「女の子なら意味がない」義両親の心ないひと言
ある日、義弟夫婦に待望の男の子が生まれました。義両親の喜びようは尋常ではなく、親戚の集まりでも「うちの跡継ぎはこの子に決まりね!」と大々的に公言するほど。
一方で、私たち夫婦に生まれた娘には見向きもしません。それどころか、「女の子なら意味がない!ハズレだ!」「会社を継ぐのは男の子なんだから、お前たちは引っ込んでなさい」と、心ない言葉を平気で浴びせてくるのです。
義弟夫婦も親戚の前で勝ち誇ったような顔をしており、私はとても居心地の悪い思いをしていました。
羽振りの良すぎる義弟に、拭えない違和感
ただ、私は以前から義弟の羽振りの良さに違和感を覚えていました。専務という立場をいいことに、高級車を乗り回し、毎晩のように飲み歩いていたからです。
「うちの息子は将来の社長だから」と自慢する義両親を横目に、私は以前から感じていた不安をぽつりと口にしました。 「……継ぐ会社があればいいけどね」私のそのつぶやきに、夫も呆れたように無言でうなずいていました。
義弟の金銭トラブルで、義父が顔面蒼白に
それから1年後、私の嫌な予感は的中。義父の会社で大きな金銭トラブルが発覚したのです。
なんと義弟が専務の立場を悪用し、接待費と称して会社のカードを私的に使い込んでいたことが判明。さらに、会社の資金を無謀な投資に流し、多額の損失を出していたのです。
事態の深刻さに顔面蒼白になった義父は、慌てて私たちの元へやってきました。そして、「お前、金融機関に勤めているだろ! 家族なんだから助けるのが当たり前だ! なんとか融資の相談に乗って、会社を助けてくれ!」と、手のひらを返したように必死にすがりついてきたのです。
夫の痛快なひと言に、義父は言葉を失って…
今まで散々私たちを見下してきたのに、都合のいいときだけ頼ろうとする義父。夫は冷ややかな視線を向け、きっぱりと言い放ちました。
「跡継ぎは弟って言ってたよね? 都合のいいときだけ家族扱いされても困る。金融機関に勤める人間として言わせてもらえば、あんな私的流用をする役員がいる会社を助けることはできないよ」
夫の正論に、義父はぐうの音も出ず、その場に立ち尽くすしかありませんでした。
その後、義父は会社を守るために義弟を役職から外し、必死に立て直しを図ることに。跡継ぎだと散々持ち上げていた義弟家族の不祥事に、親戚中からも冷ややかな目を向けられているそうです。
私たちは義実家に振り回されることなく、これからも自分たちの家庭と娘を大切にして、穏やかに生きていこうと思います。
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子どもの性別だけで価値を決めつけたり、露骨に差別したりする言動は、家族関係に深い溝を生む原因になります。都合のいいときだけ頼るのではなく、日ごろから相手を尊重し、思いやりと公平な姿勢を忘れずにいたいですね。
【取材時期:2026年6月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。