勉強が忙しいとはいえ、私よりは時間に余裕がある夫。自分の都合で仕事を辞めたにもかかわらず、家事はほとんどしてくれません。少しでも何かをお願いすると、「家事は女の仕事だ」と言って拒否するのです。
さらに、私が夜勤中に息子が熱を出したときも、夫は「勉強が進まなかった」と文句ばかり。「俺の邪魔ばかりしやがって……」と言われたときには、あまりにもひどい言い方に、思わずイラッとしてしまいました。
わが子を育てるのに報酬を要求する夫
ある日突然、夫が「タブレットがほしい」と言い出しました。すでにノートパソコンは持っているのですが、図書館で勉強するにはタブレットのほうが便利なのだそうです。現在、わが家は私の収入だけで生活しています。そのため、タブレットの購入に10万円が必要だと言われても、そう簡単に用意できるものではありません。
すると夫は、「息子の世話をしているのだから、それ相応の報酬が必要だ」と言い出しました。親として当然の役目を果たすのに、手当を要求する夫……。私には到底理解できません。お小遣いはきちんと渡していますし、そもそも夫が突然仕事を辞めなければ、こんな状況にはならなかったはず。
私がそう伝えると、夫は「働いているからって偉そうにするな!」と怒鳴ってきました。そして後日、夫が勝手にクレジットカードを使い、タブレットを購入していたことがわかったのです。
どういうこと?義母からの突然の連絡に困惑…
ある日、義母から私に連絡がありました。義母は遠慮がちに、「息子を預ける回数を少し減らしてほしい」と言ってきたのです。私は思わず、「え? 息子は夫が見ているはずですが……」と聞き返しました。私が仕事で不在の間、息子の面倒は夫が見ていると思っていたからです。すると義母は、とても驚いた様子。実は義母は、私がフルタイムで仕事を始めたことも、夫が仕事を辞めて家にいることも知らなかったのです。
夫は、自分が退職したことや私がフルタイム勤務に戻ったことを、義母に話しておくと言っていました。私も、夫から「ちゃんと伝えた」と聞いていたのですが……どうやら事実は違ったようです。
さらに義母の話を聞くと、夫は私に内緒で息子を頻繁に義母へ預けていたことがわかりました。しかも、夜中まで預かってもらうことも多かったといいます。夫は義母に、「妻が何もしてくれなくて困っている」とまで話していたようで……。
義母は、事情を知らなかったことを申し訳なさそうに謝ってくれました。そして私たちは、夫に自分のしたことを後悔させるため、一緒に作戦を練ることにしたのです。
「母さん、今夜も息子を頼むわ」
「嫁が何もしないからさ」
どうやら夫は、今日も義母に甘えるつもりのようです。そして、私が何もしないという愚痴をこぼし始めました。そこで今度は、私も丁寧に話を聞いてあげることにしたのです。
「あんたの嫁だけど、どういうこと?」
「えっ」
夫はひどく驚き、うろたえているようです。
嘘をついていた夫に、妻が下した決断とは
あれから義母と協力し、夫の生活を調べてみることにしました。すると夫は勉強などしておらず、私が仕事をしている間は家でひとりゴロゴロ。やらないと約束していたギャンブルまで再開し、息子の世話は義母に丸投げしていたのです。さらに夜は飲み屋へ行き、その帰りに息子を引き取って帰るという、悠々自適な生活を送っていました。
夫を問い詰めると、「最近、勉強が行き詰まっていて、リフレッシュしたかった」と言い訳をしてきました。ですが実際は、この半年間ずっと“息抜き”をしていたわけです。こんな夫を信じていた自分が情けなくなり、私は「もう顔も見たくない」と離婚を宣言しました。
夫は「反省している」と何度も謝罪してきましたが、私は許せませんでした。そもそも私が産後すぐにパートで復帰したのは、夫のギャンブルによる借金を返済するためでした。もうギャンブルはしないと約束していたのに、また裏切られたのです。
「もう一度チャンスをくれ」と言われましたが、私の中に夫への愛情は残っていませんでした。これまでは「一緒に頑張ろう」と思っていましたが、夫は結局、自分さえよければよかったのでしょう。嘘までついて息子を義母に預け、私の悪口まで言っていたと知り、心底うんざりしました。
その後、なんとか夫と離婚。今は実家の両親と協力しながら、息子を育てています。義母とは今でも、ときどき会っています。離婚後、夫がどうしているのかはわかりません。私はこれからも、息子との生活を大切にしながら生きていこうと思います。
◇ ◇ ◇
育児や家事の分担は、家庭の状況によってさまざまです。しかし、相手に嘘をついたり、周囲に負担を押しつけたりして自分だけラクをしようとする行動は、家族の信頼関係を大きく損なうことにつながりますよね。約束を破られたり、嘘を重ねられたりしたときは、無理に我慢し続けるのではなく、自分と子どもを守る選択をしていきたいですね。
【取材時期:2026年6月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部にAI生成画像を使用しています