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「俺に似てよかったな」出産直後、夫の無神経発言に怒り爆発。義母が放った一喝とは

30代後半の私と夫には、3歳の息子と10カ月の娘がいます。私と夫は今から2021年に結婚。若いころから容姿に自信のあった夫は、結婚前から私に、モテていたときの自慢話ばかりしていました。2人の子どもに恵まれましたが、夫が気にするのは子どもの容姿ばかり。そんな夫を義母が一喝! 夫の心を入れ替えさせた言葉とは?

 

過去のモテ自慢をする夫

夫は学生のころから自分の容姿に自信があるようで、結婚前から「学生のときは5人に告白されたな」「俺かっこよかったんだよ」とモテ自慢をよく私にしていました。付き合った当初は、そんな自慢をする夫にやきもちを妬いていた私。しかし、夫が何度も同じ話をするので、いつの間にか「またその話ね。昔のことでしょ」と聞き流すように。

 

一方、私は学生のころから容姿をさほど気にしたこともなく、目立たない学生生活を過ごしてきました。夫のように何人もの人から告白された経験もなければ、付き合った人数もごくわずか。そんな私に夫は「見た目が地味だと損だよな」と言ってきます。

 

それでも私には信頼できる友だちも多く、学生生活も充実していたので、あまり相手にしていませんでした。もちろん結婚した今でも、ママ友として仲良くする友人や何でも相談できる先輩もいるので、容姿ばかり気にする夫がかわいそうだと思うほどです。

 

息子の出産直後に放った夫のひと言

結婚して1年後に息子を出産。出産直後の産院で、私は夫に「泣き声までかわいいね」と言うと、「何だかお前に似てるな! 俺に似たらよかったのに」と残念そうにしていました。私はいたわりの言葉の1つでもあるだろうと思っていたのに、思いがけない夫のひと言に絶句。出産で疲れ果てていた私は、夫に言い返す言葉も見つからないまま夫は帰宅することに。

 

私は分娩室から部屋に戻り「夫にとっては顔がすべてなのか……」ともやもやしつつ、ひと眠りしてしまいました。気付くと次の日の朝で、おむつを替えたりなど息子のお世話で忙しくしているうちに入院生活も終了。退院後も初めての育児に追われ、夫の放ったひと言もいつの間にか忘れていました。

 

毎日があっという間に過ぎ、息子が3歳のとき2人目の娘を出産。産院には夫や息子、義母も駆けつけてくれました。私は夫に「出産は大変だったけど、こんな姿を見たら疲れも吹っ飛ぶよ」と言いましたが、夫には私の言葉が届いていない様子。そして、夫は私に対するねぎらいの言葉もなく、「鼻が俺に似てないか?」とひと言。私はその言葉で息子を出産したときの夫の「俺に似たらよかったのに」という発言を思い出し、「生まれたばかりでまだわからないでしょ!」と冷たく言い放ちました。

 

気にする様子もなく「お前に似ず、俺に似てよかったな」とうれしそうに娘に語りかけていた夫。私は近くに息子がいるにもかかわらず、無神経な言葉を放つ夫に怒りが込み上げました。

 

 

夫を言い伏せた義母の言葉とは?

すると、来てくれていた義母が突然「本当にあなたに似なくてよかったわ」とひと言。義母も夫と同じように、娘が私に似なくてよかったと言っていると思い、私は大ショック。夫はそんな私の様子など気にも留めず「だろ? 俺に似てるからかわいいもんな」と浮かれていました。

 

次の瞬間「違うわよ!!」と義母が大きな声を出しました。「あなたの性格に似なくてよかったと言ってるの!」と夫を指さす義母。夫も私も意味がわからず混乱していると、続けて義母が「息子ちゃんはお嫁さんに似て、すごくやさしい性格だわ。大事なのは見た目じゃないのよ」となだめるように夫を言い伏せました。実の母から言われた言葉に心を痛めたのか、夫はぐうの音も出ません。義母は静かに「赤ちゃんかわいいわね! この子(夫)に頼って、あなたは無理しないようにゆっくり休むのよ」と私にやさしく声をかけてくれ、病室を出ていきました。

 

私は義母の「大事なのは見た目ではない」という言葉にうれしさが込み上げました。夫はしばらく顔を伏せて黙っていましたが、気まずそうに顔を上げ「息子がかわいくないわけじゃないんだ……」とつぶやきました。これまで人の容姿をバカにしていた自分の発言を反省している夫を見て、私も「今までのあなたと息子を見ていたら、あなたが息子を大事に思ってるのはわかるから」と伝えました。

 

すると夫は「ごめん。俺、どうかしてたわ。見た目がすべてではないのに」と心を入れ替えた様子。私が「息子も娘も、2人で大事に育てようね」と言うと、夫も強くうなずいてくれました。

 

まとめ

この件以降、私のことはもちろん、息子や娘の容姿について何も言わなくなった夫。義母の「人は見た目だけではない」というひと言は、夫の心を改め、私の沈んでいた気持ちまでもスッキリさせてくれました。義母の偉大さに気付かされたと同時に、私も義母を見習い、母として息子や娘にも容姿以上に大切なことがあると伝えていきたいと思えた出来事でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:吉本 桜/30代女性・会社員。育休中で3歳の息子と10カ月の娘の育児に明け暮れている。すき間時間にブログを書くのが趣味。

イラスト/マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)

 

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