記事サムネイル画像

「トロトロ走るな!」穏やかなのに運転すると豹変する夫。イライラの末に支払った勉強代とは

普段は穏やかでやさしい夫は、ハンドルを握ると豹変します。ささいなことでイライラしたり、暴言を吐き、周りの車に当たり散らしたり……。私の違和感は増すばかりでした。ある日、家族で夫の実家へ遊びに行こうとしましたが、予想外の渋滞にはまり夫のイラ立ちはピークに。そして、行程の最後の最後に、思わぬ落とし穴が待ち構えていたのです。

 

信号待ちで舌打ち…割り込みに強い言葉でののしる夫

30代後半の私は、夫と娘の3人家族。夫は元来穏やかな性格で、感情的になることはほとんどありません。そんな夫に違和感を覚えたのは、車で出かける機会が増えたころでした。

 

夫は運転自体が好きで、遠出する際も積極的に運転してくれます。しかし、夫は信号待ちで前の車の発進が遅いと小さくため息をついたり、割り込みに対して不満を口にしたりと、車を運転すると人格が変わるのです。運転を重ねるごとに舌打ちや強い口調が増えていき、「あれ?」と感じることも多くなりました。

 

特に気になったのは、私への態度。普段は穏やかな口調なのに、運転中は短く「それで?」「何が?」と強い言い方に一変。車内の空気が張り詰めることもありました。それとなく注意しますが、改まりません。それでも「運転してくれているし」と思い我慢していたものの、違和感だけは積み重なっていきました。

 

道が予想外の大渋滞…夫のイライラはピーク!

ある日、義実家に遊びに行ったときのことです。義実家の駐車スペースは狭くて停めにくく、いつも夫が運転を担当します。高速道路を使うと早いのですが、その日は休日で、高速が混むとわかっていたため一般道を利用。ところが、下道も予想外に渋滞していて、思うように進めない時間が長く続きました。

 

ハンドルを握る夫は、いつも以上に言葉が乱暴です。「トロトロ走るな! 青だろ、さっさと行け」など、小言が絶えません。挙句、「なんで一般道がこんなに混むんだ! お前らみんな、高速に乗れ!」と、まるで自分だけの道であるかのように周囲に当たり散らす始末。

 

普段は高速道路なら40分で着くところ、ゆうに1時間以上は走っていました。休憩を挟まず運転していた夫は、ストレスと疲れがピークの様子。私が見かねて、「ここから私が運転するよ。変わろうか?」と聞きましたが、夫は「変わらなくていい!もうすぐ着くし、今さら言うな!」と、イライラしながら返事をしました。

 

「何もそんな言い方しなくても……」と私。車内に険悪なムードが満ちました。結局、2時間近くたって、やっと義実家に到着したのです。

 

 

「8万円なんて安いものよ」夫を穏やかに諭す

夫はそのまま、義実家の駐車場へバックで下がっていきます。「あれ、スピードが速い?」と思った瞬間、「ゴン!」という大きな鈍い音。後ろに停めてあった義母の軽自動車にぶつかり、その車の前バンパーが激しくへこんでしまったのです。

 

「うわっ、やってしまった……」と夫は顔面蒼白。すると、義母が大慌てで家の中から出てきて「あんた、何してるの!」と声を上げます。夫はハッとして、さっきまでのイライラモードは消え、冷静さを取り戻したようでした。

 

私と夫はすぐに義母に謝罪し、警察や保険会社への連絡も確認した上で、修理費を払うことを約束。夫は「自分の不注意で迷惑をかけてしまった」と深く反省していました。

 

後日、請求された修理費は8万円。予定外の大きな出費でした。夫は「なんで、あのとき勢いよくバックしてしまったのかな」と嘆きました。

 

私はここぞとばかりに、「勉強代だと思えば、8万円なんて安いものじゃない。身内の車で、しかもけががなかったのが不幸中の幸い。人やほかの車にぶつかっていたらと思うとゾッとする」と穏やかに諭し、「だから、運転中はイライラしないで」と懇願したのです。夫は「そうだな、そうするよ」と力なくうなずいていました。

 

まとめ

ハンドルを握ると、人格が変わる人が多いとよく聞きます。運転中に思い通りに進まず、イライラしてしまう場面はあるかもしれません。しかし、イライラに疲れや焦りが重なると、冷静な判断がしにくくなり、思わぬトラブルにつながることもあると感じました。わが家でも、接触事故をきっかけに、運転との向き合い方を見直すことにしました。

 

大事なのは、イラつかず、無理をせず、気持ちに余裕を持つこと。そして、同乗者としても、運転者のイライラを増長させないよう、タイミングを工夫して「不安だったよ」などと伝えるようにしたのです。安心できる車ライフには、安全への小さな意識の積み重ねが大切だと感じています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:松本 裕美/30代女性・ライター。2023年生まれの女の子と夫の3人暮らしのママ。飲食業で働いていたが、出産を機にWEBライターに転職。夫は朝早くから夜遅くまで仕事なので、ワンオペ育児に奮闘中。子どもを寝かしつけた後の晩酌が毎日の楽しみ。

イラスト:さくら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
\ この記事にいいね!しよう /
シェアする

  • コメントがありません

気になる記事をまとめ読み

人気連載

新着連載

連載完結

もっと見る

注目記事を探す

人気記事ランキング

アクセスランキング
コメントランキング

お得な無料キャンペーン

暮らしの新着記事

PICKUP