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友人「お前は出ていけw」会社と婚約者を奪われ傷心旅行へ⇒後日…「戻ってこい!」懇願してきたワケ

僕は友人のB山と共同で観光会社を経営していました。婚約者との結婚も間近に控え、仕事も私生活も順調だと思っていたのですが……ある日を境にすべてが崩れ始めたのです。

会社も婚約者も失って…

B山とは数年間、苦労も喜びも分かち合ってきたつもりでした。ところがある日、B山に呼び出された会議室には、なぜか僕の婚約者がいました。「どうしてここにいるの?」と尋ねると、二人は返事をする代わりに手をつないだのです。

 

そしてB山から突然、「お前、もうこの会社にいらないんだよ」と言われました。僕が「いらないってどういう意味?」と問い返すと、B山は鼻で笑って「この会社は俺ひとりで十分だ。お前はもう来なくていい。会社を辞めろ」と答えたのです。

 

さらに彼女も「B山くんと付き合うことにしたから別れて。彼のほうがやさしいし、将来性もありそうだと思ったの」と悪びれもなく言いました。B山も「そういうことだから、お前はもう出ていけよ」と追い打ちをかけてきます。

 

共同経営者である以上、すぐに会社を手放すわけにはいきません。それでも、あまりのショックでその場にいるのが限界で……僕は最低限の荷物だけをまとめ、逃げるように会社を出たのです。

 

雨の日の旅先での出会い

数日後、何も考えられないまま、僕は気分転換に山あいの小さな町へ向かいました。ところが到着した日はあいにくの土砂降り。観光する気力もなく、観光案内所に立ち寄ることにしました。

 

そのとき、ベンチに座り、ずぶぬれのまま「ウッ、ウッ……」と泣いている女性に気づいたのです。放っておけず、僕は「大丈夫ですか? よければどうぞ」と傘を差し出しました。

 

女性はA美さんと名乗り、祖父母と観光事業を続けているものの、集客が伸びず苦しい状況だと打ち明けてくれました。

 

A美さんの「親戚にも見放されて、もうどうしたらいいのかわからなくて……」という言葉を聞いた瞬間、僕は自分のことのように胸が痛みました。そして、つい勢いで「僕も観光会社を経営していたので、力になれるかもしれません」と口にしてしまったのです。

 

A美さんは涙を拭い、「本当に……? 助けてくれる人なんて、もういないと思っていました」と小さく笑いました。失意の旅先で、僕は思いがけず新しい縁に出会ったのです。

 

反撃の始まり

僕はA美さんの祖父母が守ってきた土地の魅力を整理し、案内文やSNS、予約ページを整えました。すると、もともと景色や体験には十分な魅力があったため、発信の形を変えるだけで少しずつ反応が増えていったのです。

 

「この川は、夜になると星空が川面に映ってきれいなんです。もっとたくさんの人に見てほしいな」

 

そう語るA美さんの表情は、とても輝いていました。

 

一方、B山が仕切るようになった会社は、僕が離れてから急速に崩壊していったそうです。社員たちは「友人を裏切って自己保身しかしない人についていく気はありません」と次々に退職したのだとか。

 

やがてB山と元カノは、僕の居場所を聞きつけて町までやって来ました。「なんでこんな田舎にいるのよ!」「会社がつぶれそうなんだ。戻って何とかしろ!」と激高する二人に、僕は「追い出したのはそっちだろ。都合のいいときだけ頼るなよ」ときっぱり告げました。

 

するとA美さんも「彼は今、私たちに必要な人なんです。もう振り回さないでください」と言ってくれました。その言葉に、僕は救われたのです。

 

裏切りの清算と新しい未来

僕はB山と元カノに向き合い、「会うのはこれで終わりにしよう。会社にも未練はない」と告げました。そして婚約破棄については、弁護士に相談して慰謝料請求を進めると伝えました。

 

「そ、そんなお金ないって……!」と慌てる彼女に、僕は「自分の行動に責任を取るのは当たり前だろ?」と返しました。

 

その後、元の会社では社員が激減し、業績も悪化。言い争いが増え、二人はしばらくして破局したそうです。

 

僕はA美さんと共にその土地に残り、観光事業を立て直す日々を送っています。忙しい毎日ですが、新たな挑戦は充実しています。そして、僕たちは少しずつプライベートでも距離を縮めていきました。

 

すべてを失ったと思っていた旅先で、僕は新しい仕事と大切な人との未来を手に入れたのでした。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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