見知らぬ人から次々と語られる驚きの事実
夫の仕事の都合で、義実家の近くへ引っ越してきた私。引っ越してきてしばらくたっていましたが、当時、私が顔を知っているのは隣近所の人くらいでした。
ある日、5歳と2歳の子どもを連れて、近くの銀行へ歩いて向かっていたときのことです。
すると、見知らぬ高齢の女性から、突然親しげに声をかけられました。
「○○さんの子でしょう? 本当にお父さんにそっくりねえ」
○○とは、夫の名前です。私はその女性に会った覚えがなく、なぜ子どもたちのことを知っているのだろうと戸惑いました。
話を聞いてみると、義母が「孫がかわいい」と、周囲の人に子どもたちの写真を見せていたようです。
私にとっては見知らぬ人でも、長年この土地で暮らす義母にとっては、親しい知人だったのでしょう。孫をかわいく思ってくれていることはありがたいと思いながらも、知らない人が子どもたちの顔を知っていたことに、私は驚きを隠せませんでした。
それでも、その場では笑顔で会釈をし、子どもたちと銀行へ向かいました。受付番号を呼ばれて窓口へ行くと、対応してくれた女性が私の名字を見て、親しげに尋ねてきました。
「もしかして、○○さんのお嫁さん? 下のお子さん、来年からあの幼稚園に通うんでしょう?」
私は耳を疑いました。
下の子の通園先については、まだ家族など身近な人にしか話していなかったことです。義母は、子どもたちの写真だけでなく、今後通う予定の場所まで周囲に話していたのだとわかりました。
義母に悪気はなかったのだと思います。純粋に孫の成長がうれしく、親しい人たちに話したかっただけなのでしょう。
けれど、私が面識のない人たちが、子どもたちの顔や通園先まで知っている状況は、どうしても受け入れられませんでした。万が一のことを考えると、不安を拭うことができなかったのです。
帰宅後、私は夫に事情を話しました。そして夫から義母に、「子どもの写真や通園先などの情報を、私たちに確認せず周囲に話すのはやめてほしい」と伝えてもらいました。
義母は、そこまで深刻に受け止められるとは思っていなかったようですが、夫の話を聞き、「これからは気を付ける」と言ってくれたそうです。
親しい家族だからこそ話せることもあります。けれど、家族に伝えた情報が、自分の知らないところでほかの人にも共有されているとわかると、以前と同じように何でも話すことはできません。
それ以来、私は義母に伝える内容を、以前より慎重に選ぶようになりました。少し心苦しさはありますが、お互いに気持ちよく付き合いながら、子どもたちを守るために必要な距離感なのだと、今は捉えています。
著者: 濱田奈緒/20代女性/ 12歳と9歳、猫2匹を育てながら仕事と家事をこなすワーママです!最近甘いものが手放せません!
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※AI生成画像をし使用しています
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