水上アスレチックで大盛り上がり!
当時、小学6年生の娘には仲の良い友だちグループがいました。その友だち家族と一緒に県外の水上アスレチックへ遊びに行ったときのことです。
池の上に張られたロープや丸太を渡るコースはスリル満点で、子どもたちは「絶対落ちないから見てて!」と競い合うように挑戦していました。
もちろん、失敗すれば池へドボン。それでも子どもたちは大笑いしながら何度もチャレンジし、親たちは「若いってすごいね」と笑いながら見守っていたことを覚えています。
笑顔が消えた友だち…
コースの終盤、娘の友だち・Aちゃんがロープから足を滑らせ……勢いよく池へ落ちてしまいました。
腰までびしょ濡れになったAちゃんを見て、その場のみんなは大笑い。「すごい落ち方だったね」「着替え持ってきた?」と次々に声をかけました。
ところが、水から上がったAちゃんは、さっきまでみんなと笑っていたのがうそのように、急に笑顔をなくしてしまったのです。
「どうしたの? ケガでもした?」
子どもたちが心配そうに集まる中、Aちゃんはうつむいたまま何も答えません。すると、Aちゃんのお母さんが周りの保護者へ向かってこう言いました。
「この子、今生理中なの。早く着替えさせないと」
周りの大人たちは「あら、そうなの」「それは早く着替えたほうがいいね」と声をかける程度で、その場の雰囲気も変わりませんでした。
ところが、その瞬間、Aちゃんは顔を真っ赤にして、「もう! 言わないでよ!」と、お母さんに抗議したのです。
まだ初潮を迎えていない娘は、その様子を不思議そうに見つめていました。
「何が内緒なの?」娘の質問に考えたこと
帰宅後、娘が私に尋ねてきました。
「ねえ、Aちゃんは何で『言わないで』って怒ってたの?」
私は一瞬、言葉に詰まりました。生理は体が成長した証であり、決して恥ずかしいことではありません。でも、人には知られたくないと思う人もいます。
私は娘に、こう伝えました。
「生理は恥ずかしいことじゃないよ。でも、人によっては『あまり知られたくない』って思うこともあるんだ。Aちゃんも、みんなの前で急に話されてびっくりしたのかもしれないね」
娘は少し考えてから、「そっか。みんなに知られたくない人もいるんだね」と納得したようにうなずきました。
Aちゃんのお母さんも、娘を心配してとっさに口にしただけで、悪気はなかったのだと思います。今回のことで、生理に対する感じ方は人それぞれなのだと、改めて気づかされました。
いつか娘にも生理がくる日が訪れます。そのときは、体の変化について正しく伝えるだけでなく、娘の気持ちに寄り添いながら話をしていきたいと思った出来事でした。
著者:新谷けご/40代女性・2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
※AI生成画像を使用しています
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