」

 

「え?」
夫が驚くのも無理はありません。実は、私と親友は「異母きょうだい」だったのです。私も最初はその事実を知りませんでした。親友は、私の珍しい旧姓を知ったときに「もしかして……」と思い、遠方の親族に確認していたそうです。そして確認が取れたあと、私にだけ打ち明けてくれていたのです。

 

私の父には、かつて結婚を猛反対された女性がいました。なんと、その女性と父との子が親友だったのです。その女性は、父と別れたあとに妊娠していることに気づき、ひとりで産んでひとりで育てていたのです。父は、その事実をまったく知らず、両親に勧められた縁談で私の母と結婚しました。

 

親友は、この事実を夫にも打ち明けるべきか悩んだそうです。けれど、あまりに突然の話で、自分たち自身もどう受け止めればいいのか整理できていない状態でした。そんななかで夫に伝えれば、かえって話が大きくなってしまうかもしれないと考え、ひとまず私にだけ打ち明けてくれていたのでした。

 

もちろん、私の父にも親友の母にも、私たちが仲良くしていることも、事実を知ってしまったことも伏せています。とても繊細な話なので、落ち着いてからどう向き合うべきか、お互いの両親に知らせるべきか、話し合うつもりでいました。

 

予想外の事実に戸惑う夫に、さらに私は決定的なひと言を突きつけました。

 

「托卵なんて疑う前に、自分が不倫していることを説明したらどう?」

 

夫が私を疑い、ひどい言葉を浴びせていた本当の理由は、自分自身が社内の後輩と不倫をしており、その後輩を妊娠させてしまったという自らの「やましさ」を隠すための責任転嫁だったのです。

 

 

不倫夫の末路

その後、離婚の意思を固めた私は、まずは義両親に夫の不倫を報告しました。自分のことは棚に上げ、妻の不倫を疑い、わが子を他人の子だと疑い……そんな息子に、義両親は深く絶望していました。

 

「もう二度と顔を見せるな」と厳しく突き放された夫は、ようやく自分の愚かさに気づき、「俺が間違っていた。離婚したくない」と泣きついてきました。しかし、許すことはできません。恩人である親友を不倫相手だと決めつけ、さらには自らも裏切り行為を働いていたのですから、再構築など不可能です。

 

その後、私は速やかに離婚の準備を進め、弁護士を通して夫と不倫相手の双方に慰謝料を請求しました。義両親の協力もあり、条件面の協議は比較的スムーズに進み、離婚が成立しました。

 

それからしばらくして親友から聞いた話ですが、会社でも不倫の事実が知れ渡り、居づらくなった元夫は自主退職。すべてを失った元夫は今、どこか遠くの見知らぬ土地でひとり寂しく暮らしているのだとか。慰謝料の支払いで貯金は底をつき、私との娘と不倫相手との子、それぞれ養育費を毎月支払っており、かなり苦しい生活を送っているそうです。

 

一方の私は、娘との2人暮らしを始めました。実家の母や元義母のサポートを受けながら、娘を愛情たっぷりに育てています。今はかけがえのない娘との平穏な日々を何よりも大切に生きています。父のことは、これから時間をかけて親友と話し合い、家族としてどう向き合うべきか考えたいと思っています。

 

◇ ◇ ◇

 

信じていたパートナーの裏切りや、いわれのない疑惑を突きつけられるというのは、どれほど傷つくことでしょう。まして、産後間もない繊細で大変な時期と考えると、胸が痛みます。自分のやましさを隠すために相手を攻撃するような態度は、信頼関係を簡単に壊してしまうのではないでしょうか。

 

感情的にならず事実をきちんと受け止め、そして冷静に自分の尊厳やわが子を守るために速やかに行動した妻。その強さこそが、穏やかな未来を手繰り寄せたのではないでしょうか。自分や自分の大切なものを守るために「冷静」さを保ち、決断する「勇気」を持ちたいですね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

 

本来なら一番の味方であるはずの夫から、自分の保身や世間体のために残酷な言葉をぶつけられる絶望感は計り知れません。しかし、どちらの妻も夫のペースに飲まれることなく、わが子を守るため、冷静に事実を突きつけ、新しい人生を歩み始めました。

 

理不尽な疑いや裏切りに直面したときは、相手の心ない言葉に惑わされず、きちんと事実を確認し、自分の尊厳と大切なものを守るための決断をしたいですね。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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