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「目の前が真っ白に」祖母の看病中に倒れた私。診察室で医師から告げられた病名の正体【医師解説あり】

祖母の付き添い入院と仕事を両立する生活が続く中、自分の体調は後回しにしていました。いつも通り病院から出勤しようとした朝、診察室で突然目の前が真っ白になりました。その日まで、自分自身が患者になるとは考えてもいなかったのです。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師高島雅之先生

日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2006年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。『宇都宮睡眠呼吸センター』を併設し睡眠医療にも携わる。
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病院と職場の往復生活

祖母の看病のため、付き添い入院をしていました。毎日、病院から職場へ向かい、いったん帰宅して祖父と少し会話をし、また病院へ戻る生活を続けていました。慌ただしい日々の中でも、祖母のそばにいることを優先していました。

 

数日前から、耳が詰まったような感じや、聞こえにくさを感じることがありました。ただ、疲れがたまっているだけだろうと思い、自分の体調を深く気に留めることはありませんでした。

 

診察室での異変と診断

出勤前に立ち寄った診察室で、突然目の前が真っ白になり、その場にしゃがみ込んでしまいました。同時に耳鳴りのような音がして、周囲がふわりと揺れるような感覚もありました。

 

そのまま診察と点滴を受けることになり、耳の症状やめまいのような感覚について医師に伝えました。詳しい検査や経過の確認が必要との説明を受けた上で、医師からは「今後も同じような症状を繰り返すようであれば、メニエール病(内リンパ水腫により、激しい回転性めまい、難聴、耳鳴り、耳閉塞感を繰り返す病気)の可能性も考えられる」と告げられました。

 

祖母が入院していたのは耳鼻咽喉科病棟であり、本来であれば私も安静が必要な状態だったそうですが、祖母の看病があったため、祖母の病室で点滴を受けながら付き添いを続けることになりました。

 

 

引き止めてくれた人の存在

点滴後、そのまま出勤しようとすると、看護師さんに引き止められ、祖母にも叱られました。2人に見守られながら、その場で上司へ連絡し、休みをいただくことに。職場への電話連絡のため、特別に個室の使用許可をいただきました。

 

たまたま耳鼻科系の病気だったこともあり、診察から処置までの対応はとても早かったように感じています。

 

まとめ

祖母のためと思って続けていた生活でしたが、自分の体も守らなければならないと痛感しました。耳の違和感や聞こえにくさを「疲れのせい」と見過ごしていたことも、今思えば体からのサインだったのかもしれません。あのとき止めてくれた人がいたからこそ、それ以上無理を重ねずに済んだのだと思います。

 

医師による解説:過労やストレスが招くメニエール病

看病や仕事で無理が続くと、めまいや耳の不調が現れることがあります。メニエール病の可能性も含め、注意したい症状と受診の目安を解説します。

 

メニエール病で見られる症状

メニエール病は、内耳にあるリンパ液のバランスが崩れ、「内リンパ水腫(むくみ)」と呼ばれる状態が関係すると考えられている病気です。典型的には、自分や周囲がぐるぐる回るような激しい回転性めまい、難聴、耳鳴り、耳が詰まったような耳閉塞感などを伴います。

 

ただし、メニエール病は一度のめまいだけで確定されるものではなく、症状の経過や繰り返しの有無、聴力検査などを踏まえて判断されることが一般的です。似た症状を起こす病気もあるため、自己判断せず、耳鼻咽喉科で確認することが大切です。

 

疲労やストレスが誘因になることも

メニエール病の発症には、過労や睡眠不足、精神的なストレスが関係することがあります。看病や仕事などで緊張状態が続くと、自分では大丈夫だと思っていても、体に負担が蓄積している場合があります。

 

責任感が強く、周囲を優先しがちな人は、自分の不調を後回しにしてしまうこともあります。ただし、性格だけで病気が決まるわけではありません。「自分は我慢できるから大丈夫」と考えすぎず、不調があるときは早めに休むことが大切です。

 

「聞こえ」の違和感は体からのSOSと捉えて

激しいめまいが起きる前に、耳が詰まった感じ、聞こえにくさ、耳鳴りなどが現れることがあります。こうした症状が続く場合やめまいを伴う場合は、体からのサインと捉えて無理しないことが大切です。

 

症状によっては、安静、内服治療、生活指導、経過観察などが必要になることもあります。耳の違和感やめまいを繰り返す場合は、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診しましょう。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)

著者:桂川直友/40代女性・パート

イラスト:ふるみ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

 

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