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夫「母さんの体調が悪いから泊まってくる」私「お義母さんなら隣にいるけど?」→嘘つき夫の哀れな末路

義母は少し迫力があるものの、私にはいつもやさしく接してくれる人でした。ある日、夫から「母さんの体調が悪いから泊まってくる」と連絡が届きます。その文面を見た私は、隣にいた義母の顔を思わず見つめてしまいました……。

なぜか昔から、気の強い人にかわいがられることが多かった私。夫と2人で暮らしており、ちょっぴり迫力はあるものの、面倒見のいい義母との関係も良好でした。

そんな義母のことを、私はひそかに「かっこいい人だな」と思っていて……。

お義母さんってどんな人?

ある日、私は義母への手土産について悩んでいました。

 

義母は会うたびに、ちょっとしたお菓子や日用品を持たせてくれます。そろそろ私からも何かお返しをしたいと思い、夫に好みを尋ねることにしました。

 

ゼリーのような食べやすいものなら喜んでくれるだろうか。そう聞くと、夫は少し考え込んでから、人から物をもらうと遠慮してしまう人だから難しいと答えました。

 

夫自身も、義母が何をもらったら喜ぶのかはよくわからないようです。ただ、相手の気持ちを大切にする人だから、何を渡してもきっと喜んでくれるだろうとも言いました。

私はその言葉に、思わず笑ってしまいました。義母らしいと思ったのです。

 

義母はやさしい人です。けれど夫によると、怒るとかなり怖いのだとか。昔から気が強く、筋の通らないことは許せない性格なのだそう。

 

その話を聞いて、私は少し驚きました。でも同時に、そういう芯の強さがあるからこそ、会社を経営していけるのかもしれないとも思いました。

 

義母は小さな会社を経営していて、いつも忙しそうにしています。けれど、私に会うときは必ず気にかけてくれる人でした。もっと義母のことを知りたい。そう思った私は、なかなかゆっくり話す機会がないことを夫にこぼしました。

 

すると夫は、長い付き合いになるのだから、少しずつ知っていけばいいと軽い調子で言います。その言葉に、私も「そうだね」とうなずいたのでした。

 

夫から届いた不自然な連絡

それから1週間後のこと。

 

私のスマホに、夫からメッセージが届きました。

 

「今日、帰れない」
「母さんが具合悪いらしい」

 

その文面を見た瞬間、私は思わず手を止めました。

 

なぜならその日、私は仕事の都合で近くまで来ていた義母と、昼にランチをしたばかりだったからです。

 

義母は体調を崩しているどころか、いつも通り元気そうでした。しかもランチのあと、「夕方から取引先と打ち合わせなの」と笑って仕事に向かっていたのです。私は少し迷いましたが、まずは夫に、本当に義母が体調を崩したのか確認しました。

 

すると夫はすぐに、本当だと返してきました。さらに、何を疑っているのかと不機嫌そうなメッセージも続きます。その文面を見つめながら、私は胸の奥が冷えていくのを感じました。

 

ただ、ここで問い詰めてもきっと逃げられる。そう思った私は、あえていつも通り、義母のことをよろしくねとだけ返信しました。夫からは、明日の夜までには帰るという返事が届きました。

 

その夜、私は義母に連絡を入れました。

 

夫からのメッセージを見せると、義母はしばらく黙り込んだあと、「あの子、私の名前を使ったのね」と低い声で言いました。怒鳴るわけでも、取り乱すわけでもありません。けれど、その声はいつものやさしい義母とはまるで違っていました。

 

今すぐ責めたい気持ちはわかる。けれど、証拠がないまま問い詰めても、夫は逃げるだけ。義母はそう冷静に言いました。そして、翌日こちらに来てくれることになったのです。

 

それまで、私はいつも通りにしておくことにしました。

 

夫の嘘が崩れた瞬間

翌日の夕方。夫から、ようやくメッセージが届きました。

 

「母さんの体調落ち着いたし、今から帰るよ」

 

私はその文面を見て、隣に座る義母に目を向けました。義母は静かにうなずきます。

私はスマホに文字を打ち込みました。

 

「お義母さんと待ってるね」

 

すぐに既読がつきました。

 

「え!?」

 

短い返信だけで、夫が動揺しているのがわかりました。私は、昨日夫から連絡が来たとき、義母とランチをしていたことを伝えました。義母は普通に元気だったし、最初から嘘だとわかっていた、と。

 

しばらく返信はありませんでした。

 

数分後、夫はようやく、友だちといただけでやましいことはないと言い訳してきました。

 

私は深く息を吐きました。

 

前々から、夫の様子がおかしいとは思っていました。帰りが遅くなる日が増えたこと。スマホを常に持ち歩くようになったこと。休日出勤と言いながら、服装だけ妙に整えて出かけること。小さな違和感は、ずっと積み重なっていました。

