デリカシーのない夫に、義母がひと言
夫も義母も「おいしい!」と言ってくれますが、肝心の娘にはヒットせず。この日も口に入れたものをすべて吐き出すばかりでした。私はさすがに心が折れ、「頑張って作ったごはん、全部吐き出して捨てられるママの気持ちにもなってよ~」と娘に話しかけました。すると夫は娘を見ながら、「そんなのわかるわけないじゃんね~。このごはんは、食べたくなかったんだよな~」と笑いながら言うのです。その夫の反応に、胸が重くなる思いがして、うつむいてしまった私。
すると、一部始終を見ていた義母が「あんたも孫ちゃんのごはん作るの?」と夫に聞きました。夫は「いや、作らないけど。食べさせるのはしているからいいだろ」と返しました。そんな夫に義母は、「じゃあ、あんたは嫁ちゃんの言葉を否定する権利はないわ。食べてくれるか必死に考えて、工夫して毎日作っているのよ。それを食べてもらえないんだから、悲しくなって当たり前でしょう。孫ちゃんが嫁ちゃんの気持ちをまだよくわからない年齢なのは、嫁ちゃんも理解しているわよ。それでも弱音を吐きたくなるときもあるわ」と言ってくれたのです。
さらに「あんたは、嫁ちゃんが必死に考えたごはんを食べさせているだけ。育児のいいとこ取りよ」とまで言ってくれました。夫はぐうの音も出ない様子で「すみませんでした……」と私に謝ってくれ、私は気を取り直して「せめて、白いご飯は食べてね!」と娘に笑いかけることができました。
夫の態度に、何とも言えない思いがこみ上げた私でしたが、義母が私の努力を理解して味方になってくれたので立ち直れました。私も、人の気持ちに寄り添った言動を心がけたいと感じた出来事です。
著者:坂井みさき/20代・主婦。絵本とお絵描きが好きな、1歳の自己主張強めな女の子を育てるママ。日々の楽しみは、娘を寝かしつけた後で夫と甘いものを食べながらテレビを見ること。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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