「休みたい」と言えなかった
当時私が働いていたのはカフェでした。真夏でしたが、キッチンの冷房は故障中。さらに私は生理中で、いつもより生理痛が重い日でした。
それでも、初めてのアルバイトということもあり、「つらい」と言い出す勇気がありませんでした。水を飲むタイミングを自分から切り出すこともできず、「もう少し頑張ろう」と動き続けていたのです。
突然、目の前が真っ暗に…
仕事を続けているうちに、少しずつ目の前がぼんやりしてきました。
「なんだかおかしい……」
そう思った次の瞬間、力が入らなくなり、その場でよろけてしまったのです。近くには熱を持った業務用オーブンがあり、倒れそうになった私を先輩が慌てて支えてくれました。
そのときでした。
「〇〇ちゃん(私)! 髪が焦げてる!」
先輩の声ではっとして髪に触れると、毛先が少し焦げていました。どうやら、倒れそうになった拍子にオーブンの熱で焦げてしまったようです。幸い大きなやけどはなく、すぐにオーブンから離れられたため、大事には至りませんでした。
女性の先輩は水と薬を用意してくれ、休憩室でしばらく休ませてくれました。
無理をしないことも大切
少し休むと体調は落ち着きましたが、私は後悔の気持ちでいっぱいでした。「迷惑をかけたくない」という気持ちから無理をした結果、自分だけでなく周囲にも心配をかけてしまったからです。
あの日以来、生理中は無理をしないこと、体調が悪いときは早めに周囲へ伝えることを心がけるようになりました。
以前の私は「生理くらいで」と思われるのが怖くて、体調不良を周囲に伝えられませんでした。でも、あの日の出来事を経験してからは、無理をして事故につながるほうが、もっと周りに迷惑をかけてしまうのだと実感しています。
自分の体を守ることも、安心して働くためには大切なことなのだと教えてくれた、忘れられない出来事です。
著者:斉藤美奈/20代女性・専門学生。馬車馬のようにバイト。趣味は映画鑑賞と音楽で夏場はよくフェスに行きます。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※AI生成画像を使用しています
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