こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。赤ちゃんが1歳過ぎて、母乳やミルクよりも、離乳食を食べる量が増えてきたら悩むことのひとつが、外出時に困るのが赤ちゃんの食事。
お弁当を持って行くにしても、長時間保存はできないし、とくにこれからの季節、食中毒が心配でもあります。じゃあ、ママたちと一緒に外食できたら、と思いますよね。ということで、今日は「赤ちゃんがお子さまランチを食べられるようになるのはいつから?」というお話しをしたいと思います。
幼児期後半になってからが安心
結論から言うと、お子さまランチは幼児期になってからをおすすめしています。その理由。お子さまランチは、味付けが濃い 、揚げ物が多い 、野菜が少ない、量が多いものがほどんどだからです。
もちろん、頻繁に食べるものではありませんので、「たまにはいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、まだまだ1歳です。内臓の未熟さを考えると、揚げ物たっぷりのお子さまランチはおすすめできません。
お子さまランチの中身を確認する
お子さまランチにうどんを提供しているお店もあります。赤ちゃんにとって負担のないメニューを選んであげましょう。とはいえ、お子さまランチのうどんは味付けが濃いです。味を薄めてあげましょう。
お弁当やベビーフードを持って行く
もし可能であれば、お弁当やベビーフードを持って行きましょう。お弁当を持って行くときはできたてのものを、しっかりと保冷して持ち運びましょう。これからの季節は食中毒が心配ですので、ベビーフードが安心かもしれませんね。
外食のときはどうすればいい?
取り分けできそうなものを選ぶ
お子さまランチを選ばなくてもOKです。大人が赤ちゃんに合わせて注文をするといいですね。私は息子と娘が3歳くらいになるまでは、常にうどんを頼んでいました。うどんの麺だけを小さい器に入れて、湯冷ましで薄めるなど工夫をしていました。
揚げ物は衣をとる
もし、揚げ物がある場合は、衣をとって食べさせましょう。
初めて食べる食材がないか確認
外食するときに始めて食べるという食材は避けましょう。新しい食材は、お家で病院があいている時間に食べる。ママに余裕があるときのほうが安心ですね。
お子さまランチと聞くと、大人もウキウキしてしまいますが、赤ちゃんにはもう少しだけがまんしてもらいましょうね。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。