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「月経量が多くないですか?」貧血の再検査で医師に問われて気付いた不調の原因【医師監修】

年齢とともに変化する生理のリズム。40代、50代になり「症状が重くなった」と感じても、つい我慢を重ねてしまう女性は少なくありません。その一方で、背景に病気が隠れていることもあります。この記事では3人の女性が体験した生理トラブルを紹介します。

 

まさか月経量が関係しているなんて

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元気が取り柄の私ですが、健康診断では毎回のように「貧血」で引っかかっていました。レバーを食べたり、サプリメントを飲んだりして対策していましたが、ある再検査のとき、医師に「月経量が多くないですか?」と尋ねられました。

 

言われてみると、多い日は昼間でも夜用の生理用ナプキンを使っているほどでした。貧血の原因はここにあったのかもしれません。

 

それからは体を冷やさないよう意識し、湯船に浸かる日を増やしたり、使い捨てカイロをおなかに当てたり、食事内容を見直したりしました。生理用ナプキンも肌にやさしい素材のものに変え、少しずつ体調が整ってきたように感じました。

 

気付けば、月経量は落ち着いてきたように思います。ただ、これが生活習慣の見直しだけによるものだったのかは、わからないとも感じています。

 

◇◇◇◇◇

 

体の不調には、日々の生活の中に気付くきっかけが隠れているのかもしれないと思います。医師の何げないひと言で当たり前だと思っていた月経量という体のサインと向き合うようになり、生活を少し見直すだけで心も体も軽くなることを実感しました。健康は、日々の小さな選択を重ねながら守っていくものだと、今では感じています。

 

監修/沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。

 

著者:井出沙羅/40代女性・会社員

イラスト:マキノ

 

1カ月に3回の生理?止まらない出血の恐怖

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私の生理周期が乱れ始めたのは、3年ほど前でした。最初は20日で来たり40日空いたりという程度でしたが、ついに「2カ月来ない」「1カ月の間に3回も来る」「一度始まるとなかなか終わらない」という状態になり、婦人科を受診しました。

 

また、それまでほとんど感じたことのなかった生理痛にも、この年齢になって初めて悩まされました。痛み止めも効かず、食欲不振や頭痛にも悩まされ、ただ横になって痛くない姿勢を探すだけのつらい時間でした。

 

さらに、当時は無自覚でしたが、背中や脇から出る汗の量も尋常ではありませんでした。まさに「滝のような汗」が止まらず、心身ともに限界を迎えていました。

 

たまらず医師に相談し、治療法をホルモン補充療法に切り替えたところ、徐々に周期が落ち着いてきました。

 

体調が整うと同時に精神面も安定し、夜もしっかりと眠れるようになりました。閉経まで投薬は続く予定で、年1回の婦人科検診や乳がん・子宮がん検診も欠かせませんが、あの苦しみから解放された今、毎日をとても穏やかに過ごせています。

 

◇◇◇◇◇

 

今思えば、あの大量の汗は更年期にみられるホットフラッシュの症状だったのかもしれないと気付きました。治療で汗も治まりましたが、もっと早く受診すべきでした。つらいときは我慢せず、専門医を頼ることが大切だと痛感しています。

 

監修/沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。

 

著者:手小山 祐月/50代女性・無職

イラスト:おみき

 

 

止まらない出血に戸惑いが募った日々

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最近、生理の量が急に増え、普段より頻繁にトイレに行くようになりました。「いつもと違うかもしれない」と感じながらも、忙しさに押されて深く考えずにいました。それでも小さな違和感は消えず、胸の奥に残ったまま日々を送っていました。

 

最初は「今回は量が多いだけかもしれない」と思っていました。けれど日がたつにつれ、量が明らかに増え、ナプキンを2時間おきに替えなければ追いつかないほどになりました。どうして急にこうなったのかわからず、戸惑いと不安がじわじわ大きくなっていきました。それでも、どこかで大丈夫だと自分に言い聞かせていました。

 

心の中で不安が強くなり、「このまま様子を見るのは怖い」と感じて病院へ行く決心をしました。検査後、医師から「かなり大きな子宮筋腫があります」と告げられ、思わず言葉を失いました。原因がわかった安堵と同時に、もっと早く受診していればという後悔が残りました。

 

◇◇◇◇◇

 

生理の異変を軽く見てしまったことで、大きな子宮筋腫に気付くのが遅れてしまいました。「おかしい」と感じたときに病院へ行くことが、自分の身を守るために必要だと改めて思いました。日々の忙しさに流されて違和感を後回しにせず、気になったときにきちんと原因を突き止めることの大切さを実感しました。

 

【沢岻先生からのアドバイス】

生理の量や周期の異変を「忙しさ」や「年齢のせい」にして放置してしまうケースは少なくありません。しかし、過多月経(ナプキンが頻繁に必要、レバー状の血の塊が出るなど)や頻尿は、子宮筋腫などの疾患で見られることがある症状です。

 

子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると貧血やQOL(生活の質)の低下につながることがあります。早期に発見できれば、治療の選択肢も増え、体への負担を軽減できます。

 

①夜用ナプキンでも間に合わない、2時間もたない、②生理痛のとき、市販薬が効きにくくなった、③頻繁なトイレ(頻尿)、下腹部の圧迫感や痛みがあるなど、「いつもと違う」と感じたら、その違和感を大切にし、迷わず産婦人科を受診しましょう。体のサインに耳を傾けることが、ご自身の健康を守るきっかけになります。

 

監修/沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。

 

著者:住吉こはる/50代女性・主婦

イラスト:藤まる

 

まとめ

これまで特に生理に問題がないと、貧血などの症状が生理によるものだと気付かなかったり、軽く見てしまったりすることもありそうです。何らかの異常を感じたときは自己完結せず、受診することをおすすめします。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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