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義姉「叱るなんて母親失格!」育児本片手にお説教→「お手本お願いします♡」完璧な育児論、10分で崩壊!

私は元気いっぱいの双子の男の子を育てるママです。初めての育児がいきなり2人分……。毎日てんやわんやで過ごしています。そんななか、頻繁に電話をかけてくる義姉には少し困っていました。何かにつけて「アドバイス」と言って口を出してくるのです。

適当に聞き流してくれと夫は言いますが、義姉は最近、7年間連れ添った夫と離婚したばかりでした。ショックでふさぎ込んでいた姿を見ていたので、少しでも気が紛れるなら……と思って、私なりに話に耳を傾けていました。

義姉のありがた迷惑

義姉いわく、自分の離婚は「知識不足」が原因だったとのこと。真意のほどはわかりませんが、離婚のショックを埋めるかのように、義姉の読書熱に火がついてしまったのは間違いありません。

 

離婚後、とにかくあらゆる夫婦関係の本を読みあさり、そこで得た知識を私に勧めるようになりました。しかし、夫婦の形や考え方はさまざまです。正解を決めつけられるのは、正直少し窮屈に感じていました。

 

やがて義姉の興味関心は、私の育児へと向かっていきました。「あなたのため」と言って、最近は子育て関連の本を読みあさるようになったのです。

 

 

理想の育児?

それからしばらくして、義姉が突然わが家にやってきました。時間は平日のお昼過ぎ。義姉はすっぴんで部屋着姿の私と、おもちゃが散らかったリビングを見て、「子どもはきちんと整理整頓した環境で育てないと!」とため息をつきました。

 

動き回る双子の育児は想像以上に体力を使い、部屋が片付くのは子どもが寝てからのわずかな時間のみ。落ち着いて食事をする余裕もなく、日中からきっちりメイクをするなんて到底無理な状況でした。

 

そんななか、小言を言いながらおもちゃを拾い集めていた義姉に、息子が投げた柔らかいボールが当たってしまいました。私は慌てて「おもちゃは投げたらダメよ」と息子に注意しました。

 

 

すると義姉は「ダメ! 叱らないで! そんなふうにすぐ叱るなんて母親失格よ!」と、得意げに1冊の本を差し出してきました。義姉いわく、母親に大切なのは心の余裕だそうです。余裕を持ってこそ“良い子育て”ができるので、いちいち怒るのはよくないのだとか。

 

しかし、ものを投げるクセがつけば、いつか誰かにけがをさせてしまうかもしれません。「叱ったのではなく、いけないことはいけないと教えたんです」とやんわり伝えても、義姉は納得しませんでした。

 

その後も義姉の育児へのアドバイスが止まらないため、それなら実際の育児を少し体験してもらったほうが早いと思った私は、双子のお世話を義姉にお願いしてみることにしました。

 

 

育児のリアル

数日後の約束の日、義姉は付箋がたくさん貼られた育児本を持ってやってきました。「私が理想の育児を見せてあげる」と意気込む義姉に双子を任せ、私はたまった家事を片付けるために別室へ移動しました。

 

しかし、義姉が慣れない様子で子守歌を歌うと、子どもたちは見慣れない状況に驚いてギャン泣き。慌てて双子のひとりを抱っこすると、髪の毛を引っ張られたり鼻の穴に指を突っ込まれたりして、義姉は思わず「ダメ!」と大声を出してしまいました。

 

その足元では、もうひとりが義姉のスカートの裾を引っ張って遊び始めています。私にとっては日常の光景でしたが、義姉は10分も経たないうちにすっかり疲れ果ててしまいました。

 

「ダメって言ってるでしょ! なんでわからないの!?」

 

つい声を荒らげる義姉に、私は別室から戻り、静かに声をかけました。「叱ったらダメって、本に書いてあったんじゃないですか……?」ぐうの音も出ない義姉に、私は育児に絶対的な正解はないこと、育児書に書かれているのはあくまでひとつの考え方であることを伝えました。

 

 

義姉のその後

義姉は「本で読んだ通りにはいかないのね……」と肩を落とし、帰っていきました。置いていった本にはびっしりと付箋が貼られており、義姉なりに一生懸命勉強してくれていた様子がうかがえました。せっかくなので、私もしっかり読んで参考にさせてもらおうと思います。

 

その後、義姉からの押し付けはなくなり、私は自分のペースで育児に専念できるようになりました。義姉は「今は自分のことを見つめ直す時間が欲しい」と言い、実家に戻って新しい仕事に就くための資格勉強を始めたそうです。

 

勉強熱心で真面目な義姉のことですから、きっと新しい目標に向かって進んでいけると思います。次に会うときは、お互いの近況を穏やかに話せたらいいなと思っています。

 

◇ ◇ ◇

 

育児本や周囲のアドバイスが参考になることはありますが、子どもの性格や家庭の状況はそれぞれ違います。どんな方法が合うのかは、実際に子どもと向き合う中で少しずつ見つけていくものなのかもしれません。

 

大切なのは、完璧な育児を目指すことではなく、ママと赤ちゃんが笑顔で過ごせること。育児にたったひとつの正解はないからこそ、誰かのやり方を一方的に否定せず、それぞれの親子に合った形を大切にしたいですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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