おすすめの切り方と合わせて知っておきたい「ピーマンの栄養」

ピーマンは「彩り野菜」というイメージを持たれがちですが、実は栄養価の高い優秀な野菜です。
ピーマンに比較的多く含まれているのがビタミンCです。
文部科学省の食品成分データベースでは、青ピーマン(生)のビタミンCは100gあたり76mg、油いためは100gあたり79mgとされています。
ただし、これは調理によってビタミンCが増えるという意味ではなく、調理後の重量や水分量の変化などが関係しています。
ビタミンCは熱に弱いと言われますが、ピーマンは炒め物でもビタミンCを摂りやすい野菜といえるでしょう。
さらに、β-カロテンや食物繊維なども含まれており、健康維持に役立つ栄養がぎゅっと詰まっています。
夏野菜のイメージがありますが、普段の食卓に積極的に取り入れたい野菜のひとつです。
苦味や青臭さが気になるときは「縦切り」がおすすめ

苦味や青臭さが気になる場合に避けたい切り方のひとつが、「繊維を断ち切るように横向きに切る」方法です。
輪切りや、繊維を断つ向きの細切りなどにすると、食感がやわらかくなる一方で、ピーマン特有の青臭さや苦味が気になりやすい場合が。
苦味成分が増えるわけではありませんが、切り方によって食感や香りの感じ方が変わることがあるんです。
子どもがピーマンを苦手に感じる理由のひとつとして、この苦味や青臭さが挙げられるため、苦手な家族がいる場合は切り方を工夫してみるのもよいでしょう。

おすすめは、繊維に沿って縦方向に切る方法です。
シャキッとした食感を残しつつ、苦味や青臭さが目立ちにくくなります。
細切りにする場合、縦に包丁を入れるだけで、食べやすくなりますよ。
「ピーマンが苦手」という家族がいる場合は、まず味付けを変える前に“切り方”を見直してみるのもおすすめです。
細かく切りすぎも注意!

ピーマンをみじん切りのように細かくしすぎるのも、実は注意したいポイントです。
ビタミンCは水溶性で、熱や調理の影響を受けることがあります。
細かく切って断面が増えるほど、水にさらしたり、ゆでたりする調理過程で、水溶性の栄養素が流れ出やすくなることも。
スープや煮込み料理のように煮汁ごと食べる料理なら、水に溶け出した栄養も一緒に摂りやすいですが、ゆでこぼす料理や水にさらす下処理では注意したいポイントです。
調理の際は、必要以上に細かく切りすぎず、切ったら手早くさっと加熱するのがおすすめですよ。
ピーマンは“切り方ひとつ”でおいしさが変わる

ピーマンは、切り方や調理法の小さな違いで、味の感じ方や栄養の残りやすさが変わることがあります。
切り方や調理法を工夫することで、水に溶け出しやすい栄養素の損失を抑え、効率よく摂ることにもつながります。
毎日使う身近な野菜だからこそ、“なんとなく”ではなく、少しだけ意識してみるのがおすすめですよ。
いつものピーマン料理も、切り方を変えるだけで味わいが変わるかもしれません。