「長時間バスなんて無理!」専務の娘が猛反発
今年の社員旅行は、国内の有名観光地に決定しました。今年は会社全体の経費削減という方針もあり、社長や役員も含めて「貸切バスで移動する」というルールが決まりました。
これを聞いたA子は「えー、何時間もバスに乗るなんて絶対無理! 疲れるじゃない」と猛反発。とはいえ、まさか本当に勝手な行動に出るとは、このときの私は思っていませんでした。
旅行当日の電話で判明した「まさかの事態」
そして旅行当日。出発時間になっても、A子が集合場所に姿を見せません。心配した私が電話をかけると、電話口から聞こえてきたのは優雅なBGMでした。
「あ、私? 今、国内線のファーストクラスに乗るところ♡ ラウンジでワイン飲んでステーキも食べちゃった。これも社員旅行の一部でしょ? 領収書回すから、あとで経費で落とす手続きしといてね〜」
悪びれる様子もなく、電話口で高笑いするA子。彼女はなんと、会社に無断でファーストクラスのチケットを手配し、ひとりだけ飛行機で現地に向かっていたのです。
「社長もバスですが…」事実を知ったA子は!?
あまりの身勝手さに、私は絶句しました。そして、冷静にこう告げました。
「え……? 会社指定外の移動費や飲食代は経費精算できませんよ。社長も含め、全社員が今このバスに乗って向かっていますが……」
私がそう伝えると、電話の向こうの空気が凍りつきました。「えっ……ウソでしょ、社長もバスなの!?」
動揺する声が聞こえましたが、それでもA子は「パパに言えばこんなのすぐ通るんだから!」と強がり、逃げるように電話を切ってしまったのです。
「パパが何とかしてくれる」A子の自業自得な末路
しかし、事態はA子の思い通りにはなりませんでした。後日、A子が本当に高額な領収書を提出してきたため、私は規定通りに突き返しました。さらに、この騒動はあっという間に社長の耳に入り、「基本は集団行動。理由なき勝手な振る舞いは認めない」と社長から直々に厳しいお叱りを受けることに。
さらに、娘の暴走で社長の心証を悪くした専務(A子の父親)は大激怒。「お前のせいで私まで会社で大恥をかいたじゃないか!!」と、容赦ない雷が落とされたそうです。
結果として、A子が勝手に手配したファーストクラスの航空券代や豪華な飲食代は、すべて完全自腹に。「パパが何とかしてくれる」と高を括っていたA子ですが、今回ばかりは専務もかばいきれず、それ以来すっかり大人しくなりました。ようやく安心して仕事に取り組める日々が戻ってきています。
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どんな立場であっても、会社のルールを無視して自分だけ特別扱いを求める行動は、周囲からの信頼を失う原因になります。立場に甘えるのではなく、社会人としてルールを守り、周囲への配慮を忘れずに行動したいですね。
【取材時期:2026年6月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。