義母は私の学歴や育ちを持ち出して精神的にののしってきました。高学歴で大手企業に勤める夫とは釣り合わない、早く別れてなどと言われ……。それでも義母をなるべく怒らせないように努力し、結婚生活を維持してきました。
義母のことは夫に言わないようにしていましたが、体調を崩すようになり、実家へ逃げ帰ることになってしまいました。
義母の願いが叶い、離婚することに…
義母は、どうにかして私たちを離婚させようと必死でした。「息子の嫁は、自分のように品があり、実家も裕福な女性でなければ」と声高に主張していて……。私は、この先も義母の考えが変わることはなく、わかり合える日も来ないのだろうと感じました。
その後、私は夫と相談して離婚することに。絶対に義母を許さないという思いで5年の月日が流れました。今日は、海外にある自宅へ帰る日です。一時帰国を終え、幼稚園に通う息子とともに飛行機に搭乗しようとしていました。そのとき、思いもよらない人物に見つかってしまったのです。義母でした。
その場では声をかけられませんでしたが、義母から突然、連絡があり……。
「コブ付きと再婚したの?」
「ほんと不幸な女」
息子の姿もバッチリ見ていたようです。でもそれなら、気づきそうなものですが……。
「息子の顔に見覚えはないですか?」
「え?」
夫と息子の顔は、本当にそっくりなんです。自分の息子の顔も忘れてしまったのかしら。
義母には内緒にしていた離婚の真相
実は、私たち夫婦が離婚を選択したのは義母を落ち着かせるためでした。そして、ひそかに再婚したのです。離婚前からおなかには息子がおり、あのまま出産したらどんな目に遭うかわからなかったので……。
出産後しばらくして夫に海外赴任の辞令が出たので、こっそり家族で移住。義母の目を欺くため、夫は「もうじき帰国してお見合いをする」と話しているようですが、それはすべて嘘。実際には、義母のいる日本へ戻るつもりはなく、当面は海外で暮らしていく予定です。
真実を知った義母は猛烈に怒り、何度も私に電話をかけてきます。夫はすでに連絡先をブロックしていたので、彼には直接連絡ができないのでしょう。赴任地まで乗り込んでくる勢いの義母ですが……。夫はすでに転職しています。その情報は、一切義母に伝えていません。
手詰まりになった義母は、泣き落としを狙ってきました。謝罪し、すべては息子の幸せを願ってのことだったと言い訳をしてきましたが……理解できませんよね。
義母が夫を必要としていた身勝手な理由
結局、義母は自分勝手な理由で息子である夫を必要としていることがわかりました。計画もなく義父の遺産を使い続けた結果、老後資金を失ってしまったのだそう。ひとり息子である夫に面倒を見てほしいと言ってきました。
私たちが再婚していたと知ると、義母は「それなら私はまだ姑だ」と言って威張ってきましたが……。夫自身が母親とは縁を切ると言っています。なので、私にはもう関係のないこと。たとえ義理の母だとしても、さんざん苦しめられた過去を忘れることはできません。
もう二度と関わりたくないので、私も義母の連絡先をブロックすることに。自分がやってきたことを反省してほしいと思います。
◇ ◇ ◇
親が子どもの幸せを願う気持ちは自然なものですが、その思いが行き過ぎて結婚や人生に干渉してしまうと、かえって大切な家族との関係を壊してしまうことがあります。また、老後の不安があるからといって、子どもに頼ることを前提にするのは、大きな負担につながりかねません。相手の価値観や選択を尊重し、適度な距離感を保ちながら関係を築いていきたいですね。
【取材時期:2026年6月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。