しかし、やば男が家賃を支払ったのはたったの2カ月。長男は家賃の振り込みを催促しますが、のらりくらりと交わされ、仕方なくやば男の自宅に赴くと、そこには明らかに父親のものではない化粧道具……。
「これ何?」と聞いてもヘラヘラしながらはぐらかそうとするやば男の姿に「俺の父親、とんでもなくクズなんじゃ……」と気づいた長男は、そこで初めて母親と父親が離婚していることを察知。その数年後、妹のみきにもやば男のクズぶりを明かしたのです。
どんどんと明らかになる父親にクズぶりに、娘は…!?










※離婚届を配偶者の同意なく作成・提出する行為は、有印私文書偽造罪や偽造私文書等行使罪などに問われる可能性があります。前もって「不受理申出」の手続きをおこなうことで、本人の意思に基づかない離婚届が受理されることを防ぐことができます。
長男から父親のクズぶりを聞かされ、長男と同じように両親が離婚していたことに気づいた娘のみき……。
しかし、離婚の事実にショックを受けることなく、むしろ、子どもに寂しい思いをさせることなく、ここまで育ててくれた母の強さを痛感したのでした。
勝手に離婚届を提出され、夜逃げを強いられ、養育費は一度も支払われることなく、女手ひとつで3人の子どもを育ててきたみちる……。やば男からどんなに裏切られても子どものことを第一に考え、みちるは勝手に離婚届を提出された事実を伏せてきたのでしょう。
「父には時々しか会えなかったけど、間違いなく私は幸せだった」という娘のみきの言葉どおり、両親の離婚を知ったみきがショックを受けなかったのは、常に子どものことを最優先に考え、やば男のことを一度も悪く言わなかったみちるの強さがあったからではないでしょうか。
両親の離婚という衝撃的な事実を知ってもなお、みきがまっすぐに現実を受け止められたのは、母であるみちるがこれまで注いできた深い愛情があったからこそ。どんなに過酷な状況でも、子どもを第一に思い、守り抜いてきたみちるの背中を見てきたからこそ、みきも芯の強い子に育ったのでしょう。親の揺るぎない愛が、子どもの心を支える一番の安全基地になることを教えられますね。
岡田ももえ
