あーちゃんが施設で暮らすようになってから、半年がたちました。最初のうちは、あーちゃんが不安にならないように、交代しながら毎日欠かさず面会に行っていたワフウフさん姉妹ですが、今はときどきお休みの日を入れながら通うようになりました。ワフウフさんは週に3~4日働き、なーにゃんは月初めの1週間集中して働いているのですが、ある日あーちゃんに「明日と明後日は2人とも仕事だから、面会には来られない」と伝えたところ、あーちゃんは「ええ! なーにゃんちゃんって仕事しているの?」と驚いていました。こうやって少しずつ娘のことを忘れていくのかと思うと、ちょっと悲しくなってしまったのでした。
継続して飲まないといけない薬があるのに

病院の帰りにランチをしていたときのこと。なーにゃんが施設から預かってきた薬を渡すと、あーちゃんは「食前の薬?」と不思議そうな表情です。

この薬はあーちゃんの持病である糖尿病の薬で、もう何十年も飲み続けているものなのですが……。

あーちゃんは、なーにゃんがまだ渡していない薬を見つけ「そっちのはなあに?」と聞いてきたので、なーにゃんが食後の薬だと答えると……。

「食後の薬もあるの?」と、またしても初耳のような顔。ちなみに、この薬もずっと飲んでいるものです。

さらに、部屋には「薬いつまでする」というメモが……。おそらく、いつまで飲むと書きたかったのだと思います。

認知症の薬は症状が進行するにつれて変わるかもしれませんが、少なくとも糖尿病の薬は継続して飲まなくてはいけません。もちろん、認知症になる前は、本人にもその認識はありました。

以前、施設の訪問医からこんなことを言われ……。

ひどく腹を立てた私たち姉妹ですが、もしかすると、今のあーちゃんは訪問医が言うような状態になっているのかもしれません。
先日、病院に行った帰りにあーちゃんと外でランチをしたときのこと。なーにゃんが施設から預かってきた食前の薬をあーちゃんに渡したところ、「食前の薬? 私、食前に飲む薬があるの?」と言われてしまい、私たちは姉妹でびっくり。なぜなら、この薬はあーちゃんの持病である糖尿病の薬で、もう何十年も飲み続けているものだからです。
さらに、なーにゃんが持っている、まだ渡していない薬を見て「そっちのはなあに?」と聞いてきたあーちゃん。なーにゃんが「これは食後の薬!」と答えると、不思議そうな顔で「食後の薬もあるの?」と言ったのです。ちなみに、この薬ももうずっと飲んでいるものです。施設で暮らし始める前、半年ほどちゃんと薬が飲めていなかった時期はあったものの、それでもあーちゃんの中には「薬はちゃんと飲まなくてはいけないもの」という認識があったのですが、今は施設で管理してもらっているため、自分が薬を飲んでいるという意識がないのでしょうか。
衝撃はこれだけでは終わらず……。あーちゃんの部屋にあったメモに、「薬はいつまでにする」という一文を発見。おそらく、「いつまで飲む」と書きたかったのだと思うのですが、少なくとも糖尿病の薬は継続して服用する必要があります。本人もよくわかっていたはずなのに……。以前、施設の訪問医に「認知症の方は何の治療を受けているかわからない」という内容のことを言われ、あーちゃんはそんなことないと腹を立てていたのですが、もしかすると今のあーちゃんは、訪問医の言っているような状態に近づいているのかもしれません。
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何十年も当たり前のように飲んでいた薬を忘れてしまったことは、とても衝撃的だったと思います。当たり前にできていたことを忘れてしまうことが、人によっては命にも関わると思うと、小さな変化も見逃さないようにしたいですね。
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ワフウフ