妊娠期間は長いようであっという間。おなかにいたときの写真を見返すと、「こんなに大きかったのか!」としみじみしたり、「ぼくはここに入ってたんだね!」と子どもと幸せな時間を過ごせたりしています。お金をかけなくても写真は残せます! 4児の母である私の体験談をお伝えします。
セルフ撮影をした1人目
夫が細身だったので、妊娠後期にもなると体の幅の差が2倍近くになりました。ちょっとショックではあったけれど、これも思い出に残そうと、当時住んでいたアパートでセルフ撮影をすることに。撮影技術のない私たちですが、楽し気な様子が伝わる写真が撮れたと思います。
このころ自分の周りには結婚や妊娠をしている友だちがいなかったので、「マタニティフォト」ということは特に意識していなかったのですが、結果的に残しておいてよかったです。
カメラマンによる出張撮影をした2人目
2人目を授かり、長男が2歳半のときに臨月を迎えました。長男はとてもやんちゃで、かんしゃくもあり、写真館に出向くなど到底無理だと思っていました。そんなとき、義母の知り合いに駆け出しのカメラマンがいて、マタニティフォトのモニターを頼まれたのです。写真館に比べると子どもをあやす技術はそれほどなかったかもしれませんが、子どもがふざけている様子など、飾らない日常も撮ってもらえたのもよかったです。
カメラマンによる撮影は通常2万円くらいのようですが、1万円ほどで写真データ70枚ほどもらうことができました。私は自宅でお願いしましたが、公園や思い出の場所など、外での撮影もできるようでした。
友だちに頼んだ3人目、4人目
3・4人目の妊娠期間は本当にあっという間。それでも上の子たちがアルバムでマタニティフォトを見るととてもうれしそうな顔をしていたので、1枚でもいいから撮ろうと思っていました。そこで、普段からインスタグラムに写真をよく載せている友だちに頼んで、写真を撮ってもらいました。
「私はプロじゃないから写真館にも行ってね!」と言われましたが、私は満足のいく仕上がりでした。お礼にお菓子などは渡しましたが、基本的には無料でお願いしました。相手にも喜ばれたのでよかったかなと思っています。
撮影してもらうときは、夫と見つめ合ったり体を近づけたりするのは少し恥ずかしかったですが、ときどき見返しては幸せな気分になれます。夫はマタニティフォトにはそれほど興味がなかったようですが、私がやりたいなら、と協力してくれたことに感謝しています。
著者:小林まり
6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。