 

だから私は、友だちといただけなら、どうして義母の体調を理由にしたのかと返しました。夫の返信は止まりました。

 

その後、私は帰ってきて話をするよう伝えました。義母も、逃げずに帰ってきなさいと言っている。そう送ると、夫は焦ったように、母親は関係ない、大ごとにするなと返してきました。

 

けれど、関係ないはずがありません。夫は、義母の名前を使って嘘をついたのです。私は義母に言われた言葉を思い出しながら、逃げるなら弁護士に相談して、正式に慰謝料請求を進めるつもりだと伝えました。不倫の証拠も、夫の嘘も、今あるものはすべてまとめてある、と。

 

すると、「証拠って何だよ」と夫。

 

私は、帰宅時間、外泊の理由、カードの利用履歴、レシート、夫の言動を、違和感を覚えた日から記録していたことを伝えました。

 

それでもまだ、友だちといただけだと言えるのか。そう送ると、また夫からの返信は止まりました。

 

そして数分後。

 

「……今から帰る」

 

夫から届いたのは、その一文だけでした。

 

静かな義母の制裁

その夜、夫は明らかに青ざめた顔で帰宅しました。玄関を開けた瞬間、義母の姿を見て足が止まります。義母は腕を組んだまま夫を見据え、静かに座るよう促しました。その声に、夫は逆らえませんでした。

 

リビングに座った夫は、最初こそ本当に友だちといただけだと言い張りました。けれど、私がこれまでの違和感を一つずつ伝え、義母が冷静に問いただすと、だんだん言葉が詰まっていきます。

 

昨日の夜はどこにいたのか。相手は誰なのか。義母は一つずつ確認しましたが、夫はまともに答えられませんでした。義母の声は大きくありません。けれど、逃げ道をふさぐような迫力がありました。

 

やがて夫は、不倫を認めました。

 

相手は既婚女性。関係は1年半ほど続いていたそうです。その事実を聞いても、私は涙が出ませんでした。怒りよりも先に、心のどこかがすっと冷めていくのを感じたのです。

 

「1年半も、私をだましてたんだね」

 

私がそう言うと、夫はうつむいたまま謝りました。けれど、その謝罪はあまりにも遅すぎました。義母は、謝るだけで終わる話ではないと夫に告げました。相手にも家庭がある以上、したことの責任はきちんと取るべきだ、と。

 

その後、義母の知人を通じて弁護士に相談することになりました。

 

 

不倫相手の夫にも連絡が入り、双方の配偶者を交えて話し合いが行われることに。不倫相手は最初こそ否定していたものの、夫とのメッセージや外泊の記録を示されると、言い逃れできなくなったそうです。

 

夫は不倫相手の夫から慰謝料を請求されることになり、不倫相手も家庭内で大きな問題になりました。

 

夫はその日の夜、疲れ果てた様子で私に謝り、やり直せないかと頼んできました。

私は静かに首を横に振りました。

 

「無理だよ」
「1年半も嘘をついていた人を、もう夫として見られない」

 

すると夫は、離婚まですることはない、義母が余計なことを言うから私まで強気になっているだけだ、と言い出しました。

 

その瞬間、私の中で何かが完全に切れました。

 

「お義母さんのせいにしないで」
「お義母さんに言われなくても、あなたへの愛情はとっくに冷めてる」

 

夫は何も言えなくなりました。

 

不倫をして、嘘をついて、義母の名前まで使ってごまかそうとした。それなのに、まだ自分は悪くないと思いたがっている。私はそんな夫の姿を見て、もう一緒にはいられないと確信しました。

 

夫は何度も考え直してほしいと言いました。けれど、私の気持ちは変わりませんでした。私は翌日、離婚届を取りに行くこと、慰謝料について弁護士に相談すること、引っ越し費用も請求するつもりであることを伝えました。夫はそこでようやく、自分が失ったものの大きさに気付いたようでした。

 

 

 

その後、不倫相手は夫と二度と会わないことを条件に、自分の夫との離婚は回避したそうです。

 

一方、私は夫と離婚しました。

 

夫は義母からも厳しく突き放されました。義母は、自分のしたことの責任を取りなさいとだけ告げ、しばらく連絡を取らないことにしたそうです。すべてを失った夫は、今も孤立した生活を送っているといいます。一方、私と義母の関係は変わりませんでした。

離婚後も、義母は私を気にかけてくれています。私もまた、義母の冷静さと強さに何度も救われました。

 

夫の嘘に気付きながらも、感情だけで動かず、自分を守るために行動した私。信じていた人に裏切られた傷は簡単には消えませんが、これからは自分のために、穏やかな日々を取り戻していきたいと思います。

 

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    主人公も相手の女に慰謝料請求すればよかったのに。
    こっちは離婚してるんだから元夫に請求された額より多く請求できるのに

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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