虐待を受けていた私の影響で子どもまで情緒不安定に「このままではまずい」

2020/12/07 13:25
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育児や夫婦関係などで慢性的なイライラや悲しさ、寂しさなどを感じていたママ。今回は「臨床心理士というプロのカウンセラーに悩みを打ち明けてラクになれた」というママの体験談をお伝えします。

カウンセリングを受ける女性

 

私は毒親に育てられた過去から、人間関係のもつれを慢性的に感じ、メンタルカウンセリングを受けています。しかしカウンセリングと聞くと「特別な人が受ける」というイメージが先行しているように思います。今回は「世の中の悩んでる人たちが、もっと気軽にプロに相談できるようになれればいいな」と感じるきっかけとなった体験談をお話しします。

 

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慢性的な人間関係の悩みを抱えていた過去

私は現在、3歳の長女と生後7カ月の次女を育てています。心の不調を自身で感じたきっかけは、長女を妊娠してからでした。それまで学生生活や仕事をおこなうなかで、「どうも人間関係がうまくいかない……」と悩む場面が多々ありましたが、それはすべて自分のせいだとずっと思い込んでいたのです。しかし、長女を妊娠してから自身の過去を振り返る機会が多くなり、だんだんと考えが変わっていきました。

 

アダルトチルドレンだったと気付いた私

妊娠中から育児書を読むことが自然と多くなり、そのなかで「アダルトチルドレン」というワードが私の目に飛び込んできました。アダルトチルドレンとは、「親の過干渉や育児放棄、暴力などによって心に傷を抱えたまま大人になってしまった人」のことを指すそうです。


私は幼少期から成人するまで、親から心身面で虐待を受けていました。その経験に関しても「私ができの悪い子だから暴力を受けていたんだ」と思っていましたが、アダルトチルドレン関連の本や、他の育児書を読み漁ることで「自分が悪かったのではなく、親の勝手な都合で暴力を受けていた」という事実にやっと気付いたのです。


負のスパイラルから抜け出したい

そして長女を出産後、育児をこなしていくなかでどうも長女に対して感情的に怒鳴ってしまうことがだんだんと増えてきたのです。「このままではまずい!」と決定的に感じたのは次女の出産後でした。次女が生まれたころ、長女は3歳にならないくらいで「親の言葉は理解できるけれど、まだまだ自分中心」な時期。出産後、余裕をなくしてしまった私は以前より感情的に長女に当たってしまいました。


長女もどんどん情緒不安定になっていき、私も気持ちが滅入る……。まさに負のスパイラル状態です。「この状況から抜け出したい」と感じた私は、思い切ってメンタルカウンセリングを受けることにしました。

 

プロのカウンセラーに相談をした私

私の場合は臨床心理士に話を聞いてもらえるようお願いしました。初回は自分の生い立ち、実親や祖父母のことなど3世代に渡って「どんな家庭環境だったか」ということを入念に聞かれました。

 

私の複雑な生い立ちや親から受けてきた暴力は恥ずかしくて友人などにとても話せなかったのですが、相手はプロだし、当然プライバシーも守られます。私は涙を交えながら自身の経験を語り、共感してもらえることで安心したのを覚えています。誰かが自分のつらかった過去をわかってくれたと思うだけで肩の荷がおりました。


その後は定期的にカウンセリングをおこない、回を重ねるごとに私の情緒も安定を取り戻していきました。そして、不思議と娘に対して感情的になることが少なくなり、娘もだんだん笑顔が増えてきました。

 

 

プロのカウンセリングによって、ママ友や夫にも話せなかった心の内をやっと吐き出せました。カウンセラーはしっかりと私の気持ちを受け止め的確なアドバイスをしてくれます。現在、カウンセリングを受けて数カ月経ち、私の心は目に見えて回復しています。毒親に育てられた過去は消えなくとも、「人に話すことによって、気持ちの整理がつき前向きになれる」を体感しました。「本当に限界」となる前に、早めに対処することが大切だと痛感しています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師REIKO


著者:山本加奈子

2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。


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