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双子の妹「旦那さん、もらうね♡」私「はい喜んで」→妹の略奪に涙するどころか、私が笑顔になった理由

私は30歳の兼業主婦です。

私には双子の妹がいます。二卵性双生児なので見た目はあまり似ていませんが、幼いころから妹にはずっと振り回されてきました。

私たち姉妹は幼いころに両親を事故で亡くし、その後は祖父母に引き取られて育ちました。

 

ところが祖父母は妹を特別扱いし、何をしても叱りませんでした。その影響もあってか、妹は自分の思い通りにならないと気が済まない性格になっていったのです。

 

大人になっても続く妹のわがまま

妹は私の服や持ち物を勝手に使うだけでなく、欲しいと思ったものは何でも手に入れようとしました。中学生のころには、初めて付き合った彼氏まで妹に奪われてしまったことも。

 

その出来事をきっかけに、私は妹と同じ家で暮らし続けることに限界を感じるようになりました。

 

高校卒業後は就職して家を離れ、できるだけ妹と関わらない生活をスタートしたのです。

 

その後、祖母が亡くなり、数年後には祖父も他界しました。久しぶりに顔を合わせた祖父の葬儀でも、遺産の話や私の恋愛事情ばかり気にしていた妹。悲しむ気持ちはほぼないようです。

 

私は長年積み重なった思いを抑えきれず、妹にこう伝えました。

 

「もうこれ以上関わりたくない。今後は距離を置かせてもらうね」

 

妹は怒っていましたが、私はそのまま葬儀場を後にしました。

 

 

揺らぐ平穏な日々

それから数年後、私は飲み会で知り合った男性と結婚。早くに父親を亡くした夫は、ひとり暮らしをしている母親を心配しており、結婚後は義母との同居生活を始めることになりました。

 

新婚生活が始まって半年ほど経ったころのこと――。

 

買い物を終えて帰宅すると、なんとリビングに妹が座っていたのです。突然の来訪に驚いていると、妹は得意げに言いました。

 

「やっと見つけた」

 

知人づてに私の居場所を調べたらしく、夫のことまで把握していました。そして私に向かって笑いながらこう言ったのです。

 

「お姉ちゃんの旦那さん、私がもらうね♡」

 

あまりにも突拍子もない話だったため、最初は冗談だと思った私。ところが夫は青ざめた表情で「あの……ごめん、そういうことだから……」と言うだけで、まともに否定しません。

 

義母も特に驚いた様子はなく、その場の空気に違和感を覚えました。どうやら義母が妹を気に入ったのか、私の知らない間に話がついていたようです。

 

動揺している私の姿を見て満足したのか、しばらくして妹は私に封筒を差し出してきました。

 

「ごめんね。でも仕方ないよね」

「これ、慰謝料。受け取ったら早く出ていって!」

 

封筒の中には、数万円のお金が入っていました。

 

 

大喜びの私

普通なら夫を奪われて悲しむ場面だったかもしれません。しかし、私は違いました。

 

「わかった! すぐに荷物まとめて出ていくね!」

 

妹だけでなく、夫や義母まで、驚いたように私を見ていました。

 

実は、義母との同居生活は、想像を超える苦痛の日々だったのです。

 

結婚当初はやさしかった義母でしたが、同居が始まると態度が一変しました。

 

「息子の妻ならもっとしっかりしなさい」

 

そう言って家事のやり方に細かく口を出し、料理は作り直しを命じられることも少なくありませんでした。どれだけ努力しても認めてもらえず、徐々に私は精神的に追い詰められていったのです。

 

さらに夫はいわゆるマザコンで、義母に逆らうことができませんでした。私が相談しても、「母さんに悪気はないから」と言うばかり。私の味方になってくれる人は誰もいなかったのです。

 

離婚を考えたこともありましたが、生活基盤の問題もあり、なかなか踏み切れずにいた私。そんな状況だったからこそ、妹が「夫をもらう」と言ったとき、私の心に浮かんだのは悲しみではありませんでした。

 

ようやくこの生活から解放される――それが正直な気持ちだったのです。

 

私は宣言通り、最低限の荷物だけを持ち、その家を後にしました。その後、正式に離婚の手続きを済ませました。

 

それから数カ月後――。

 

街で偶然、妹の姿を見かけた私。妹は以前のような派手な雰囲気はなく、疲れ切った表情をしていました。

 

大量の買い物袋を抱えながら足早に歩く妹の姿を見て、私は複雑な気持ちになりました。

 

詳しい事情はわかりません。ただ、私が経験した義母との同居生活を思えば、妹も決してラクな毎日を送っているわけではないのでしょう。

 

妹に振り回され、義母との関係にも苦しめられた日々でしたが、その経験から、自分の人生を大切にすることの重要さを学ぶことができました。これからは誰かの顔色をうかがうのではなく、自分自身の幸せのために生きていきたいと思っています。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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