【鶏もも肉と鶏むね肉の違い】何が違うの?

鶏もも肉と鶏むね肉の大きな違いは、脂質の量と食感です。
鶏もも肉は脂質を適度に含んでいるため、加熱してもやわらかくジューシーに仕上がりやすいのが特徴です。
焼いたときの香ばしさやコクも感じやすく、食べ応えがあります。
一方の鶏むね肉は、もも肉に比べて脂質が少なく、あっさりとした味わいです。
クセが少ないためさまざまな味付けになじみやすく、高たんぱくな食材としても人気があります。
文部科学省の食品成分データベースによると、若どり・主品目・生の100gあたりで、それぞれのたんぱく質と脂質を比べると、下記のとおりになります。
【皮つき】
- もも:たんぱく質16.6g・脂質14.2g
- むね:たんぱく質21.3g・脂質5.9g
【皮なし】
- もも:たんぱく質19.0g・脂質5.0g
- むね:たんぱく質23.3g・脂質1.9g
また、農林水産省のホームページでも、鶏もも肉は「うまみが濃厚」、鶏むね肉は「さっぱりした味わい」と紹介されており、同じ鶏肉でも味や特徴に違いがあることがわかります。
参考:文部科学省「食品成分データベース」/肉類/<鳥肉類>/にわとり/[若どり・主品目]/もも/皮つき/生
参考:文部科学省「食品成分データベース」/肉類/<鳥肉類>/にわとり/[若どり・主品目]/もも/皮なし/生
参考:文部科学省「食品成分データベース」/肉類/<鳥肉類>/にわとり/[若どり・主品目]/むね/皮つき/生
参考:文部科学省「食品成分データベース」/肉類/<鳥肉類>/にわとり/[若どり・主品目]/むね/皮なし/生
「ヘルシーだからむね肉」だけが正解とは限らない

ダイエットや健康を意識している方の中には、「鶏肉ならむね肉一択」と考えている方もいるかもしれません。
確かに、文部科学省の食品成分データベースでは、若どり・主品目の「生」の比較で、皮つき・皮なしのいずれも鶏むね肉のほうが鶏もも肉より脂質が少なく、たんぱく質が多いことが示されています。
そのため、カロリーや脂質をできるだけ抑えたい場合には、鶏むね肉は心強い選択肢です。
しかし、だからといって鶏もも肉が悪いというわけではありません。
鶏もも肉は脂質を含むことで満足感を得やすく、少量でも食べ応えがあります。
また、ジューシーな食感によって「しっかり食べた」という満足感につながることもあります。
健康的な食事を続けるためには栄養価だけでなく、おいしく食べられることも大切です。
そのため、「ヘルシーだからむね肉」「脂が多いからもも肉は避ける」という単純な考え方ではなく、料理や目的に合わせて選ぶことが大切です。
※栄養価は皮つき・皮なし、若どり・親どりなどによって変わります。
から揚げや親子丼なら鶏もも肉がおすすめ

鶏もも肉は脂があるため、加熱してもパサつきにくいのが魅力です。
特におすすめなのは、から揚げ、照り焼き、親子丼、焼き鳥などの料理です。
例えばから揚げは、もも肉を使うことで外はカリッと、中はジューシーな仕上がりになります。
また、親子丼や照り焼きでは、鶏肉から出るうまみや脂が全体のおいしさにつながるため、もも肉との相性が抜群です。
「お店のような満足感のある仕上がりにしたい」という場合は、鶏もも肉を選ぶと失敗しにくいでしょう。
蒸し鶏やサラダなら鶏むね肉がおすすめ

一方、鶏むね肉はあっさりした味わいを活かす料理に向いています。
例えば、蒸し鶏、サラダ、棒棒鶏、和え物などです。
シンプルな調理法でもたんぱく質をしっかり摂ることができるため、健康を意識している方に人気があります。
また、「むね肉はパサパサするから苦手」という方もいますが、下味をつけたり、片栗粉をまぶしたり、中心まで十分に火を通したうえで加熱時間を必要以上に長くしないよう工夫したりすることで、しっとり仕上げることもできますよ。
価格が手頃なので、家計にやさしいのも魅力のひとつですね。
安い・高いより"作るメニュー"で選ぼう【鶏もも肉と鶏むね肉の違い】

鶏もも肉と鶏むね肉は、どちらが優れているというものではありません。
鶏もも肉はジューシーでコクがあり、鶏むね肉は脂質が控えめであっさりしています。
安いから鶏むね肉を選ぶ、高いから鶏もも肉を避ける、といった価格だけの選び方ではなく、「今日作りたい料理にはどちらが合うかな?」という視点で選ぶのがおすすめです。
部位ごとの特徴を知って上手に使い分ければ、いつもの食卓がもっとおいしくなりますよ。