ある日、家電量販店のキャンペーンに応募したところ、なんとグアムのホテル宿泊券が当選。ペアチケットでしたが、追加料金を払えば人数を増やせるとのこと。
これからお世話になる義両親とも仲良くなりたいと考え、私の費用負担で4人で行くことを提案しました。義両親にグアム旅行の話を伝えると、すごく喜んでくれました。
義両親のやりたい放題に限界!
これを機に、義両親は私たちのマンションへ頻繁に遊びに来るようになりました。最初は歓迎していたのですが、万が一のためにと渡していた合鍵を使い、私が仕事で不在の間に勝手に上がり込むように。
ある日帰宅すると、義母は勝手にキッチンを使って料理をし、義父は私のワインを開けてくつろいでいました。「ただいま……えっ!? どうしてここにいるんですか?」と驚く私に、「遊びに来たのよ!」と悪びれる様子もありません。
夫に「少し控えてもらうよう言って!」と頼んでも、「別にいいじゃん! そうだ、お前のお金で家政婦雇おうよ! そしたら部屋も汚れずに済むし!」とトンチンカンな提案をするばかり。
さらに数日後、夫は唐突に仕事を辞めると言い出しました。
「あ、そうだ。俺、明日で仕事を辞めるから。お前が稼いでるんだから、俺が働く必要はないだろ!」
この発言と義両親の態度に、私の頭の中で「離婚」の二文字がはっきりと浮かびました。そして、私はある計画を実行することを決意したのです。
空港で叫ぶ義家族
旅行の数日前。夫が突然、私に向かって「今回の旅行、俺たちだけで行くから、お前は留守番な! 俺の家族が来るのいつも嫌がってるから、一緒に行かないほうがいいだろうと思って、俺が親のこと見ててやるからお前は家でのんびりしてろよ」とドヤ顔で言い放ちました。
せっかく私が費用を出したのにと心底あきれましたが、私にとっては好都合。
心の中でニヤニヤしながら、「そう……気をつけてね♪」と笑顔で送り出しました。不思議そうに顔を見合わせた3人でしたが、首をかしげながら家を出て行きました。
その後、私はあらかじめ手配していたタクシーで両親を迎えに行き、空港へと向かいました。空港に到着したころ、夫から着信が……。
電話に出ると、夫がすごい剣幕で「おい! カウンターで予約がないって言われたぞ!! どういうことだ!」と叫びます。さらに「パスポートも見せろと言われて見せたのに、それでもダメだったんだぞ!!」と嘆く義父。
電話の向こうでパニックになる夫と義両親に向かい、私は冷静に答えました。
「追加料金を払って、航空券とホテルを手配したのは私だよ? 代表者も支払いも私。あなたたちが勝手に私を置いて行くと言い出したから、出発前に旅行会社へ連絡して、あなたたちの航空券はキャンセルしてもらったの。そのうえで、私と両親の名前で取り直した。ホテルの宿泊者名も変更済み。だから、あなたたちが行ける旅行なんて、もうどこにも残ってないの」
私の言葉に、夫は絶句しました。私はさらに言葉を続けました。
最後の罰と新たな未来
「帰国したら離婚するから」
すると、電話口でそれを聞いていた義母が「賃貸を引き払って、あなたのマンションに同居する予定だったから離婚はダメよ!」と叫び出しました。さらに義父も「息子も仕事を辞めてしまったんだから、離婚だけは勘弁してくれ!」と、私を都合よく利用しようとする叫びが聞こえてきます。
離婚だけは! とすがる夫に、私は「無理。こちらは弁護士を立てて、何が何でも離婚するつもりだから! じゃあね」と言い放ち、通話を切りました。
帰国後、弁護士を通じて私たちは即離婚。住む場所を失った元義両親と無職の元夫は、慌てて古いアパートを借りたそうです。元義父は再就職先を探そうともせず飲み歩き、元夫はアルバイトを掛け持ちして、なんとか生活していると噂で聞きました。
私はというと、あれから平穏な日常を取り戻し、仕事に邁進しています。人生、何が起こるかわからないけど、自分の幸せは自分で守っていきたいと思います。
◇ ◇ ◇
付き合っていたころはやさしかったのに、結婚したとたんに態度が変わり、家族に依存したり、責任を放棄したり。「こんな人だったっけ?」と違和感を覚えながらも、なんとかうまくやっていこうと我慢してしまうこともあるかもしれません。しかし、一度壊れた信頼は簡単には戻りません。違和感に気づいた時点でしっかりと相手と向き合い、それでも変わらないなら、自分自身の幸せを守るための決断をしたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。