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「保険適用で手術したい」重いまぶたで眼科へ。診察室で私が恥ずかしくなったワケ【医師監修】

若いころは奥二重のくっきりしたラインがあったのに、まぶたが覆いかぶさり、ラインが見えにくくなりました。鏡を見るたび、この重いまぶたが老けて見える原因ではないかと気になるように。試しに額の皮を上方へ引っ張ってみると、目元にハリが出て若返って見える気がしました。いろいろ調べた結果、自己診断では「眼瞼下垂(がんけんかすい)」。受診して確かめたいと考えた私は、眼科に予約を入れて出かけたのですが、そこで思わぬ展開が!

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師田辺直樹先生

田辺眼科クリニック院長。日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
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眼瞼下垂だと確信した理由

調べてみたところ、「眼瞼下垂」とは、何らかの原因で上まぶたが下がり、視野が狭く感じられたり、外見上の変化が生じたりする状態で、加齢によるものでは、まぶたを上げる筋肉の力がうまく伝わりにくくなることで起こることがあるそうです。

 

セルフチェックの目安としては、「コンタクトレンズを長期間使用している」「おでこにシワが入る」「目が小さくなったように感じる」「奥二重のラインが見えにくくなった」「上まぶたがくぼんでいる」「目と眉毛の間が広くなったように見える」などが挙げられるようです。

 

私は調べた項目のうち、「上まぶたのくぼみ」以外は当てはまるように感じました。最近、おでこのシワも目立つようになりました。まぶたが下がってくると、無意識に額の筋肉を使って目を開こうとすることがあり、その影響でおでこのシワが目立つ場合もあるそうです。

 

こっそり娘の二重まぶた用のアイテムを試して二重にしてみると、視界全体が明るくなったように感じ、心なしか肩凝りも軽くなった気がしました。テレビの情報番組で見た、眼瞼下垂を治療した患者さんが語っていた状態とまったく同じように思いました。この瞬間、私は「眼瞼下垂かもしれない」と強く思い込んでしまいました。

 

保険適用を期待して受診へ

世代的な感覚もあったのかもしれません。娘には「顔の整形手術はNG!」と言ってきた手前、美容整形には抵抗がありました。でも病気であれば治療を考えてもよいのではないか、本音を言えば、保険がきくなら治療したいという気持ちがありました。

 

ネットで調べてみると、眼瞼下垂の手術費用は、保険適用か自由診療か、術式や自己負担割合によって大きく変わるようでした。保険適用の場合は自己負担を抑えられる一方、自由診療では数十万円かかるケースもあるようです。

 

手術の方法には、まぶたを上げる筋肉や腱膜に処置をする方法、余った皮膚を切除する方法、眉の下を切開してたるみを取る方法など、状態に応じて複数の選択肢があるようでした。

 

 

いざ病院へ!そして眼科医の診断にショック

名前を呼ばれて診察室に入ると……先生は同い年くらいの女医さんでした。

 

私からの説明が終わるやいなや、「これは眼瞼下垂ではありません」とぴしゃり。「眉に手を置いて、目を閉じてから開けてみてください」と言われ、その通りに目を開けました。

 

すると、「開きますよね。眼瞼下垂の場合は、眉を押さえるとまぶたを十分に開けにくくなることがあります」「あなたの場合は眼瞼下垂というより、加齢によるまぶたのたるみと考えられます」と言われてしまいました。

 

先生のお話では、診察では瞳の中心から上まぶたの縁までの距離などを確認し、まぶたが瞳孔にどの程度かかっているかを見て判断するそうです。私の場合は、眼瞼下垂と診断される状態ではないとのことでした。

 

「見た目を変えたいだけなのに、保険適用を期待してしまった人」と見透かされているような気がして、とても恥ずかしく、すごすごと病院を後にしました。

 

まとめ

私と同じように、下がってきたまぶたをなんとかしたいと考える方は多いのではないでしょうか。ネットで調べると、自分の状態に当てはまるように感じる情報も多く、保険適用で手術できるかもしれないと期待してしまう表現も目に入りました。

 

しかし今回の一件から、見た目の変化が気になるだけでは保険適用の対象になるとは限らず、医師の診察で機能面の支障などを確認してもらう必要があるのだと実感しました。自己判断で期待を膨らませすぎず、まずは専門の医師に診てもらうことが大切なのだと思いました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)

著者:矢野 ハル子/50代女性。元・印刷会社の営業職。趣味は料理と散歩。お金の勉強やミニマルな生活、終活に興味がある。

イラスト:サトウユカ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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