手術当日に告げられた延期の知らせ
実は、娘は入院の1週間ほど前に熱を出していました。
当日は小児外科の主治医から「手術は可能」と説明を受けていたものの、最終的には麻酔科の判断で延期が決まったのです。
医師たちにとっても慎重な判断だったのだと思いますが、その知らせを聞いた瞬間、夫の表情が一気に変わりました。そして娘の前で、感情を抑えきれない様子でこう言ったのです。
「ふざけるな! こっちはわざわざ休みを取ってるんだ!」
その言葉を聞いた瞬間、私は耳を疑いました。
一番つらいのは娘なのに…
娘はその日まで、不安な気持ちを抱えながらも検査や採血を頑張ってきました。そんな娘の前で、延期になったことへの怒りをあらわにする夫の姿を見て、私は強いショックを受けました。
もちろん、仕事の調整が大変だったことは理解しています。忙しい中で休みを取ってくれたことにも、感謝する気持ちはありました。
けれど、これまでの定期検診や入院前説明に、夫が来ることはほとんどありませんでした。
今思えば、私自身も「忙しいだろうから」と気をつかい、夫に「来てほしい」とはっきり言えなかった部分もあったのだと思います。
それでも、一番つらい思いをしている娘の前で、怒りを態度や言葉に出してほしくはありませんでした。
待合室でも続いていた不満
さらに後から、待合室にいた祖父母や上の子から「お父さん、かなりイライラしていたよ」と聞かされました。
夫は待合室でも、「せっかく休みを取ったのに延期ですよ。やってられないですよ」と不満を口にしていたそうです。
その話を聞いて、私はさらに悲しくなりました。
延期になったのは誰のせいでもありません。医師たちも、娘の体調を考えた上で慎重に判断してくれたはずです。だからこそ、その場で怒りをあらわにする夫の姿を、私はどうしても受け入れることができませんでした。
まとめ
この出来事を通して、同じ状況にいても、何を優先して考えるかは人によって大きく違うのだと感じました。
私はただ、「娘が少しでも安心できる時間にしてあげたい」という気持ちでいっぱいでした。だからこそ、あの日の夫の言葉や態度は、今でも強く心に残っています。
また、自分の中で我慢したり遠慮したりするだけではなく、「来てほしい」「一緒に考えてほしい」と伝えることも必要だったのかもしれないと、後になって感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:後藤 紗凪/30代女性・会社員
イラスト:エェコ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
関連記事:「俺に似てよかったな」出産直後、夫の無神経発言に怒り爆発。義母が放った一喝とは
関連記事:小学1年生だった娘の相手をいいかげんにした夫…13年後、娘から放たれた手痛い評価とは【体験談】
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!